免許・資格職(獣医師)
≪先輩職員③≫
所属
保健福祉局 衛生環境研究所 食肉検査部門
これまでの経歴
保健福祉局 家庭動物相談所(現・動物愛護センター) 平成23年4月~平成26年4月
保健福祉局 医療衛生推進室 保健医療課 平成26年4月~平成27年3月
保健福祉局 医療衛生推進室 医務衛生課 平成27年4月~平成28年4月
保健福祉局 衛生環境研究所 食肉検査部門 平成28年4月~
ある1日の流れ
時間 | 仕事 |
8:30 | 朝礼、当日のと畜検査等の準備 |
9:00 | と畜検査(牛) |
12:00 | 昼休み |
13:00 | と畜検査(豚) |
15:00 | 精密検査や事務作業等 |
17:15 | 退庁 |
仕事内容は?
現職場では、京都市と畜場に搬入される獣畜のと畜検査を主たる業務として担当しています。食肉生産という食品衛生の最前線とも言える場所で、と畜場の衛生監視及びと畜検査を行い、獣医師としての知識を駆使し、日々食の安全に寄与しています。また、京都市と畜場が輸出認定施設ということもあり、食肉の輸出監視なども行っています。
就職先として京都市を選んだ理由は?
地元が京都市ということもあり、馴染み深い地元に少しでも貢献したいと考えました。また、獣医師職の活躍できる場が京都市には食肉検査、動物愛護センター、動物園、医療衛生センター等と多くあることも魅力です。
職場の雰囲気は?
私の所属している職場では、職員が皆獣医師ということで、気軽に業務内容の相談をすることができます。また、検査中でも判断に迷う所見が見られた場合でも、すぐにその場で対応できる職場だと思います。
仕事のやりがいはどんなこと?
現在、と畜検査員として獣医師しか出来ないことを業務として行い、その結果、京都市内だけでなく海外を含めて多くの消費者のもとに自分たちの検査した食肉が提供されていることにやりがいと責任を感じます。
仕事の中で困難だったことは?
と畜検査はライン作業で行われているので、限られた時間の中で食肉の合否を判断することは、安心安全な食肉を提供するうえで責任のある業務だと思います。
ワークライフバランスは?
元々、仕事のオン・オフ、ワーク・ライフ・バランスは意識している方だと思っているのですが、私自身、先日育休を取得させていただき、初めての子育てで新生児期の子どもと一緒に過ごせるという貴重な時間をとれたことはいい経験でした。
京都市で働く魅力は?
獣医師職の活躍できる場が多岐にわたっており、食品衛生や動物愛護など色々な業務に携われることが京都市で働く魅力の一つだと思います。また、獣医師としての知識や資格が必要な業務が数多くあり、働き甲斐のあることだと思います。
≪先輩職員②≫
所属
保健福祉局 衛生環境研究所 食肉検査部門
これまでの経歴
令和4年4月入庁
令和4年4月~現在:保健福祉局 衛生環境研究所 食肉検査部門
ある1日の流れ
時間 | 仕事 |
8:30 | 出勤、朝礼、検査の準備 |
9:00 | 牛のと畜検査 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | 豚のと畜検査 |
15:00 | 精密検査(微生物検査、病理検査等) |
16:30 | 事務処理、検査用具のメンテナンス等 |
17:15 | 退庁 |
仕事内容は?

「と畜検査員」として、京都市中央卸売市場第二市場に搬入された牛や豚のと畜検査を行っています。生体の望診や触診、解体後に血液や内臓、枝肉の望診・触診検査などを実施し、異常を認めた場合にはさらに微生物検査や病理検査等を行います。また、と畜解体作業の衛生監視と指導も併せて行い、食肉の安全性確保に努めています。
就職先として京都市を選んだ理由は?
私は高校生まで京都市で育ちました。一旦京都市を離れて、食文化をはじめたくさんの魅力があるまちだということに改めて気づきました。その文化を守り発展させることに貢献したいと思ったことが、京都市を選んだ理由です。
職場の雰囲気は?
16名全員が獣医師で構成されている職場です。現場では場内事業者と連携しながら業務を行っています。限られた時間の中で確実な検査を行わなければならないため緊張感もありますが、事務所では和気あいあいと会話をすることも多く、メリハリのある職場です。
仕事のやりがいはどんなこと?

獣医学分野の様々な知識が必要とされる仕事です。学生時代に学んだ知識を実際に活用できること、また、日々新しい知識や経験を積み重ねていけることにやりがいを感じます。
仕事の中で困難だったことは?
と畜検査では、1頭ずつ限られた時間内で内臓や枝肉に異常があるかを判断し、必要な処置を行わなければなりません。初めは作業のスピードについていくのに精一杯でしたが、少しずつ経験を積むにつれて体の使い方も分かってきたように思います。
ワークライフバランスは?
と畜場は水・日曜と祝日が休日です。勤務日は各検査ポジションを全員で分担しているため、ある程度人員を確保する必要がありますが、協力し合って休暇を取得しています。旅行など、自分の時間も確保しやすい環境です。
京都市で働く魅力は?
京都市の魅力は多彩で独特な文化が根付いていることです。もちろん食文化もその一つ。今の仕事そのものはあまり京都らしいとは言えないかもしれませんが、食の安全を守ることでその魅力を支えることができる仕事だと感じています。
≪先輩職員①≫
所属は?
保健福祉局 動物愛護センター
これまでの経歴は?
課長補佐(男性)
平成14年4月~平成23年4月:保健福祉局 衛生環境研究所 管理課 食肉検査部門
平成23年5月~平成27年3月:南区役所 保健部 衛生課
平成27年4月~平成31年3月:産業観光局 農林振興室 農業振興整備課
平成31年4月~:保健福祉局 動物愛護センター
ある1日の流れ
時間 | 仕事 |
8:30 | 出勤,メールチェック,決裁の確認 |
9:00 | 収容犬猫の管理 |
12:00 | 昼休み |
13:00 | ドッグラン運営管理 |
15:30 | 野犬調査 |
17:15 | 退庁 |
仕事内容は?

京都動物愛護センターは京都動物愛護憲章のもと,京都市と京都府の府市協調の施設として全国に先駆けて平成27年から運営しています。業務内容は多岐にわたり,収容犬猫の世話や譲渡,動物愛護及び適正飼養の普及啓発事業の実施,犬猫の引取り及び負傷動物や徘徊犬の保護回収,ドッグランの運営管理,動物取扱業の登録及び監視指導,特定動物の飼養保管許可及び監視指導など多くの業務を行っています。
就職先として京都市を選んだ理由は?
出身は中国地方ですが,縁もゆかりも無い京都市を選んだのは,歴史都市京都で働くことに憧れたためです。また親元を離れ自身一人の力で生活したいとの考えもありました。
今では家庭を持ち,第二の故郷である京都市にどっしり根付き,山紫水明の地京都で働ける事に誇りを感じています。
職場の雰囲気は?
(職場の男女比 男性12名 女性3名)
動物を世話する職場なのでほぼ年中無休で運営しています。そのためシフト制での勤務になりますが,職員でフォローしあいながら,和気あいあいとやる場面,厳しくやる場面とメリハリをつけながら業務を行っています。
仕事のやりがいはどんなこと?
近年動物愛護に対する関心が高まっており,当動物愛護センターも多くの方から高い関心をいただくなかで業務を行っています。収容犬猫の治療や避妊去勢手術等の獣医療を行う事ができ,獣医師の力を遺憾なく発揮できる職場だと思います。また子どもや若い世代を中心に,幅広い世代に対して動物愛護に関する普及啓発に関われることにやりがいを感じます。
仕事の中で困難だった出来事は?

動物愛護センターに収容される犬猫はペットショップで売られているような個体は非常に少なく,治療困難な病気を持つもの,寝たきりの老齢犬猫,または野犬など人に対して高い攻撃性を持ったものなど譲渡が困難な動物も多く,時には命の選択をしなければならない悲しい現実もあります。
このような現実のなか少しでも不幸な犬猫が無くなるように,人と動物の共生を目指して日々邁進しています。
ワークライフバランスのためにどんなことを?
シフト制で平日の休みが多いのですが,近くの山に登っては趣味である野生キノコの写真撮影でリフレッシュしています。人員に余裕があるとは言えませんが年休や育休も進んで取得できる環境だと思います。
京都市で働く魅力は?
京都市には動物愛護センターをはじめ,動物園,衛生環境研究所,医療衛生センターなど獣医師としての資格を大いに生かせる職場が沢山あります。またそれぞれの職場では獣医師としての知識や技術を生かせるだけでなく,業務で取り扱う法令を熟知する必要があるため,自身にとっても大変勉強になる事も,京都市で働く魅力の一つだと思います。