官公庁・自治体で働くならパブリックコネクト

求人を探す
官公庁の方
ログイン

会員登録

印西市役所

「ともに挑み、ともに創る」これが、新たな印西市をともに創る仲間に向けたメッセージです。 令和6年7月に県内最年少市長として就任した藤代市長のもと、新たな市役所、そして、新たな印西市を「ともに挑みながら、ともに創っていく」そんな仲間を私たちは求めています。 令和7年度(令和8年4月1日採用)採用試験から新設した「先行実施枠」や「テストセンターでの試験実施」なども私たちにとっては「新たな挑戦」の一つです。 人口増加率で全国の市で3位となった印西市は、子育てがしやすい、住みやすいまちとして評価をいただいています。 私たちは、「今ある良さはそのままに、さらに魅力的なまちづくり」に本気で取り組んでいます。 印西市がさらに魅力的なまちになるためには、職員一人ひとりが自ら考え、挑戦をし続ける必要があります。 そんな想いに共感し、印西市に可能性を感じる皆さん。 私たちとともに新たなまちづくりに挑み続け、50年先の印西市の未来を「とも」に創りましょう。

【保健師】~市民の人生に寄り添う~ 看護師から保健師へ。印西市で見つけた「病気になる前を支える」仕事のやりがいと、成長できる環境

印西市役所

2025/06/19

印西市役所で保健師として働く職員のインタビューです。病院看護師から行政保健師へ。その転身の理由、印西市での児童虐待防止対策の仕事内容、多職種連携の魅力、そして自身の成長について語っていただきました。

 

ーご経歴を教えていただけますか。

 

大学卒業後は、看護師として働きました。その後、印西市役所に保健師として入庁しました。

大学時代から「人々の健康づくりを支える」、つまり病気になる前の段階から関わる「予防」の役割を担う保健師として携わりたいと思っていました。

また、行政保健師は、妊娠期はもちろん出生から高齢期まで、あらゆる世代の方々を対象に長く継続的に支援できる点に魅力を感じていました。

ただ、学業と並行して公務員試験の準備をする負担を避けたかったこと、また看護の現場を知っておくことが将来自分の力になると考えたため、まずは看護師として臨床経験を積むことからキャリアをスタートしました。

 

ーでは、最初から看護師→保健師というキャリアを考えられていたんですね。

 

当初は3年ほど看護師として働く予定でしたが、次第に保健師としてのキャリアを積んでいきたいという思いが強くなりました。理由としては、看護師は患者さんと関われる時間が短く、支援対象が入院患者さんと限定的であるからです。私が関われるのは患者さんにとって入院期間という人生においてのほんのわずかな時間であり、退院してからの暮らしに関わることができないということが心残りでした。また、日々の業務に追われ、一人ひとりとじっくり向き合うことが難しい点もありました。幅広い年代の方々に対し、長期的にその人やご家族を含めた生活全体を見据えての手厚い支援がしたいという気持ちが明確になり、看護師の経験は非常に貴重な体験で学びも多かったのですが、保健師への転職を決めました。

 

ー印西市を選んだ決め手は何だったのでしょうか?

 

印西市は全国での人口増加率が非常に高く、特に子育て世帯の転入が増加しており、他自治体と比べて年少人口割合が高いことから、活気のあるまちと感じていました。また、看護師から保健師に転職することによる収入減の心配もありましたが、印西市は自分が生活していく上で魅力的な給与水準でしたので、最終的には、ご縁のあった印西市に決めました。

 

保健師が多く働いているコスモスパレット パレットⅡ 事務フロア①

ー現在、印西市でどのような業務を担当されていますか?

 

児童虐待対応の部署に所属しています。虐待の疑いがあるという「通告」に基づき、事実確認や家庭状況の調査を行い、ケースワークを行います。お子さんの安全と健やかな成長を守るために、ご家庭全体を支えていくイメージです。

 

ーこれまでで一番大変だったことは?

 

事務作業です(苦笑)。今まで事務をしてこなかったため、今でも少し苦手意識があります。

 

ーその部署には、どのような専門職の方がいますか?

 

社会福祉士が多く、その他に公認心理師や教員免許を持つ職員がいます。児童虐待対応では医療機関や学校など、様々な機関との多職種連携が不可欠です。

 

ーどのような立場で関わっているのですか?

 

印西市で児童虐待対応の部署にケースワークをする者として保健師が配属されたのは私が初めてなので手探り中です。私もケースワーカーの一人として個別のケースを担当しています。毎週のカンファレンスで進捗や課題を共有し、私は保健師として医学的知識や予防的視点を活かして意見を述べ、チームで支援方針を考えています。課内の先輩保健師をはじめ経験豊富な先輩方に助けていただきながら、日々学んでいる最中です。

保健師が多く働いているコスモスパレット パレットⅡ 事務フロア②

 

ー初めての保健師配属に戸惑いはありましたか?

 

はい、驚きましたし、保健師経験の浅い私が専門性の高い分野でやっていけるか不安でした。基本的にはOJTで、ペアを組む先輩職員から具体的な対応方法を教わりながら業務を覚えました。周りの先輩方が本当に親身にサポートしてくださるので、安心して業務に取り組めています。

 

ー保健師がいることの効果をどのように感じていますか?

 

保健と福祉ではアプローチが異なります。福祉職は既に起きている問題への迅速な対応に長けていますが、私たち保健師は問題が起きる前の「予防」を重視します。この「事象対応」と「予防」という二つの視点がうまく合わさることで、より包括的で質の高い支援ができるのではないかと考えています。

 

ー多職種連携から学ぶことはありますか?

 

自分一人では思いつかない考え方や視点に触れる機会が多く、物事を多角的に捉える力が養われていると思います。一つの事象に対しても、こんなにも多様なアプローチがあるのかと日々発見の連続です。

 

ー母子保健の業務にも関わっていると伺いました。

 

児童虐待対応だけでは、保健師としてのお子さんの成長発達に応じた関わり方を学ぶ機会が限られるという課題があったため、母子保健事業(乳幼児健診など)にも部分的に参加させてもらっています。実際にお子さんの発達を見たり、保護者への保健指導を学んだりする機会は、児童虐待対応におけるアセスメント力の向上にも繋がっていると感じています。

1歳6か月児健診の様子①

ー現在の仕事のやりがいは何ですか?

 

長期間にわたって、手厚くご家庭を支援できる点です。継続的に関わり、ご家庭の課題に一緒に向き合う。少しずつでもご家庭が良い方向に変化したと実感した時は、この仕事をしていて良かったと心から思います。

 

ー看護師時代と市役所での働き方の違いは?

 

一番は事務作業の多さです。ただ、働き方としては公務員になって良かった点が多いです。病院時代は不規則な生活でしたが、今は基本的に土日休みで勤務時間も規則的なので、自分の時間を計画的に使いやすくなりました。福利厚生もしっかりしているので、心身ともに健康的に働き続けられる環境だなと感じています。

 

ー職場の雰囲気はいかがですか?

 

職場の雰囲気はとても良く、皆さん明るくて、気軽に話しかけやすい雰囲気です。

チーム全体で協力して課題解決にあたろうという意識が強い、「チームで動いている」と感じられる職場です。また、ケース対応の方針などについては、経験年数に関わらず意見を尊重し、しっかり話し合って決めています。年次に関わらず、より良い支援のために意見を出し合えるというのは、本当に素晴らしいことだと感じています。

1歳6か月児健診の様子②

ー看護師経験は今の仕事に活きていますか?

 

特に、患者さんの状態を観察し、必要な情報収集を行い、そこから課題を分析して適切なケアを計画・実行するという「アセスメント力」は、看護師時代に培われたもので、保健師業務に活きていると感じます。

 

ー最後に、今後の目標を教えてください。

 

将来的には、保健の分野と福祉の分野、その両方の視点を持ち、それらを融合させた支援ができると良いと思っています。日々の経験を通して学び続け、市民一人ひとりの生活に長く寄り添える、信頼される保健師を目指します。

 

ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年5月取材)

 

職員インタビュー

この記事の官公庁・自治体

印西市役所

「ともに挑み、ともに創る」これが、新たな印西市をともに創る仲間に向けたメッセージです。 令和6年7月に県内最年少市長として就任した藤代市長のもと、新たな市役所、そして、新たな印西市を「ともに挑みながら、ともに創っていく」そんな仲間を私たちは求めています。 令和7年度(令和8年4月1日採用)採用試験から新設した「先行実施枠」や「テストセンターでの試験実施」なども私たちにとっては「新たな挑戦」の一つです。 人口増加率で全国の市で3位となった印西市は、子育てがしやすい、住みやすいまちとして評価をいただいています。 私たちは、「今ある良さはそのままに、さらに魅力的なまちづくり」に本気で取り組んでいます。 印西市がさらに魅力的なまちになるためには、職員一人ひとりが自ら考え、挑戦をし続ける必要があります。 そんな想いに共感し、印西市に可能性を感じる皆さん。 私たちとともに新たなまちづくりに挑み続け、50年先の印西市の未来を「とも」に創りましょう。

官公庁・自治体をフォローして、 「新着求人の通知」 を受け取りましょう!

この記事が気に入ったらお気に入り登録しましょう!

ヘルプ

お問い合わせ

ご利用者様向け利用規約

プライバシーポリシー

運営会社

© PUBLIC CONNECT Inc. All rights reserved.