「耳はダンボです」係全員で若手を育てる、舞鶴市役所のリアル
今回は、舞鶴市役所の土木課・整備係で働く、係長と若手職員のお二人にお話を伺いました。市民の暮らしを支える「維持管理」の仕事は、具体的にどんなことをしているのか。
そして、新人がぶつかる壁と、それを乗り越えるための職場のサポート体制とは。
インタビューの様子を、どうぞご覧ください。

動画の目次
00:12 土木課について教えてください
00:31 整備係のお仕事内容を教えてください
01:40 どのように仕事を覚えていきましたか?
02:12 入庁して半年、今は1人で現場に行くこともあるんですか?
02:51 仕事で難しいなと思うことはありますか?
03:42 「ブラザーシスター制度」について教えてください
04:31 係としての教育方針はありますか?
06:04 仕事のやりがいを教えてください
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市民の声が、仕事の始まり。経験がものをいう維持管理の現場
私たちの整備係は、約800kmにも及ぶ市道の除草や舗装の補修、災害時の通行規制など、市民の安全な暮らしを守る「維持管理」を担っています。
仕事の多くは、市民の方からの「危ないですよ」「蓋が割れていますよ」といった電話から始まります。その一本の電話から現場に直行し、状況を判断してすぐに行動に移す。
レスポンスの速さと的確な判断が求められる、経験がものをいう職場です。

一番の仕事は「会話力」。市民の要望に応えるために
土木技術者というと、専門知識ばかりが必要だと思われがちですが、私たちが最も重要視しているのは「会話力」です。
市民の方のお話をしっかり聞き、何を求められているのかを正確に理解すること。それができなければ、どんなに良い技術があっても、本当に市民のためになる仕事はできません。
だからこそ、若手にはまずカウンターに立ってもらい、日々経験を積むことを大切にしています。

新人を見守る「ブラザーシスター制度」と、係全員の“ダンボの耳"
舞鶴市には、年の近い先輩が新人をマンツーマンでサポートする「ブラザーシスター制度」があります。業務だけでなく、精神的なフォローをしてくれる存在がいるので、安心して働くことができます。
それに、新人がカウンターで対応している時は、係のみんなが仕事をしながらも「大丈夫かな」と耳をダンボにして聞いているんです。間違えそうになったら、先輩がスッとフォローに入る。
係全体で若手を育てようという雰囲気があります。
