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 坂井市には多くの強みがあります。住みよい環境、人々の絆や繋がり、感謝と思いやりの心、歴史、自然、食文化など、非常に豊かであること。これは我々住む者としての財産であり、誇りとなるものです。  こうした本市の地域資源にますます磨きをかけ、この坂井市を笑顔と活気あふれるまちにするとともに、幸せと希望に満ちた坂井市を創っていくためには、職員が「チームさかい」として一丸となることが必要です。  坂井市の次なるステージに向け、「チームさかい」の一員として私たちと一緒に「明るく、元気に、前向きに」笑顔あふれる未来の坂井市を創りましょう。 坂井市長 池田 禎孝

新卒入庁・転職して入庁 それぞれの立場から見た坂井市保健師の働きがい~地域に寄り添う仕事の魅力~

坂井市役所

2025/06/16

坂井市役所で保健師として働く熊谷さんと山本さんのインタビュー記事です。新卒で入庁し多様な分野を経験する山本さんと、看護師から転職し母子保健を担う熊谷さん。お二人が坂井市で働く魅力、仕事のやりがい、そして保健師という専門職のリアルを語ります。

 

ーまずはお二人のご経歴と、保健師を目指されたきっかけについて教えてください。

 

山本:4年制大学を卒業後、新卒で坂井市の保健師として採用され、今年で6年目になります。令和2年度入庁で、ちょうどコロナ禍が始まった頃でした。最初は健康増進課で母子保健業務を3年間担当し、その後、社会福祉課で障がい福祉分野を2年間経験しました。

 

現在は再び健康増進課に戻り、主に成人保健、特に後期高齢者健診を担当しています。

 

熊谷:私は大学卒業後、8年間病院で看護師として勤務し、育児休業も取得しました。令和4年度に坂井市の保健師として入庁し、以来ずっと母子保健を担当しています。

 

ー山本さんは新卒で保健師を選ばれたのですね。

 

山本:大学入学時は、看護学を専攻していましたが、取れる資格はとっておこうくらいの気持ちで保健師のコースも選択していました。本格的に保健師として進む道を意識したのは大学4年生の行政保健師実習です。

 

病院とは雰囲気の異なる市役所での実習で、職員の方々がとても優しく、心に余裕を持って働いているように見えたんです。「私もこのような職場で働きたい」と感じました。また、地域に出て多くの人と関わる保健師の姿を見て、一つの場所にとどまらない働き方も魅力に感じました。

 

坂井市を選んだのは、地元の福井県内で働きたいと考えたためです。慣れ親しんだ地域で貢献したいと思い、ご縁があって坂井市で働くこととなりました。

 

ー熊谷さんはもともと看護師志望だったのですか?

 

熊谷:学生時代は全く保健師就職を考えておらず看護師志望でした。大学の方針で全員が保健師国家試験を受験しましたが、私自身は看護師になることしか考えていなかったので、正直、保健師の仕事内容はほとんど覚えていないくらいでした。

 

ーそこから保健師を目指されたきっかけは何だったのでしょうか。

 

熊谷:子どもが生まれたことが一番大きいです。看護師時代は夜勤や残業が多く、子どもとの時間がなかなか取れませんでした。子どもが夫に懐いているのを感じて寂しくもなり、働き方を見直すことを考えました。

 

また、子どもに関わる仕事がしたいという思いもあり、母子保健分野のある保健師を志望しました。ちょうど坂井市で募集があり、自宅からも近く環境があっていたため、応募しました。

 

ー公務員試験の勉強は大変でしたか?

 

熊谷:筆記試験は難しかったです。募集が出てから本格的に勉強を始めたので、期間は2~3ヶ月ほどでした。夜勤の合間や休日に時間を作って勉強しました。面接は雰囲気が良く、楽しく受けられた記憶があります。

 

―入庁後の研修や教育体制についてはいかがでしたか?

 

熊谷:最初はかなり戸惑いました。ある程度大まかに業務を教えてもらい、そこから実践で覚えていくスタイルでした。最初は不安でしたが、むしろ自らどんどん積極的にわからないことを質問していき、学びながら成長していくのが保健師のスタイルなのだと理解しています。

 

山本:私は新卒だったので、逆に常に誰かがついてサポートしてくださいました。訪問も二人体制でしたし、健康増進課の保健師さん全員が「みんなで新人を育てよう」という雰囲気で、本当にありがたかったです。ただ、詳細なマニュアルがあるわけではないので、自分で勉強し、先輩の動きを見て学ぶことは多かったです。

 

ー現在のお仕事内容を詳しく教えてください。

 

熊谷:母子保健担当で、妊娠期から子育て期のご家庭への支援が中心です。母子健康手帳の交付から始まり、パパママレッスン、産後の赤ちゃん訪問、乳幼児健診など、お子さんの発達確認や育児相談に応じています。

 

現在は保健師5名体制で、坂井市の4地区を分担し、チームで連携して業務にあたっています。

 

ー山本さんは成人保健と、以前は障がい福祉もご経験されたのですね。

 

山本:社会福祉課では、障がい福祉サービスの申請受付や利用支援、地域で見守りが必要な方への訪問、病院から地域生活へ移行する方の相談などを担当しました。

 

現在は健康増進課で後期高齢者健診などを担当し、市民の皆様が健康な生活を送れるようサポートしています。

 

 

ー新しい課への異動は大変でしたか?

 

山本:最初は取り扱う法律や制度が全く違うので覚えるのが大変でした。新たな課でも先輩保健師や他職種の方々に教えていただきながら、実務を通して学びました。

 

ー保健師の仕事で驚いたことやギャップはありましたか?

 

熊谷:Excelなどを使う事務作業が非常に多いことは驚きました。実績報告やデータ集計など、数字を扱う業務が多く、特に補助金が絡む場合はミスが許されないため、慎重さが求められます。予算編成など、病院勤務時代にはなかったお金を扱うことの責任の重さを感じました。

 

ー看護師の経験が活きていると感じることは?

 

熊谷:コミュニケーション能力です。患者さん、特にご高齢の方への接し方や言葉遣い、傾聴の姿勢は、看護師時代に培われたものがそのまま活きています。人と信頼関係を築く上での基本は、どの現場でも大切だと感じます。

 

ー保健師として働くやりがいはどんな時に感じますか?

 

熊谷:地域に密着し、妊娠期からお子さんの成長を継続して見守れることです。「熊谷さんいますか?」とご指名で相談をいただけると、頼りにされていると実感でき、とても嬉しいです。

 

ーご自身も坂井市で子育てをされている経験が仕事に活きることは?

 

熊谷:地域の遊び場情報など、自身の体験を交えて具体的にお伝えできることです。「私も同じように悩みましたよ」と共感することで、お母さん方に少しでも安心していただけたらと思っています。

 

 

ー山本さんもやりがいについて教えて下さい。

 

山本:やはり人と深く関われることです。以前相談に乗った方から再度声をかけていただけると、自分の仕事が役立てたのかもしれないと自信になります。また、直接支援する対象者だけでなく、健診などを手伝ってくださる地域のボランティアの方々との関わりも大きな魅力です。「一緒に地域を良くしたい」という温かい気持ちを持った方々と協働できるのは、保健師ならではの喜びです。

 

ー職場の雰囲気はいかがですか?

 

山本:今でも忘れられないのが、採用試験の面接で坂井市役所を訪れた際、通りすがりの職員の方が「頑張ってね」と声をかけてくださったんです。

 

その一言が本当に嬉しくて、「こんな温かい人がいる職場で働きたい」と強く思いました。実際に入庁してからも、皆さん本当におおらかで、人に恵まれていると感じています。

 

熊谷:本当に穏やかな方が多いというのが第一印象で、今も変わりません。保健師だけでなく、他課の方も含めてです。上司も部下に対して思いやりを持って接してくださり、お互いを気遣い、尊重し合える良い雰囲気です。

 

ーワークライフバランスについてはどうでしょう?

 

熊谷:非常に取りやすい環境です。繁忙期には残業もありますが、メリハリをつけやすく、有給休暇も計画的に取得できます。定時で帰れることも多いので、育児との両立もしやすく満足しています。

 

山本:自分の裁量で比較的自由に休みを取れますし、周囲も快く送り出してくれる雰囲気です。お互い様という気持ちで協力し合える文化が根付いています。

ー坂井市の生活環境としての魅力は?

 

熊谷:とても住みやすく、子育てにも良い環境です。程よく自然があり、商業施設も充実していて生活に困ることはありません。

 

ー最後に、お二人の今後の展望をお聞かせください。

 

山本:まずは様々な分野を経験し、知識やスキルを積み重ねていきたいです。どんな相談にも的確に対応できる、頼られる保健師になることが目標です。自分から積極的に学び続ける姿勢を大切にしたいです。

 

熊谷:私も、今後も多様な経験を積み、学び続けたいです。行政保健師としてでしか学べないことを吸収し、市民の皆さんのために何ができるかを常に考え、地域の方々が安心して暮らせるまちづくりに貢献できたら嬉しいです。

 

ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年5月取材)

 

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