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周防大島町役場

周防大島町役場は、山口県南東部の瀬戸内海に浮かぶ周防大島(正式名:屋代島)にあります。 年中を通じて温暖な気候とハワイ州カウアイ島との姉妹島縁組を締結していることから「瀬戸内のハワイ」として全国的に認知されつつあります!? 毎年6月~8月は「アロハビズ」と銘打ち、町職員はもちろん郵便局や銀行、商工会等まちじゅうの労働者がアロハシャツで勤務しますので、まさに雰囲気はハワイです! 近年は、町の人口減少に歯止めをかけるべく子育て支援や移住・定住事業に力をいれており、そうした取り組みに共感し一緒に汗を流してくれる人材を募集します!

DXを実現!住民と繋がり職員同士で連携する、周防大島町の仕事

周防大島町役場

2025/04/03

大学卒業後すぐに周防大島町に就職し、現在はDX推進班班長として活躍している平田さんのインタビュー記事です。本記事では、平田さんのこれまでのキャリアや、周防大島町役場で働く魅力について語っていただきました。高齢化が進む島町で、DX推進を通して住民生活を豊かにする取り組みの数々は必見です。

 

ーご経歴の自己紹介いただいてもよろしいですか?

 

平田:生まれは岩国市なんですが、周防大島町の合併前の旧東和町に就職しました。福祉関係の大学で、旧東和町が日本一の高齢化率の町だったこともあり、なにか貢献できることがないかと思い就職を決めました。釣りが好きで、周防大島自体が好きでもあったんです。

 

入庁後は福祉部門に10年ほど勤務した後、社会教育関係の部署ができた頃に教育委員会へ異動になり、そちらでも10年ほど勤務しました。市町村合併後、最初は全く畑違いの契約監理課に1年間在籍しましたが、その後、島内の福祉制度がバラバラだったため、福祉の立て直し、総合福祉計画等の策定のために福祉関係の部署に戻りました。

 

そして、再び社会教育の部署に戻り、海洋センターのインストラクターの資格を取得して、子どもたちにカヌー・ヨット・SUPなどを教える仕事もしておりました。

 

その後、企画情報担当に異動になり、1人でシステムやセキュリティ部門で6年間勤務しました。その頃、DXの波が押し寄せ、3年前にDX推進班が立ち上がり、班長として現在に至ります。DX推進班は、新人職員2人が配属されまして3名の体制です。

 

ーDX推進の前は情報部門にいらっしゃったんですね。

 

平田:全く畑違いの業務でしたが、情報系の端末管理、ホームページからネットワーク関係まで、全てをひとりで行っていました。やり方を知ることからでしたが、ベンダーさんとも相談して一つずつ教えてもらいながら仕事を進めていきました。

 

ーDX推進の部門を始めるにあたって、何から始めていったのですか?

 

平田:周防大島町では、システム的なデジタル化は既にありましたので、業務の運用を変える、人材不足を補うためにRPAを導入するなどの、運用改善に着手する必要がありました。

 

そこで、まず全体の「DX推進計画」を策定から着手しました。どういったことをやるかの計画も立てましたが、組織体制構築の案も考えておりました。

 

他の市町のようにデジタル推進課を新設するのではなく、町長と幹部職員をメンバーとするDX推進本部を設立し、その下に課ごとの推進委員を置き、私のDX推進班と連携していく体制をまずは構築いたしました。

 

ーまずは体制づくりだったんですね。そのうえでどういった施策を行ったのですか?

 

平田:情報担当の頃からRPA導入は推進しており、そのさらなる広がり、導入支援からはじめていきました。保健関連の部署にて、健康診断の申請業務を職員が手打ちしていたデータをRPAで自動化しました。これは5000人以上のデータを入力する作業を効率化し、大きな成果となりました。

 

他には、住民向けにLINE公式アカウントを開設し、住民サービスの向上にも貢献していました。

 

ーLINE公式アカウントも活発なんですね。

 

平田:はい、こちらでは住民票や課税証明書の申請、ごみ収集日のお知らせに加え、犬の予防注射歴などの登録手続きも行えるようにしています。まだ1年強の運用歴ですが、友だち数は人口の約2割に達しており、好評を得ています。

 

 

また、高齢化率が高いことから、デジタルデバイドへの対応としてスマホ教室も力を入れています。当初は公民館での集合型でしたが、その後、移動型として車両で移動しつつそこでできるスタイル、そして今は訪問型で各自のお宅へと訪問するスタイルに進化させ、一人ひとりに合わせた丁寧な対応を行っています。

 

実際に教室を実施していくなかで、高齢者の方々でも理解度が全然違って、1人の先生で3名・5名と見ていくのが難しく満足度も低い状態だったんです。やってみたからこそわかったことですが、だからこそ今は1対1の対応を行っています。

 

―外部事業者との連携も行っているとお聞きしました。

 

平田:町内には携帯電話キャリアショップがないので、町外のショップへ協力依頼をいたしました。町民の方を実際にショップに連れて行き、スマホの使い方を学んだ後、外を歩いてスマホで検索や撮影を行うなど実践的な教室を2回ほど行っています。実は私がマイクロバスの免許を持っていまして、連れて行く所から自前で対応していました(笑)。

 

もともとこういった訪問型スマホ教室は県の事業として10回程度の予定だったのですが、むしろ自分たちでより推進していこうと、合計で50回以上実行しています。こういったDX推進の取り組みは山口県知事も視察しにきてくださっており、町の広報としても活用できています。

 

ーDX推進を進めるにあたって、役場としての連携の体制はどうだったんですか?

 

平田:町長は新しい施策に前向きな方であるため、この取り組みに理解があり協力体制を築き推進しやすい環境です。

 

ただ、まだまだDXに対する理解度は職員によってばらつきがあると考えています。自分が知識のある範囲で進めてきましたが、それだけだと限界があるので、今後は職員の意見やニーズを汲み取り、DX推進の意義を改めて理解しさらに広げていくことが必要だと考えています。

 

そこで、まずは職員研修に力を入れて、DX推進の必要性やメリットを理解してもらえるような啓蒙活動にも取り組んでいきたいと考えています。

 

ー現在は3名とお聞きしたが体制について教えてください。

 

平田:現在、班員は私と新規採用職員2名の体制です。部下の職員には、ベンダーや住民、他の職員など、あらゆる人とのコミュニケーションを重視し、相手の考えを理解することを指導しています。

 

以前は少人数の職場だったので、職員同士のコミュニケーションが自然と取れていましたが、合併後は職員数が増え、そのような関係性を築くが難しくなりました。そこで、DX推進班では、積極的にコミュニケーションを取り、疑問点をすぐに相談できるような環境づくりに力を入れています。

 

また職員の外部研修への参加も推奨し、自ら学び、成長していくことを促しています。

 

ー最後に、周防大島町役場で働く魅力についてお聞かせください。

 

平田:住民の声が直接聞けること、職員の力で町が変わっていく様子を実感できることが、周防大島町役場で働く大きな魅力です。また、自然が豊かで人情味あふれる町なので、特に若い職員は温かく迎え入れてもらえると思います。

 

ー本日はありがとうございました。

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年2月取材) 

 

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