一般技術職(土木)
≪先輩職員⑥≫
所属
上下水道局 下水道部 設計課
これまでの経歴
上下水道局 下水道部 設計課 令和5年4月~
ある1日の流れ
時間 | 仕事 |
8:30 | 出勤、メールチェック、決裁の確認 |
9:00 | 設計図面のチェック |
10:00 | 設計書の作成 |
12:00 | 昼休み |
13:30 | 委託業者との打合せ |
15:00 | 設計照査 |
17:00 | 翌日分のTodoリスト作成 |
17:15 | 退庁 |
仕事内容は?
現在、主に老朽化した下水道管きょの改築・更新に向けた工事の積算や発注業務を担当しております。具体には、管きょ内の状況や布設されている道路の交通状況など現場に即した改築・更新方法を委託業者との協議により判断し、工事発注に必要な費用(材料・労務・機械)の算出(積算)をするといった一連の作業をしております。
就職先として京都市を選んだ理由は?
自然、芸術、伝統産業、食など挙げればキリがないですが、代々受け継がれてきた多彩で魅力ある文化が色濃く漂う京都市に魅了され、そのような京都市の持続可能な発展に少しでも携わりたいと思ったのがきっかけです。
職場の雰囲気は?
設計課には主体的な職員が多いため、業務に関する会話だけでなく個人間の会話も活発で風通しの良いオープンな環境かと思います。
また、管理職の方も業務の困りごとに対して親身に対応して下さるので、高いモチベーションの状態で仕事を進められる環境かと思います。
仕事のやりがいはどんなこと?
発注を担当した工事が無事竣工したときや、定型作業を自動化したことにより作業の効率化が達成できた際にやりがいを感じます。下水道に従事して間もないので、まだまだ知識は乏しいのですが、職場の方々に助言を頂きながら、業務を完遂した時は達成感や成長を実感します。
仕事の中で大変なことは?
工事発注時に作成する設計書(工事に必要な材料・労務・機械の費用と数量が記されたもの)にミスが発生しないように、施工数量の根拠となる設計図面と設計書に入力する数量計算書との間に整合性が取れているかを毎回チェックするのですが、結構時間がかかって大変です。
ワークライフバランスは?
上下水道局では毎週水曜日をノー残業デーと定めており、職場の職員も定時退庁に努めています。
私自身は、福利厚生の割引券を利用して映画を観たり、仲の良い同僚とごはんに行って会話したりなど、メリハリのある働き方を心掛けてます。
京都市で働く魅力は?
多種多様なバックグラウンドを持った職員が多く、日々学びがあり、成長できる環境が本市の魅力のひとつかと思います。
≪先輩職員⑤≫
所属
建設局 南部土木みどり事務所
これまでの経歴
建設局 南部土木事務所 令和3年4月~令和5年4月
建設局 南部土木みどり事務所(機構改革) 令和5年5月~
ある1日の流れ
時間 | 仕事 |
8:30 | 朝礼、体操、メール確認 |
9:00 | 工事発注(設計・積算)作業 |
10:30 | 現場立会 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 道路規制 |
15:00 | 関係機関協議(施工業者・関係部署・警察等) |
17:15 | 退庁 |
仕事内容は?
トンネル内の老朽化した照明の更新工事、傷んだ道路の補修工事、転落・横断防止柵の設置工事の設計・発注・施工監理を行っています。
市民の方から要望を受け、その解決策を考え工事の設計・発注を行い、工事工程や施工方法等の監理をします。工事が完了すると設計どおり施工されているか検査を行い、工事費を請負業者に支払うという流れです。
就職先として京都市を選んだ理由は?
私は京都出身ではありませんが、京都ならではの歴史的景観が好きで、他の自治体にはないような京都のインフラを支える仕事をしてみたく本市を選びました。
また、<先行実施枠>という特別な公務員試験対策が必要なく、他自治体より合格発表が早い試験方法があることを知り、京都市を選びました。
職場の雰囲気は?
土木みどり事務所は、窓口での市民応対を行う係や、現場で道路等の補修作業を行う係など5つの係に分かれていますが、困ったことがあれば関係なく支えあい、プライベートでもゴルフ等に行ったりと非常に雰囲気の良い職場です。
仕事のやりがいはどんなこと?
市民の方からの要望を受けて、工事を行い、その問題が解決すると、感謝の言葉をいただくことがあります。自分も京都市のまちを支えている一員であると実感することができ、非常にやりがいを感じます。
仕事の中で大変なことは?
インフラを維持管理するための工事を実施するには多くのお金がかかるため、工事の発注・施工監理は責任の重い仕事だと感じます。そのため、複数の職員でミスがないように確認を行っています。
ワークライフバランスは?
週に2日ノー残業デーを設定していたり、上司も積極的に有給休暇を取得しているため、休みを取りやすく、プライベートはとても充実しています。休日は草野球やゴルフなど体を動かしてリフレッシュすることが多いです。
京都市で働く魅力は?
世界的な観光都市である京都ならではの「まち」を守るため、景観などに配慮したインフラ整備を推進しています。それが京都市ならではの魅力であり、誇りをもって働いています。
≪先輩職員④≫
所属
建設局 道路建設部 道路建設課
これまでの経歴
令和3年4月入庁
令和3年4月~現在:建設局 道路建設部 道路建設課
ある1日の流れ
時間 | 仕事 |
8:45 | 出勤、朝礼、メールチェック |
9:00 | 設計・積算業務 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 関係機関との協議 (施工業者、関係部署、警察等) |
14:00 | 現場立会い、現地調査 |
16:00 | 協議・立会記録の資料作成 |
17:30 | 退庁 |
仕事内容は?
交通渋滞の解消や沿道土地利用の促進などを目的とした、道路の新設や拡幅工事を担当しています。
道路にするための用地買収交渉に始まり、各種法令や技術基準に沿った設計、工事に要する費用を算出する積算を実施します。工事の方法についても各種法令に沿って実施されているかを確認し、工事が完成すると、設計書どおりに施工されているか検査します。
就職先として京都市を選んだ理由は?
京都市は多くの寺社仏閣や、古くからの街並みを有するなど、歴史や文化に魅力のある都市であると同時に、景観に配慮したまちづくりや工法選定など、京都ならではの特徴に技術職として興味を持ち、受験しました。
職場の雰囲気は?
まだ経験が浅く、業務の内容が難しく感じる場面も多いですが、先輩からよく声を掛けていただくので、一人で仕事を抱えているのではなくチームで受け持っている感覚があり、大きな精神的負荷を感じずに業務に取り組めています。
仕事のやりがいはどんなこと?

道路の完成までには沢山の苦労がありますが、狭くて危なかった道路が、快適で安全な道路に整備されたのを見ると、これほど大きいことを自分の手で実現したという実感が湧き、強いやりがいを感じます。
仕事の中で大変だったことは?

工事には予算や工期、現場条件といった様々な制約があり、設計積算には法令や基準書の確実な理解に加え、現場経験や技術的な工夫が必要になることから、初めて取り組む際には必要な知識量が多く戸惑いました。
ワークライフバランスは?
業務上の予定がなければ自由に有給休暇を取得でき、業務が集中した際には手の空いた方と分担するなどプライベートの時間を確保しやすいです。また、興味を持っている業務を担当させていただくなど、仕事内容も充実しています。
京都市で働く魅力は?
整備した道路を通行したり、担当した現場が新聞に掲載されたりすると、京都市のまちづくりや市民生活に深く関わっていることを実感します。また、技術職員に向けた研修が多く、専門的知識を勉強できるうえ、他都市の職員と交流できる機会も多いことは京都市の魅力であると感じます。
≪先輩職員③≫
所属
上下水道局 水道部 疏水事務所
これまでの経歴
令和3年4月入庁
令和3年4月~現在:上下水道局 水道部 疏水事務所
ある1日の流れ
時間 | 仕事 |
8:30 | 出勤、ミーティング、メール確認、本日のタスクの確認 |
9:00 | 琵琶湖疏水取水量調整・水位確認、疏水路監視カメラ確認 |
10:00 | 定期点検(水路閣の動態観測) |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 請負業者との打合せ(進捗管理・作業指示等) |
14:30 | 来年度業務(緑地維持管理等)の計画・設計 |
17:00 | メール確認、翌日のタスク確認 |
17:15 | 退庁 |
仕事内容は?
疏水事務所では、京都市民の水道用原水である琵琶湖の水を、浄水場まで運ぶ琵琶湖疏水に係る維持管理業務を担っており、琵琶湖疏水の取水量調整、大雨や台風等の災害対応等の共通業務があります。
担当業務としては、疏水沿線の景観保持を目的とした緑地維持管理業務の設計・監督や、南禅寺にある水路閣の定期点検等を担当しています。
就職先として京都市を選んだ理由は?
前職(上下水道事業のコンサルタント)で、自治体が抱える様々な課題に触れることで、次第に出身地である京都の力になりたいと考えるようになりました。しかし働きながら公務員試験を勉強するには時間がないなと思っていたところ、<土木先行実施枠>という試験方法(基礎能力検査、専門性確認シート、面接)を見つけました。大学時代の研究内容や、当時の仕事内容について述べることで合格できると考え、京都市への転職を決意しました。
職場の雰囲気は?
疏水事務所は管理係・施設係・設備係の3係で、約30kmの疏水沿線に係る用地・施設・設備を維持管理しているため、日々の情報共有が必要です。疏水沿線で課題が発見されたときには、技術継承の観点から、ベテラン職員の知見をお借りしながら、若手のアイデアを優先させようという雰囲気があるので、成長できる職場だと感じています。
仕事のやりがいはどんなこと?
琵琶湖疏水は、蹴上のインクラインや哲学の道、琵琶湖疏水船等、観光資源としても注目されていることから、疏水沿線にある桜や紅葉の樹木手入れを行っています。近隣住民や観光客の方々から長く親しまれるよう、将来を見据えて剪定や樹木の植替え等を検討することは、非常に面白くやりがいを感じています。
仕事の中で気を付けていることは?

琵琶湖疏水は比叡山付近で雨が降ると大量の雨水が流入し、浸水害を引き起こす恐れがあるため、ゲート操作を行い排水することで、未然に浸水害を防いでいます。一刻を争う操作になることもあるので、特に降雨期は身を引き締めて対応に当たっています。
ワークライフバランスは?
疏水事務所では、安全で安定的に水道用原水を供給する必要があるため、24時間体制で疏水施設を監視しています。そのため土日もシフト制で出勤がありますが、その分平日に代休があり、有給休暇も取得しやすい雰囲気があります。
京都市で働く魅力は?
京都市の歴史ある施設の景観を保持し、効果的な維持管理を行うためには、従来の技術だけでなく新技術等の活用を検討することがあるので、自分達の技術で京都市の景観を守っているということを実感します。また技術研修や他自治体との交流も多いので、様々な技術を知る機会が多く、勉強になっています。
≪先輩職員②≫
所属
上下水道局 下水道部設計課
これまでの経歴
係員(男性)
平成28年4月~平成31年3月:上下水道局下水道部鳥羽水環境保全センター水処理第2課
平成31年4月~:上下水道局下水道部設計課
ある1日の流れ
時間 | 仕事 |
8:30 | 出勤,朝礼,メールチェック |
9:00 | 現場調査 |
10:30 | 建設コンサルタントと協議 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 維持管理部署との協議・調整 |
14:30 | 設計・積算業務 |
17:15 | 退庁 |
仕事内容は?
水環境保全センターやポンプ場に関する施設の新設・改築更新・地震対策に伴う土木・建築工事の設計・積算業務をはじめ,関連する行政機関や他企業との協議等を行っています。その他にも,設計・積算に関する諸課題を共有し,解決に向けて様々な議論を行う全国会議にも出席しています。
就職先として京都市を選んだ理由は?
地方公務員の土木技術職は,特定の地域に対して計画から維持管理までの全てに携わることができることに魅力を感じ,学生時代に愛着の沸いたこの地域を支え続けたいと感じたためです。
職場の雰囲気は?
(職場の男女比 男性 31名 女性 3名)

一人では進めることのできない業務が多いため,事務,土木,電気,機械と様々な職種が力を合わせて業務を進めています。また,若手職員が多く,上司との距離も近いので非常に風通しの良い職場です。
仕事のやりがいはどんなこと?
道路,上下水道,公園等の市民にとって,無くてはならないモノを作るのが土木職の仕事です。上下水道局では,生活に直結する上下水道をはじめ,大雨時の浸水対策などを行っており,市民のくらしと財産を守っているという使命感が最大のやりがいです。
仕事の中で困難だった出来事は?
工事現場を自分の目で見たことがあまり無いために,具体的な施工をイメージしにくく,関連機関との協議の場でイメージの共有に苦労しました。積極的に現場を見学し,知見を広げるように努めています。
ワークライフバランスのためにどんなことを?
設計・積算時期には残業がありますが,計画的に業務を進めれば比較的休みを取りやすいです。私自身,仕事を始めてから趣味であるスノーボードに行く回数が増え,資格を取得したり,バックカントリーにも挑戦しています。
京都市で働く魅力は?
世界人気都市ランキングで首位に輝くなど,世界からも認められた魅力ある京都のまちを支え続けられることや,政令指定都市ならではの大規模事業に携われることに魅力を感じています。
≪先輩職員①≫
所属
建設局 都市整備部 南部区画整理事務所
これまでの経歴
係員(男性)
平成31年4月~:建設局 都市整備部 南部区画整理事務所
ある1日の流れ
時間 | 仕事 |
8:30 | 出勤,メールチェック,決裁の確認 |
9:00 | 資料作成,窓口応対 |
11:00 | 担当会議 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 移動,工事現場立会 |
15:00 | 資料作成,窓口応対 |
17:15 | 退庁 |
仕事内容は?

換地・産業用地担当として区画整理に関わる法手続と窓口業務,事業のPRなどを担当しています。地権者の方と接する機会が多く,資料作成や現場説明の際は,事業の分かりやすい説明を常に心掛けています。また,工事担当としての仕事も受け持っており,整地工事の設計・積算・監督業務を担当しています。
就職先として京都市を選んだ理由は?
生まれも育ちも京都で,ずっと地元のために役立つ仕事をしたいと思ってきました。特に防災について興味があり,近年の度重なる災害を経験する中で,文化的に貴重な街としての京都を残すために働きたいと考えました。
職場の雰囲気は?
(職場の男女比 男性30名 女性3名)
南部区画整理事務所の職員は約5分の3が土木職で,他にも建築職や事務職の方と一緒に仕事をし,各係同士の連携のためによく打合せを行います。会議の場では若い人も積極的に意見を出し合える,温かい職場です。
仕事のやりがいはどんなこと?
土木職は,災害に強く安全に暮らせるまちづくりを一番身近で引っ張っていく存在だと思います。自分の設計した工事が実際に完成していく様子を見ると,地図に残る仕事をしているという達成感がわいてきます。
仕事の中で困難だった出来事は?
普段は市民の声を聞くことや,工事業者とのやり取りが多いですが,良い解決策が見つからず苦労する場面が多々あります。上司や先輩のアドバイスももらいながら,自分でいろいろ考え工夫して折り合いをつけていくことで,日々勉強になっています。
ワークライフバランスのためにどんなことを?

仕事の忙しさは職場や時期に左右されますが,週に1~2日はノー残業デーもあり,メリハリのある働き方になるよう努めています。私自身,休日は趣味で楽器を弾いたりするなど,充実した生活ができています。将来は積極的に育休も取りたいと思います。
京都市で働く魅力は?
京都市には歴史的景観や伝統産業,教育環境等,将来にわたって守りたいものがたくさんある一方で,厳しい財政状況が言われています。お金がなくてできない理由ばかり考えるのではなく,新たな発想をもってチャレンジができる,とてもやりがいのある仕事がたくさん待っていると思います。