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八女市役所

八女市は福岡県の南部、福岡市から南へ約50キロメートルに位置し、北は久留米市、広川町、西は筑後市、南は熊本県、東は大分県に接しています。面積は平成22年市町村合併後482.44平方キロメートルとなり、総面積県内2位となりました。中南部は平野、北東部は森林で占められている中核都市です。市の中央部を国道3号線が南北に、国道442号が東西に走り、西端には九州縦貫自動車道が通じ、八女インターチェンジがあります。豊かな大地に育まれ、古代から栄え、八女丘陵には岩戸山古墳をはじめ多くの古墳があります。また手すき和紙・仏壇・提灯などの伝統工芸品や茶・電照菊・いちご・キウイなどの農産物も自慢のひとつです。 こんな魅力あふれる八女市で、一緒に働きませんか。 令和6年5月には新庁舎が完成し、オープンフロアで明るく風通しのよい職場です。

研修で磨く地域貢献力:異なる経歴から八女市役所へ、二人が語る公務員の仕事と成長

八女市役所

2025/03/26

八女市役所で働く1年目の十時(ととき)さんと吉無田(よしむた)さん。二人はそれぞれ全く異なる経歴から公務員の世界へ飛び込みました。民間企業での経験、そして歴史研究や教育現場での経験を活かしながら、八女市の発展に貢献する日々。

 

このインタビューでは、仕事への情熱、公務員としてのやりがいと苦労、そして未来への展望を、語っていただきます。

 

―入庁前含めた経歴についてお聞かせいただけますか?

 

十時:介護長寿課高齢者福祉係に所属している十時です。大学では歴史を専攻し、卒業後は中学校の社会科教員として勤務していました。その後、博物館の学芸員として歴史資料の調査・整理に携わり、さらに発掘現場にも参加するなど、歴史に深く関わる仕事を経験してきました。

 

八女市役所には、会計年度任用職員として文化振興課で1年間勤務した後、正規職員として令和6年度に入庁しました。

 

吉無田:防災安全課生活安全係に所属している吉無田です。大学卒業後は福岡市の清掃会社で営業職に就き、1年半ほど勤務しました。その後、八女市役所への転職を同じく令和6年度にいたしました。

 

―十時さんは、歴史研究に携わる仕事から公務員へと転身されましたが、その理由は何だったのでしょうか?

 

十時:教員時代は、生徒や保護者との密接な関係の中で行っていく仕事にやりがいも感じてはいましたが、もっと多くの人と関わりながら働いていきたいという思いが強くなっていきました。

 

教員時代、地域行事への参加を通して、地域住民の方々と深く関わる機会があり、その中で地域社会の課題やニーズを肌で感じることができた経験がきっかけです。

 

歴史に携わるのも好きでしたが、その知識や経験を、より多くの人々の生活に直接的に役立てて広い視野で地域社会に貢献できる環境として市役所を選びました。市役所は、多様な部署があり、それぞれの専門性に基づいた地域貢献活動が行われている点にも魅力を感じています。

 

もちろん、文化振興課や自分の歴史分野での知見を活かせる部署にもいつかいけたら良いなとは思っています。そのために個人的にも歴史について学習を続けています。しかし、それだけではない多様な部署で様々なスキルを今は積んでいきたい、と思っています。

 

―吉無田さんも転職の理由を教えてください。

 

吉無田:もともと、公務員に対しての憧れはありました。地元である八女市に貢献したいという思いもありましたので。ただ、勉強が苦手で受けても受からないだろうと対策もしておらず大学時代は受験しませんでした。

 

そこで民間企業へ就職しました。営業職は、目標達成に向けて自分の裁量で自由に動ける、やりがいのある仕事でした。

 

しかし、やはり公務員への憧れは捨てきれず、1度仕事をやめて公務員の専門学校へ1年通うことにしました。そこで、勉強をし直してから八女市役所の採用試験に合格し、転職いたしました。

 

―試験について、印象的だったことや苦労した点はありますか?

 

十時:一次試験の基礎能力検査は、時間制限が厳しく、非常に緊張しました。問題のレベルも高く、事前の対策が不可欠だと痛感しました。

 

吉無田:私も基礎能力検査は大変苦労しました。限られた時間の中で正確に解答するには、対策がもっと必要だったなと感じました。

 

また、面接では、自分の経験や考え方を、論理的に、そして簡潔に説明することが難しかったですね。集団面接で、実は十時さんと同じグループで受けたことも覚えています。

―では、現在のお仕事について、具体的な業務内容を教えてください。

 

十時:高齢者福祉係では、高齢者の生活支援に関する様々な業務を担当しています。窓口対応、電話対応、高齢者の生活状況の把握、見守り活動、エンディングノートの配布など、多岐にわたります。窓口対応は多く、高齢者ご自身やその家族の方々と日々やり取りしていますね。

 

吉無田:防災安全課では、災害対策、交通安全対策、消費生活相談などを担当しています。具体的には、高齢者の運転免許自主返納支援でタクシー券の配布や手続きの対応、迷惑電話対策機器の貸し出し、空き家対策などです。災害発生時の対応もしていますね。

 

係が係長と自分の2人のみなので幅広い業務範囲だと思います。

 

―どのように仕事を覚えていったんですか?

 

吉無田:まずはなんでも聞いていく所からですね。係長の対応を見て、聞いて覚えてやっていき、慣れてきたのが3,4ヶ月経ってからかと思います。

 

十時:私もまずは聞いてばかりでした。周囲に先輩は4名いたのですが、一番近い先輩が教育係のような立場で、質問してひたすらメモをとっての繰り返しでしたね。

 

年齢もバラバラで年下の先輩もいたのですが、それは全く気になることもなく良い雰囲気で働けていると思います。

 

―大変な点はなんでしたか?

 

十時:相談に来られる方々の状況は千差万別で、ケースバイケースの対応が求められます。ただ、規定上決まっていることもあり、ルールを超えた特例対応が認められるわけではありません。それでも、できる限りの対応をしていくためどう折り合いをつけていくか、どう手を差し伸べていくかを常に考えていくので大変ではありました。

 

吉無田:担当業務が多岐にわたっており、法律的なルールも多いので覚えるのが非常に大変でした。新たな知識を常に学んでいる状況でしたね。また、緊急性の高い災害対応など、予測不可能な事態に対応しなければならない部署でもあります。

 

ーワークライフバランスはいかがですか?

 

吉無田:休みはとっていいよという雰囲気なので、取りやすくはあります。ただ、まだまだ仕事に慣れておらず仕事は締切もあるので自らどんどん休みをとるというのはできていないですね。

 

残業は、災害など突発的な対応はありますが、基本的には定時退庁ですね。

十時:係内でいつ休むかは調整しあっているので休みは取りやすいと思います。周囲に旅行へ行かれている方、体を動かしてリフレッシュしている方も多いですし、そんなお土産話を職場ですることも多いのでワークライフバランスはよくとれている職場だと思っています。

―研修などもあったのですか?

 

十時:入庁直後に2泊3日で法律や会計事務、文書関係を学ぶ研修がありました。

 

吉無田;その後は5月以降に、23名いる同期で3,4人ずつのグループに分かれ、大野城市にある研修所へ2泊3日の研修にそれぞれ行っていました。そこでも人権や法律、ビジネスマナーなどを学びました。

 

十時:あとは、八女市独自のプレゼンテーション研修を半年ほどかけて行っています。新規採用職員を4つのグループに分けて、八女市についての課題を見つけ施策を考え、2月に市長や副市長、各課長の前で発表するという研修です。

 

職員は皆部署も違い、支所勤務の者もいますが、仕事と並行しながらなんとか時間を使って集まりつつグループワークを進めていった形です。

 

最終的に、私のグループは、黒木地域の立地や資源を活かした観光施策についてのプレゼンをしました。

 

吉無田:私のグループは、星野村の星がきれいな地域資源を活かしたグランピング施策についての提案をいたしました。

 

―実際に採用されることもあるのですか?

 

吉無田:あります。今回の提案も市長が該当部署へ声をかけてくださっていますし、今後もそうなっていく可能性はありますね。

 

―研修での学びはありましたか?

 

十時:グループリーダーをしていましたが、グループの意見をまとめ1つの施策にしていくことの難しさを感じました。プロジェクトマネジメントにおいても学びは多くありました。

吉無田:私もリーダーをしていましたが、プレゼンテーションも担当していたのでそこでいかに時間内に伝えるかという準備は苦労しましたので、学びが多かったと感じます。

 

また、半年チームでみっちり協力しあったのでグループでの仲も深まったと思います。

 

―では最後に、今後の展望についてお聞かせください。

 

十時:今年は自分の業務に集中して、高齢者福祉に関する知識やスキルをさらに高めたいと思っています。そして、将来的には、地域住民の皆様に寄り添い、より質の高い福祉サービスを提供できるよう、経験を積んでいきたいと考えています。

 

吉無田:防災安全課において、災害対応能力を高め、地域住民の安全を守るために貢献していきたいと思っています。また、様々な部署との連携を強化し、より効果的な防災対策を推進していきたいと考えています。

 

ー本日はありがとうございました

 

 取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年2月取材)

 

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