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安城市役所

安城市は昭和27年5月5日に市制を施行し、県下13番目の市として誕生しました。明治用水の豊かな水にはぐくまれ「日本デンマーク」と呼ばれるほど農業先進都市として発展してきましたが、中部経済圏の中心である名古屋市から30キロメートルという近い距離や、豊田市などの内陸工業都市や碧南市などの衣浦臨海工業都市に隣接するという地理的条件にも恵まれ、自動車関連企業をはじめとする大企業の進出、住宅団地の建設が盛んになり、急速に都市化が進んできました。 また、工場や住宅がたくさんできたことによって商業も盛んになり、市制施行当時37,704人であった人口は、今では19万人ほどに成長し、農・工・商業のバランスのとれたまちとなっています。

100年後のまちづくりを見据えて!~未来をカタチにする仕事、安城市土木技術職の魅力~

安城市役所

2025/04/08

愛知県安城市役所で土木技術職として働く杉浦さんのインタビュー記事です。

土木技術職として採用された後、土木関係の業務だけではなく、財政課や企画政策課といった管理運営部門のほか、国交省への出向経験など、幅広い業務に携わってきたそうです。

 

そんな杉浦さんに、土木技術職としてまちづくりに携わることができる喜びのほか、他ではない安城市で働く意義ややりがいについてお伺いしました。未来に向けたまちづくりをする楽しみ、そこに土木技術職として携わる魅力がとても良く伝わる内容となっています。

 


ー杉浦さんの簡単な経歴を教えていただけますか?

 

杉浦:生まれも育ちも安城市で、高校まで地元で過ごしました。大学は岐阜にある大学の農学部に進学し、農業土木を専攻していました。卒業後、新卒で安城市役所に入庁し、現在に至ります。

ー農業土木を学ぼうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

 

杉浦:元々は、バイオテクノロジーを中心とした生物関係の分野に興味がありましたので、大学選びでは、カリキュラムを調べたうえで、ここなら面白そうだと思った大学に進学しました。ところが、気づけば農学の中でも農業土木を学んでいました。バイオテクノロジーとは全然違う分野ですよね(笑)

 

ただ、魚道と言われるような魚の移動を助けるための研究をすることもできましたので、これはこれで生物に関わる研究に携わることができ、結果的には良かったと思っています。

 

ー民間企業と自治体、就職先として悩んだりはしましたか?

 

杉浦:私が就職活動をしていた頃はちょうど就職氷河期であり、民間企業への就職も考えましたが非常に厳しい状況でした。正直なところ「公務員になってこれがやりたい!」という強い思いがあったわけではありませんが、安定していて、地元にも貢献できそうだな、という理由で公務員を目指すこととしました。

 

ー数ある自治体の中で、安城市を志望した理由を教えてください。

 

杉浦:地元に貢献したかったから、それにつきますね(笑)

 

ただ、実を言うと愛知県庁も受験していました。学生時代に農業土木を専攻していたこともあり、農業職として働くのもいいかと考えていたのですが、市町村だとなかなか農業職の募集はないんですよね。愛知県庁では農業職を募集していたため、受験してみたというところです。一方、市町村については安城市役所一本に決めていました。地元が好きだったので他の市役所で働こうとは思わなかったですね。

ー入庁してから、これまでにどのような業務に携わってきましたか?

 

杉浦:入庁後、まずは水道工務課で水道管の敷設に携わりました。続いて土木課で側溝の敷設など生活道路の整備に携わり、土木技術職としての現場経験を積みました。

その後、国土交通省中部地方整備局に出向させていただき、国道23号の整備に携わる機会をいただきました。この経験は私にとって非常に大きなものでした。

 

安城市に戻ってからは、再度土木課に配属され、今度はもう少し大きな道路の整備に携わりました。その後は、財政課予算係や企画政策課企画政策係など、土木以外の業務も経験しました。

 

土木技術職としては珍しい経験かもしれませんが、事務職的な部署での経験を積むことで、市役所全体の仕事の流れや、各部署の役割を理解することができ、自らのスキルアップにつながったと感じています。企画政策課では係長として、総合計画の改定などに携わりました。現在は、都市計画課で、鉄道駅を中心としたまちづくりに取り組んでいます。

ーこれまでの業務の中で、特に印象に残っている経験はありますか?

 

杉浦:国土交通省中部地方整備局に出向していた時のことは忘れられないですね。土木技術職として仕事をするうえで、市役所でも学ぶことは多いですが、市とは異なる視点で仕事をさせていただいたことで、土木技術職としてだけでなく、仕事をする上での考え方の基礎的な部分を築くことができたと感じています。国土交通省では様々な経験をさせていただきましたが、やはり国としての事業規模というものを体感しました。

 

また、その時設計に少しだけですが携わった蒲郡バイパスのトンネルが、今年3月に開通しました。20年近く前に自分が携わったものがいよいよ形になり、多くの人に使ってもらえるというのは、土木技術者としてこの上ない喜びですよね。

 

ー安城市ならではだと思うような業務や経験はありますか?

 

杉浦:安城市は、「ららぽーと安城」やマンション、アリーナ(正式名称未定)など、民間による投資が続いており、今まさに大きく変わろうとしているところなので、他の自治体ではなかなか経験できないような事業にも挑戦できるのではないかと考えています。

 

例えば、現在進めている鉄道駅を中心としたまちづくりなど、将来のまちの姿を描くようなプロジェクトに携わることができることは、安城市ならではの魅力だと考えています。今のまちの状況を知りながら、将来の理想のまちの姿を描くということは、大きなやりがいを感じられますよ。

ー土木技術職として働くやりがい、魅力を教えてください。

 

杉浦:地域住民の生活環境をより良くするために、計画から設計、工事、管理まで、一貫して携わることができる点は大きな魅力です。そのうえで自分が携わった仕事が、地域の皆さんに喜んでいただけたときは、この仕事をしていて良かったと心から思います。

 

また、自分が携わった道路や橋などが地図に載り、そして多くの人々に利用され、地域の生活環境が向上したことを感じられた時は、大きなやりがいを感じることができます。

 

ー入庁前と後で、公務員に対するイメージにギャップはありましたか?

 

杉浦:やはり公務員といえば、定時ピッタリで帰れて、決められた仕事を機械的にこなしていく、というイメージを持っていましたね(笑)私が公務員になることが決まったときも、周囲からは「定時帰りができていいよな~」などと言われたりもしました。

 

しかし、実際に入庁してみると、皆さん、それぞれの仕事に熱意を持って取り組んでおり、市民のために真剣に仕事をしています。ときには残業をすることだってあれば、少々議論に熱くなりすぎるようなことだってあります。

ー民間企業と自治体で働くことの違いはどこにあると感じますか?

 

杉浦:民間企業で働いた経験がないので、個人的な感覚にはなってしまいますが、自治体では、公共性という点を非常に重視していると感じます。事業を進める際には、市民の声を聞き、地域社会全体にとって良い方向へ進むよう、常に考えていかなければなりません。

 

民間企業では、利益を優先することも多いかと思います。もちろん、自治体でも限られた財源をより効果的に使う必要はありますが「利益追求」ではなく「市民生活の向上」のために事業を行うことができます。この点は、自治体で働くやりがいであり、民間企業と異なる部分ではないでしょうか。

 

ー長年働かれてみて、安城市役所の雰囲気はいかがですか?

 

杉浦:公務員というと「堅い」とか「厳しい」といったイメージがあるかもしれませんが、安城市役所は、職員同士のコミュニケーションが活発で、風通しの良い職場だと思っています。

 

年齢や役職、組織の枠を超えて、親身になって相談に乗ってくれる方が多いので、若い方であってもとても働きやすい環境ではないでしょうか。周囲の人からも、安城市役所の職員は話しやすい、優しいといった評判を耳にすることがあるので、本当に温かい人が多いのだと思います。

 

ー安城市役所の受験を考えている方に向けて、メッセージをお願いします。

 

杉浦:安城市は今まさに大きな変革期を迎えています。「ららぽーと」などの民間の大型施設の建設が進む中、鉄道駅周辺のまちづくりなど、まちの未来を大きく変える可能性のあるプロジェクトが動き出そうとしています。

 

人口減少に悩む自治体が多い中、安城市はまだまだ成長する可能性があると考えています。街づくりを担う技術職にとって、これほどやりがいのある環境は他には無いと思いますよ!ぜひ安城市の未来を一緒に創っていきましょう!

 

熱い思いを持った皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています!

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年2月取材)

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安城市は昭和27年5月5日に市制を施行し、県下13番目の市として誕生しました。明治用水の豊かな水にはぐくまれ「日本デンマーク」と呼ばれるほど農業先進都市として発展してきましたが、中部経済圏の中心である名古屋市から30キロメートルという近い距離や、豊田市などの内陸工業都市や碧南市などの衣浦臨海工業都市に隣接するという地理的条件にも恵まれ、自動車関連企業をはじめとする大企業の進出、住宅団地の建設が盛んになり、急速に都市化が進んできました。 また、工場や住宅がたくさんできたことによって商業も盛んになり、市制施行当時37,704人であった人口は、今では19万人ほどに成長し、農・工・商業のバランスのとれたまちとなっています。

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