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安芸高田市役所

安芸高田市は、広島県の中心部に位置し、北は島根県、南は広島市に接しています。 本市は戦国武将「毛利元就」が生涯を過ごした地としての歴史を持ち、元就が残した「三矢の訓」はサンフレッチェ広島の名前の由来となっており、その縁から市内にサンフレッチェ広島の練習場やユースの寮を擁しています。 また、伝統芸能の神楽が有名で、演劇性と躍動感が特徴の本市の神楽は老若男女を問わず多くの人を魅了しています。

「若いうちに挑戦したい」―手を挙げ掴んだ民間出向。安芸高田市役所で描く、成長とキャリアの可能性

安芸高田市役所

2025/08/28

安芸高田市役所の政策企画課で働く坂本さんのインタビュー記事です。高校卒業後、安芸高田市役所に入庁し10年目。彼のキャリアの転機は、自ら希望した、サンフレッチェ広島の運営企業への出向でした。

 

そこで貴重な経験は、現在の仕事にどう活きているのか。挑戦を通じて成長を続ける坂本さんに、仕事のやりがいや安芸高田市で働く魅力について、詳しく伺いました。

 

地元愛から市役所へ。高卒で歩み始めた公務員の道

 

ー坂本さんのご経歴を教えてください。

 

坂本:安芸高田市の高校を卒業して、地元の安芸高田市役所に入庁し今年で10年目になります。地元で働きたい気持ちが第一で、市役所を選びました。

 

ー入庁されてから、どのような部署を経験されましたか。

 

坂本:最初の4年間は、福祉関係の部署である「保険医療課」で、その後、Jリーグチームの「サンフレッチェ広島」へ1年間、続けて「広島県観光連盟」にも1年間出向しました。市役所に戻ってからは「商工観光課」を経て、現在所属している「政策企画課」が3年目になります。

PC作業をする坂本さんの写真

 

「変化が欲しかった」自ら手を挙げ、掴んだ民間への挑戦

 

ーキャリアの転機は、サンフレッチェ広島への出向だったのでしょうか。

 

坂本:そうですね。これは私自身が希望しました。当時、4年間同じ部署にいたこともあり、自分自身に新しい変化が欲しかったんです。ずっと同じ環境にいると仕事に慣れてしまう。若いうちに外の世界を見てみたいという想いがありました。

 

それで、私自身が小学校からサッカーをやっていることもあり、自ら行きたいと手を上げました。サンフレッチェの練習場は安芸高田市にあるので小さい頃から馴染み深かったです。

 

ー出向先では、どのようなお仕事をされていたのですか。

 

坂本:広島市内にある本社で、利益追求よりも地域貢献を目的とする部署に所属しました。自治体や民間企業への営業、地域貢献活動の企画・運営が主な仕事です。

 

例えば、選手やスタッフがユニフォームを着て街を清掃する催しや、保育園でサッカーの普及活動を行うなどです。他の自治体に「サッカー教室を開きませんか?」と企画書を作って提案しに行くこともありましたね。

スタジアムでの坂本さんの写真

 

ー市役所の業務とは全く違う動き方ですね。

 

坂本:はい、実際に他市へ提案してサッカー教室が実現したときは嬉しかったです。「市役所から出向してきているんです」という自己紹介から始め、担当者の方と良い関係を築きながら話を進め、成果につなげる。非常に大きなやりがいを感じました。

 

ーこの出向経験を通じて、どのような学びがありましたか。

 

坂本:サンフレッチェに行く前は、決められたルールの中で仕事を進めるのが中心でした。しかし出向後は、自分で企画し、営業し、イベントを運営するという、仕事のスタイルが全く変わりました。様々な立場の方と話す中で、人との話し方や伝え方といったコミュニケーション能力がすごく磨かれたと思います。

 

また、イベント運営も全くの未経験でしたが、準備から実施後のフォローまで、一連の流れを経験できたことは大きかったです。まさにゼロからイチを生み出すプロセスを、実践の中で学ぶことができました。

サンフレッチェ広島の選手集合写真

手探りの連続出向。タフな環境で磨かれた企画力

 

ーサンフレッチェの後、すぐに広島県観光連盟へ出向されています。これは珍しいキャリアですね。

 

坂本:かなり珍しいと思います。サンフレッチェの任期が終わる直前に「次の出向先に行くか、市役所に戻るか」聞いて頂き、挑戦を続けたいと思い「行きます」と選択しました。

 

ー観光連盟では、どのようなお仕事を?

 

坂本:県全体の観光を推進する組織で、私が担当したのは島根県と連携してお互いの県に観光客を送り合う「相互誘客」のプロジェクトでした。

 

新設部署で、かつほぼ引き継ぎもない状態からのスタートなので大変でしたね。「どうしたらいいですか」と周りに聞くのではなく、「これがしたい」と自ら働きかけることが大事という点を学びました。

 

実際に、TikTokの旅行系インフルエンサーを活用して広島と島根の魅力を発信するという企画を実行しましたが、課題を整理し、企画を練り上げ、具体的な形にしていくプロセスは、企画書の作り方を含め、非常に勉強になりました。

サッカースタジアムでのマスコットの写真

出向経験が活きる今。信頼を勝ち取る仕事術

 

ー2年間の出向を終え、市役所に戻られてからは、どのような業務を?

 

坂本:商工観光課でサンフレッチェ広島関連の事業を担当した後、その業務と共に現在の政策企画課へ異動してきました。去年は地域おこし協力隊や移住定住を担当し、今年は移住定住に加え、サッカー公園の管理、そして新たに空き家バンクの仕事も担当しています。

 

ー出向で得た経験は、現在の仕事に活きていますか。

 

坂本:はい、大いに活きています。イベントの準備や進め方はもちろん、出向先で鍛えられた企画書などの資料作成スキルは、自信になっています。


もう一つ、仕事の進め方で意識していることがあります。それは、人から頼まれた仕事を、言われた期限より早く、優先して片付けることです。言われたことをすぐやる、という姿勢を貫いてきたことで、少しずつ信頼を得られ、重要な仕事を任せてもらえる機会が増えたように感じます。このスタンスは、出向時代に身につけた大切な財産です。

パブリックビューイングの画像
パブリックビューイング

民間も知るからわかる、安芸高田市役所の「チームで働く」魅力

 

ー民間企業と市役所、両方の働き方を経験して、違いを感じることはありますか。

 

坂本:職場の雰囲気は全く違いました。チームで一丸となって取り組むという姿勢が安芸高田市役所は非常に強いと感じます。

 

イベントがあれば部署や課を超えてみんなで協力しますし、困っている人がいれば自然と助け合う文化があります。残業も多くなく、非常に働きやすい職場だと、外の世界を見たからこそ改めて感じます。チームで支え合いながら働ける環境のありがたみを実感していますね。ワークライフバランスも全く問題なく両立できています。

 

都会にはない魅力。「ちょうどいい」安芸高田市での暮らし

 

ー住む場所として、安芸高田市はいかがですか。

 

坂本:出向時代は広島市内に住んでいましたが、私には少しにぎやかすぎると感じました。やはり、のんびりと山が見える静かな環境が性に合っています。安芸高田市は、広島市内まで車があれば遠くなく、不便を感じたことはほとんどありません。

 

都会の便利さも享受しつつ、普段は自然豊かな環境で穏やかに暮らせる。この“ちょうどいい距離感”が、安芸高田市の大きな魅力だと思います。

 

ー最後に、これから安芸高田市役所を目指す方へメッセージをお願いします。

 

坂本:最近は市役所にも若い職員が増え、活気があります。私自身の経験からも、安芸高田市役所は、若いうちから様々なことに挑戦できる場所だと感じています。やりたいという気持ちがあれば、それを後押ししてくれる環境があります。ぜひ、私たちと一緒に安芸高田市を盛り上げていきましょう。

 

ー本日はありがとうございました。

 坂本さんの写真

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年7月取材)

 

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