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周防大島町役場

周防大島町役場は、山口県南東部の瀬戸内海に浮かぶ周防大島(正式名:屋代島)にあります。 年中を通じて温暖な気候とハワイ州カウアイ島との姉妹島縁組を締結していることから「瀬戸内のハワイ」として全国的に認知されつつあります!? 毎年6月~8月は「アロハビズ」と銘打ち、町職員はもちろん郵便局や銀行、商工会等まちじゅうの労働者がアロハシャツで勤務しますので、まさに雰囲気はハワイです! 近年は、町の人口減少に歯止めをかけるべく子育て支援や移住・定住事業に力をいれており、そうした取り組みに共感し一緒に汗を流してくれる人材を募集します!

「子育てが一番大事」―上司の言葉が支える、仕事と家族の理想的なバランス。移住と転職で手に入れた周防大島町での豊かな暮らし

周防大島町役場

2025/10/29

周防大島町役場で働く福田さんのインタビュー記事です。付近の市役所から、子育て環境を重視して周防大島町へ移住・転職を決意。公務員としての経験を活かしながらも、小規模自治体ならではの仕事の幅広さや、子育てに理解ある温かい職場環境の中で、新たなやりがいを見出しています。仕事とプライベートが充実する、周防大島町でのリアルな暮らしと働き方に迫ります。

 

 

地元から、子どもが育つ街へ。移住と転職を決めた理由

 

―福田さんのこれまでのご経歴と、周防大島町役場へ転職された経緯について教えていただけますか?

 

福田:今年の3月まで、同じ山口県内の市役所で働いていました。生活保護のケースワーカーを5年、その後、土木系の部署で街づくりを2年担当していました。

そこから、子どもが生まれたことがきっかけで、転職しました。以前は「地元のために」というモチベーションでしたが、子どもが生まれてからは「この子が育っていく街のために働きたい」という気持ちが強くなっていきました。

子どもを育てるならどんな環境が良いだろうと考えたときに、海に囲まれた自然豊かな周防大島町が思い浮かんだんです。

 

―元々、周防大島町には縁があったのですか?

 

福田:はい、社会人になってからは頻繁に訪れていました。特に、移住者の方が家族で経営されている大好きなうどん屋さんができてからは、有給休暇を取って週1で通うほどでした。そこで店主の方と仲良くなるうちに、どんどん周防大島という町の魅力に惹かれていきました。

妻もこの町をとても気に入ってくれて、子どもが生まれたタイミングで「どこに家を建てようか」という話になった時、自然と「周防大島がいいんじゃないか」という話になったんです。

先輩移住者の方々からお話を聞く中で、周防大島町の子育て支援が非常に充実していることを知ったのも大きかったです。まず「住む場所」として周防大島町を決めて、そこから本格的に移住の準備を進めていきました。

―その流れで転職も決意されたんですね。

 

福田:前の職場への通勤も考えたのですが、片道1時間半くらいかかってしまうんです。その時間もきるだけ長く家族と一緒にいたいという思いから、転職を決めました。

公務員の仕事自体は好きですし、自然と転職先としても周防大島町役場を選びました。

 

「移住してくれてありがとう」面接で感じた町の温かさ

 

―採用試験はいかがでしたか?

 

福田:面接で、開始直後の面接官からの第一声が「移住してくれて、ありがとうございます」だったことに驚きました。

すごく人柄を重視しているというか、温かい雰囲気を感じました。面接では、これまでの実務経験についてかなり詳しく聞かれました。「仕事の中で何を大切にしてきたか」「どんなことが得意か」といった点を聞いてもらいました。

 

―ご自身の経験をしっかりと語れたのですね。

 

福田:はい。特に街づくりの部署にいた時に、計画書策定業務の経験があったので、「こういったものを作りました」と具体的に話すことができました。自分が何ができて、何が得意なのかを伝えることができたと思います。

 

ゼロからの知識習得。孤独な戦いを乗り越えて

 

―現在はどのようなお仕事をされているのですか?

 

福田:健康福祉部の福祉課に新設された「こども家庭班」に配属されています。主な担当は、町内すべての保育園の入所調整や、円滑な園運営を支えるための事務業務です。

保育園運営に伴う事務処理、制度を理解するのに非常に苦労しました。まずは一人で黙々と分厚い資料を読み解くところから始まり、毎年変わる制度も理解した上で、上司や保育園の園長先生方に説明しなければなりません。最初の1ヶ月は、インプット作業中心でした。

 

―半年ほど経った今はいかがですか?

 

福田:ようやく、園長先生からのご質問にも5〜6割はその場で回答できるようになってきました。残りの部分も、一度持ち帰ってしっかり調べてからお答えするようにしています。まだまだ勉強中ですが、少しずつ軌道に乗ってきたと感じています。

前職で生活保護と街づくりという全く畑違いの業務を経験していたので、新しい分野の知識を吸収することへの抵抗は少なかったかもしれません。覚悟の上での転職だったので、この最初の苦労も乗り越えられたのだと思います。

草刈り機も扱う仕事の幅広さ。小規模自治体で働くリアルな魅力

 

―前の職場(市役所)と比べて、周防大島町役場で働くなかで違いを感じることはありますか?

 

福田:規模が小さい自治体ならではの良さを日々感じています。一番驚いたのは、課長との距離の近さですね。以前の職場では、課長は重要な会議などで最終的な判断を下す存在というイメージでしたが、今の課長は、少しでも困ったことやがあると、すぐに現場に駆けつけてくれるんです。

ただ来てくれるだけでなく、相手方とのやり取りからその後のアフターフォローまで、親身になって対応してくださいます。これは非常に心強いです。

 

―仕事内容の面で驚いたことはありましたか?

 

福田:公園の草刈りを自分たちでやらないといけないことですね(笑)。住民の方から相談があれば、一概に業者に委託するのではなく、迅速に対応するという意識が職員全員に根付いているんです。これまで草刈りなんてやったことがなかったので、最初は重たい機械を扱う女性職員の先輩の姿を見て、ただただ圧倒されました。

ただ、楽しいなとも感じています!草刈りができれば、他の場所で「手伝って」と言われた時にすぐ駆けつけられますよね。求められる側面が多ければ多いほど、それに応えられる職員は価値が高いと思っています。草刈りができることは、Excelのスキルが高いことと同じくらい重要なことだと感じています。

 

「子育てが一番大事」上司の言葉が、働きやすさの象徴

 

―職場の雰囲気はいかがですか?

 

福田:とても明るく、特に子育てに対する理解が非常に深い職場です。実は妻も同じ周防大島町役場で働いているのですが、夫婦どちらの職場でも、子どもの体調不良などで急に帰らなければならなくなった時、上司が「いいから早く帰りなさい」と送り出してくれるんです。

翌日出勤した時も、上司だけでなく周りの職員の方々が「お子さん、大丈夫だった?」と声をかけてくれます。

 

―それは心強いですね。

 

福田:本当に働きやすいです。皆さんが温かく輪の中に入れてくれて、時にはいじってくれたり(笑)、楽しく話をしながら仕事を進めています。子どものことになると、それぞれの立場の垣根なく意見を出し合える空気があり、組織としての団結力も高いと感じます。

 

―ワークライフバランスについてはいかがですか?

 

福田:4月のインプット時期こそ少し残業しましたが、5月以降はずっと定時で退社しています。職場から家までの帰り道に保育園があるので、車で子どもを迎えに行き、そこから海沿いの道を一緒にドライブしながら帰るのが日課です。だいたい18時頃には家族みんなが家に揃っていて、一緒に夕食をとることができます。

休みの日は子どもを連れて海で泳いだり、同僚の職員同士の家族ぐるみで集まって遊んだりしています。仕事もプライベートも、本当に充実していると感じますね。

配属初日に今の上司から「子育てが一番大事じゃけぇ」とはっきり言ってもらえたことが、この働きやすさのすべてを象徴している気がします。その一言のおかげで、気兼ねなく子どものための休みを相談できています。

保育料が無料に?移住して実感する、手厚い子育て支援

 

―移住の決め手にもなった子育て支援制度について、実際に暮らしてみていかがですか?

 

福田:経済的なメリットが本当に大きいと実感しています。例えば、3歳未満の子どもの保育料は、共働きの平均的な世帯だと月々4〜5万円ほどかかるのが一般的です。周防大島町ではこれが完全に無償化されているんです。

 

さらに、子どもの医療費も、一般的には中学生までですが、周防大島町では高校生まで無償です。他にも、新築の平屋に、子どもがいれば月4万円以下で住める「若者定住促進住宅」のような制度もあって、町全体で子育て世帯を呼び込み、支えていこうという強い意志を感じます。

 

―ご自身もその支援に助けられているのですね。

 

福田:はい。臨時で子育て世帯に商品券が支給される事業があったり、本当に助かっています。そして今は、自分がその支援を行う側の部署にいる。町からの恩恵を受けながら、今度は自分が町の子育て世帯のために働くということに、縁と大きなやりがいを感じています。

 

―本日はありがとうございました。


「子育てが一番大事じゃけぇ」。取材中、福田さんが笑顔で語ってくれた上司の言葉が、周防大島町の温かい職場環境を何よりも物語っていました。働くモチベーションが「地元のため」から「子どもが育っていく街のため」へと変化した福田さん。

「草刈り」も新たなスキルだと楽しいと語る前向きな姿から、小規模自治体ならではの仕事の幅広さを、自身の成長の機会として捉えるポジティブな姿勢が伝わってきます。

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年8月取材)

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