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檜枝岐村役場

檜枝岐村は福島県の南西部に位置し、尾瀬国立公園の福島県側の玄関口です。人口は508人(2023年9月末時点)と非常に小さな自治体で、標高が900m前後のため冬は2mを超える積雪がありますが、夏は涼しくとても過ごしやすい村です。 コンビニも大きなスーパーも無いうえになど、不便なこともある田舎ですが、不便なことがある小さい村だからこそ、人と人とのつながりをとても大切にしており、だれもが村になくてはならない存在になります。そんな檜枝岐村で、一緒に村の未来づくりにチャレンジしてくれる方を探しています。

福島県檜枝岐村の魅力に惹かれて再移住~尾瀬の玄関口から情報発信~

檜枝岐村役場

2023/10/30

福島県檜枝岐村に移住し、地域おこし協力隊として観光案内所で働く矢巻さんにお話を伺いました。
 

—2022年に地域おこし協力隊に入られる前はどのような仕事をされていましたか?

 

矢巻:アウトドアメーカーの営業担当として、群馬県にあるオフィスで3年半ほど働いていました。

 

—なぜ移住先に檜枝岐村を選ばれたのですか?

 

矢巻:実は、檜枝岐村への移住は2回目なんです。

 

アウトドアメーカーに勤務する前、この地域の仕事を経験してみないかという話をいただいて移住したのが最初です。その時は臨時職員のような立場で仕事をさせてもらったり、個人経営の山小屋で尾瀬国立公園をはじめとして、尾瀬周辺のガイドを務めるなどしていました。この仕事は半年間の限定だったので、期間満了後に前職のアウトドアメーカーに就職したというわけです。でもやっぱり山に関係する仕事がしたいと思っていたところに、地域おこし協力隊の制度を知り再移住してきました。

—2回目の移住後はどのようなお仕事をされていますか?

 

矢巻:今は観光案内所で働いています。例えば、お客さんが来たら山や道など、周辺の情報をご案内するのが仕事です。山開きや釣り大会、伝統芸能の「檜枝岐歌舞伎」などの村のイベントの手伝いもしています。檜枝岐村ではやっぱり山関連の仕事がメインになりますね。

 

このほか、前職のアウトドアメーカーで営業職として働いていたときのつながりが活かせないかと思い、去年12月から北関東圏のアウトドアショップやスポーツショップに足を運ぶようになりました。このほか、新規の旅行会社や観光案内所なども訪問しています。このような場所で、お客さんに尾瀬や檜枝岐村をおすすめしてもらえないかと思いまして。

 

パンフレットや特産品を展示してもらうブースを設けてもらっているので、檜枝岐村の認知度アップと集客につながったらいいなと考えているところです。

 

—今の職場である観光案内所では、何人のメンバーで仕事をしているのですか?
 

矢巻:観光案内所では、観光協会の人と村の観光課の人、そして地域おこし協力隊の僕の9名が働いています。観光案内所に窓口担当として2名が常駐し、他のメンバーは総出でイベントの手伝いに行くといった感じです。
 

—同じ観光案内所で働いているとはいえ、みなさん立場が違うのですね。前職との違いを感じる点はありますか?

 

矢巻:これまでに経験してきた仕事と比べてみると、観光協会での仕事はメンバー同士の連携が取れているなと実感します。メンバーそれぞれに受け持つイベントがあるのですが、自分の仕事が終われば臨機応変に他のイベントを手伝いに行く流れができていますね。

 

立ち話程度のコミュニケーションで情報の共有ができているので、わざわざ打ち合わせの場を設ける必要もなく、仕事が回っています。

 

職場の雰囲気もいいですよ。自由に仕事をさせてもらえていますし、穏やかな人が多いこともあってか人間関係もとても円滑なので、ストレスなく仕事を楽しんでいます。

—観光案内所の仕事のどんな部分に楽しさややりがいを感じますか?

 

矢巻:業務のひとつにSNSの運用があるのですが、自分の発信したことに対して反応が来た時にはやりがいを感じますね。SNSでは、イベントや檜枝岐村の日々の暮らしぶりなどを紹介しています。InstagramにFacebook、Twitter、YouTubeの4つのメディアを運用する中でも、一番反応が大きいのはInstagramですね。

 

きれいな写真を見て、実際に訪問するというアクションにつながっていくといいなと思います。また、案内所の業務で観光客と接したとき、檜枝岐村に対する反応を直接感じられるのはやっぱりうれしいですね。

 

—反対に、仕事で大変な点はありますか?
 

矢巻:観光案内所の仕事では大変だと感じることはないですね。ただ、営業担当としては自分の目標とする数の観光客数に届いていないので、その点は難しさを感じています。
 

—今後チャレンジしたい仕事はありますか?

 

矢巻:アウトドアアクティビティのイベントやツアーの企画ですね。

 

登山がメインのショップなら登山、釣りがメインのショップなら釣りといった感じでお店が独自に行うイベントやツアーがあるのですが、それを檜枝岐村で開催してもらえるよう試行錯誤しながら提案しているところです。
 

—業務を行う上で、改善したいと思っている部分はありますか?
 

矢巻:尾瀬にはネームバリューがあるので、これまではアクションを起こさなくても観光客はたくさん来てくれました。でも、尾瀬に興味を持つ人たちの年齢層がどんどん上がっているので、今後は観光客が減少傾向になると考えています。コロナ禍以前の入山者数や観光客数にまで戻すのはかなり難しい。

 

そのためには人を引き付ける何かが必要ですが、それは新しい施設などのハード面ではなく、サービスをはじめとするソフト面を充実させるべきだと僕は考えています。美しい尾瀬の自然があるからこそ、都会から人が来るんだと思うんです。自然を守りつつ、自然の中に新しい魅力を見つけて発信していきたいですね。
 

—もともとの出身地はどちらですか? また、移住前は檜枝岐に対してどんなイメージがありましたか?

 

矢巻:東京出身です。実は、尾瀬という地名を聞いたことがある程度で、行ったこともなければどんなところか想像もつきませんでした。でも、仕事をきっかけに初めて訪れて、この山で仕事がしたいと思ったんです。他の地方にも素晴らしい景色はあると思いますが、尾瀬と檜枝岐村は美しい自然があるだけでなくて落ち着く何かがあるんですよね。

 

20代のほとんどを尾瀬と檜枝岐村で過ごして、成長させてもらったと思っています。今では檜枝岐村が第二のふるさとです。

 

—個人的にお気に入りの場所や風景はありますか?
 

矢巻:越後山脈の風景ですね。群馬と福島の県境も越後山脈の一部分だと捉えているんですけど、日光から伸びてくる稜線もあったりして、ひとつの大きな山脈になっているところですね。その山々の真ん中にぽっかりと尾瀬という観光地があるのはおもしろいところだと思っています。

 

檜枝岐村って2つの大きな山脈の一番細い部分に位置しているのですが、日本全国を探しても、こんな地形ってないんじゃないかな。
 

—移住者ということで知り合いがいない状態でのスタートだと思いますが、移住後の生活はいかがですか?
 

矢巻:最初に檜枝岐村に移住してきたときは、山に登ったり、スキーに行ったり、仕事のあとに釣りに行ったりと、地元の人と一緒によく出かけていましたよ。移住も2度目になった今はいろんなことに慣れてきて、たいていのアウトドアのアクティビティはひとりでもできるので、ソロでの活動も楽しんでいます。

 

—移住推進制度は活用されましたか?
 

矢巻:地域おこし協力隊の制度を利用して引っ越したのですが、引っ越し代金を負担してもらえたり、任期中は家賃が無料になるのがうれしいですね。このほかにも、これから旅行業務取扱管理者試験にチャレンジするのですが、交通費や受験料を負担してもらえるんですよ。
 

—最後に、これから地域おこし協力隊として一緒に働くなら、どんな方と働きたいですか?
 

矢巻:檜枝岐村では多くのアウトドアアクティビティが経験できますが、全部に興味を持つ必要はないと思うんです。登山だったり釣りだったり、何ならアウトドア以外のことでもいいのですが、何か一つでも檜枝岐村でやりたいことがあるという人と働きたいですね。一緒にイベントやツアー企画をして、檜枝岐村を盛り上げていきたいです。



 

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檜枝岐村は福島県の南西部に位置し、尾瀬国立公園の福島県側の玄関口です。人口は508人(2023年9月末時点)と非常に小さな自治体で、標高が900m前後のため冬は2mを超える積雪がありますが、夏は涼しくとても過ごしやすい村です。 コンビニも大きなスーパーも無いうえになど、不便なこともある田舎ですが、不便なことがある小さい村だからこそ、人と人とのつながりをとても大切にしており、だれもが村になくてはならない存在になります。そんな檜枝岐村で、一緒に村の未来づくりにチャレンジしてくれる方を探しています。

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