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古賀市役所

福岡県古賀市は、福岡市近郊のまちで、JR鹿児島本線、国道3号線、九州自動車道古賀ICなど、交通アクセスに恵まれています。 市内には工業団地が発展し、いちごのあまおうなどの農業生産も盛んです。食料品の製造出荷額は県内2位を誇る「ものづくり」と「食」のまちです。

【医療事務職からの転身】子育て中の県外出身者が古賀市役所で働くことを決意した理由とは

古賀市役所

2025/07/22

福岡県古賀市役所で一般事務職として働く森山さんのインタビュー記事です。
県外出身、前職は医療機関の事務職。子育てをしながら公務員への転職を成功させたのは、「市民目線でまちを知ろうとする姿勢」でした。
市民の暮らしに寄り添う仕事にやりがいを見出す森山さんに、古賀市で働く魅力や、仕事と家庭を両立できる職場環境について、詳しくお話を伺いました。

 

 

ーまずは自己紹介と、これまでの経歴を教えてください。

 

森山:昨年社会人採用枠で入庁し、市民国保課の国保係に所属して2年目になります。元々は県外の出身で、前職は医療機関で10年ほど事務職として働いていました。2歳の子どもの子育て中です。

 

 

ー公務員を目指したきっかけや、古賀市役所を志望された理由を教えてください。

 

森山:育児休業期間中に古賀市に引っ越してきて実際に生活する中で、「社会課題を乗り越えて住みやすいまちづくりに寄与したい」、「市民の暮らしを支えるような仕事がしたい」という思いが強くなり、古賀市役所の受験を決意しました。

 

そう思うようになったきっかけは2つあります。

 

1つは、前職の医療機関でコロナ禍を経験したことです。

当時、業務で集団接種の対応をした際に、行政の方と一緒にお仕事をする機会がありました。医療機関だけでは対応できないようなことでも、行政の方が入ってくださることで、関係各所とスムーズに連携が取れていく。

 

コロナ禍という誰も経験したことのない未曾有の事態に対して、住民を一人も取り残さないようにと迅速に体制を築き、課題解決に取り組む姿に、行政の仕事の意義と魅力を強く感じました。

 

もう1つは、古賀市で子育てをする中で経験したことです。

育休中に市の「はじめのいっぽ事業」という、子育てについて楽しみながら学べるプログラムに参加しました。初めての土地での子育ては不安も大きかったのですが、この事業に参加したおかげでお母さん同士の繋がりができて、心強かったですね。

 

行政が地域団体と連携してきっかけ作りをすることで、市民同士で支え合うコミュニティや地域の繋がりを育んでいく。市民の声を丁寧に拾い上げ、暮らしに根差した施策を実現していく古賀市の取り組みに魅力を感じ、自分もその一員として、このまちのために働きたいと思いました。

ー異業種からの公務員試験、どのように対策をされたのでしょうか?

 

森山:ちょうど試験の時期が、育休からの復職と重なったため、仕事と育児、そして試験勉強を両立させるために、限られた時間でやるべきことを絞って対策しました。


SPIは過去問を重点的に解き、面接対策については市の総合計画や特に力を入れている施策を調べて、自分自身の志望動機と結びつけながら話す内容を整理しました。

 

また、古賀市のことを知るために子どもを連れて市内の色々な場所に出かけました。古賀駅西口に新しくできた食の交流施設「るるるる」や薬王寺温泉にある「快生館」に行ってみたり、運行が開始されたAIオンデマンドバス「のるーと古賀」に乗ってみたり。

 

あと、古賀市の生涯学習施設である「リーパスプラザこが」のリニューアルに向けたシンポジウムにも参加して、市長や行政関係者の方々の話を直接聞けたことも、市がめざすまちづくりの方向性を理解する上で役立ちました。

 

 

ー試験や面接で特に印象に残っていることはありますか?

 

森山:「企業の健康経営」をテーマにした集団討論がとても印象的でした。正直、あまり馴染みのないテーマで戸惑ったのですが、試験官の方が「ここはチームです。自分の意見を言うだけでなく、チームとして意見をまとめ上げることに注力してください」とおっしゃったんです。

 

その言葉を聞いて、「個人の能力だけでなく、チームで協力して課題を解決していく姿勢が求められているのだ」と感じました。

 

 

ー現在は国民健康保険の係で働かれているとのことですが、具体的な仕事内容と、その中で感じるやりがいについて教えてください。

 

森山:主に窓口業務や保険税の還付、賦課の業務などを担当しています。国民健康保険の業務は法律や制度の改正も多く、税額の計算や療養の給付など制度はとても複雑ですが、市民の皆さんの暮らしに直結する大切な仕事だと日々感じています。

 

そのため、「どういう制度をご案内したら安心していただけるだろう」と、一人ひとりの暮らしに目を向ける視点を忘れないように心がけています。

 

まだまだ勉強中ですが、自分の対応で市民の方から「ありがとう」と言っていただけた時は、この仕事の意義を実感しますし、自分自身の励みにもなっていますね。

ー1日の業務の中で、窓口対応は多いですか?

 

森山:電子申請が普及したことで、年々来庁される方は減ってきていると聞いています。1日に30人前後、繁忙期には70~80人ほどの方が窓口にいらっしゃいますので、それを係員5〜6人で対応しています。

1日の業務のうち、窓口対応が占めるのは1/4から1/3程度で、それ以外の時間は事務作業などを行っていますね。

 

最近、大きな変化として、令和7年1月から窓口の受付時間が9時から16時までに短縮されました。窓口短縮で生まれた時間を活用して係内でミーティングをしたり、業務改善について考えたり話し合ったりする時間を確保できるようになりました。

 

 

ー民間企業から市役所への転職ということで、職場の雰囲気や働き方について不安はありませんでしたか?

 

森山:やっぱり新しい環境なので、「どんな感じかな」とドキドキはしました(笑)。

ただ、民間と公務員で業務の進め方や規則などに違いはあっても、根本にある「誰かの役に立ちたい」「社会に貢献したい」という思いは共通していると思います。変化に向き合うことは決して楽ではありませんが、日々の積み重ねが自分自身の成長につながっていると感じます。

 

また、古賀市役所には「サポーター制度」というのがあって、新入職員には同じ係の先輩がついてマンツーマンでサポートしてくれます。分からないことがあればすぐに聞ける環境があったので、安心して業務を覚えることができました。

 

家庭との両立においても、子どもがまだ小さいので体調を崩して仕事を休まなければならないこともありますが、そういう時も周りの方々が温かくサポートしてくださるので本当に感謝しています。

  

ー入庁してから1年、ご自身が成長したと感じる部分はありますか?

 

森山:最初は窓口で決められたことを話すので精一杯でしたが、最近は少しずつ自分で考える余裕が生まれてきたかなと思います。どうすればもっと分かりやすく説明できるか、どんな制度をご案内するのがベストか、と一歩踏み込んで考えられるようになってきました。

 

 

ー最後に、これから古賀市役所をめざす方へメッセージをお願いします。

 

森山:県外から受験する方も多くいらっしゃると聞いています。それだけ古賀市が魅力的なまちだということだと思います。

 

古賀市は駅周辺の整備事業や子育て支援、DXの推進や公民連携の事業などに積極的に取り組んでおり、これからのまちづくりについても「市民と一緒に未来をつくっていこう」という雰囲気があります。
そうした新しい挑戦を「楽しみたい」「自分もその一員としてまちづくりに関わりたい」という方には、積極的にチャレンジできる環境が整っていると思います。

 

「地域のために働きたい」「誰かの生活を支えたい」という温かい思いを持っている方であれば、きっと大きなやりがいを感じられると思います。

 

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年6月取材)

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福岡県古賀市は、福岡市近郊のまちで、JR鹿児島本線、国道3号線、九州自動車道古賀ICなど、交通アクセスに恵まれています。 市内には工業団地が発展し、いちごのあまおうなどの農業生産も盛んです。食料品の製造出荷額は県内2位を誇る「ものづくり」と「食」のまちです。

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