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射水市役所

「いいとこ、いいもの、ギュギュッと!射水」 射水市は富山県のほぼ中央に位置し、海や河川、丘陵に囲まれた自然豊かなまちです。 半径約7kmとコンパクトな市域も特徴で、名所などの「いいとこ」と海の幸・里山の幸などの「いいもの」がギュギュッと詰まった住みよいまちとして発展してきました。 また、「子育てするなら射水市で」をキャッチフレーズに掲げ、切れ目のない充実した子育て支援を実施しており、子育て世代からも選ばれています。 これまで以上に未来世代から選ばれるまちを創り上げるために、一緒に働きませんか? まちづくりの主役は、このサイトを見ている「あなた」です!

東京の建設会社から、地元の射水市へUターン。土木職経験者が語る、「利益を追わない」仕事の価値と、毎週ゲレンデに通う理想のライフスタイル

射水市役所

2026/02/19

富山県射水市役所、下水道工務課で働く入庁2年目の三箇さんのインタビュー記事です。東京の民間企業で5年間、土木施工管理技士として地盤改良工事に従事し公務員へ。

 

経験者枠で入庁した彼が直面した「官民のスピード感のギャップ」、そして子育てと毎週のスノーボードを両立する充実したプライベートについて、語っていただきました。

 


 

東京での5年間を経て、家族のために地元・射水へ。迷わず選んだ「公務員」という選択肢

 

―まずはこれまでのご経歴と、射水市役所に入庁したきっかけを教えてください。

 

三箇: 出身は射水市の新湊地区です。大学は福井工業大学に進学し、卒業後は東京の民間建設会社に就職しました。そこで5年間、土木の施工管理をしていました。

 

入庁は令和6年度で、今年で2年目になります。きっかけは、第二子の出産を機に地元に戻ろうと考えたことです。

 

―転職活動をされる際、なぜ民間の建設会社ではなく、公務員を選ばれたのでしょうか?

 

三箇:民間では「地盤改良」を専門としていましたが、地方だとあまり主力業務として根付いていなかったことが大きいです。せっかく学んできた専門スキルをそのまま活かせる民間企業が近くになかったので、それなら思い切って、業務の間口が広く、様々な土木工事に関われる市役所が良いのではないかと考えました。

 

―試験の雰囲気はいかがでしたか? 緊張されましたか?

 

三箇: 筆記試験で点数が取れるかどうかの不安はありましたが、面接に関してはあまり緊張しませんでしたね。 「これを喋ろう」という大枠だけ決めて、あとはその場の雰囲気で会話をしようと思い、面接に挑みました。

 

実際の面接会場は広い会議室でしたが、面接官の方々も圧迫感などはなく、「こんなものかな」と拍子抜けするくらい自然体で話せました。民間企業での経験があったからか、過度にかしこまることなく臨めたのが良かったのかもしれません。

 

災害復旧から排水設備まで。「液状化対策」の経験が、能登半島地震の現場で活きた瞬間

 

―現在所属されている「下水道工務課」でのお仕事内容について教えてください。

 

三箇: 現在は建設関係の係に所属しており、主に下水道工事の発注から完成までの監督業務を行っています。 具体的には、雨水対策の新規事業や、新築住宅の下水道接続工事、そして能登半島地震の影響を受けた下水道施設の災害復旧工事などがメインです。

 

長期的なスパンで進める大きな工事もあれば、市民の方から「下水道が詰まったから見てほしい」という連絡を受けて現場へ行き、清掃の手配をするような突発的な対応まで、業務の幅は広いです。

 

―入庁1年目の年に能登半島地震が発生しました。現場での対応はいかがでしたか?

 

三箇: ちょうど入庁した年度に震災があり、射水市も液状化の被害を受けました。 実はここで、前職での経験が活きたんです。私は民間で5年間、まさにその「液状化対策」を専門にやってきました。庁内でもその分野に詳しい職員は多くなかったので、自分の係だけでなく、他部署の職員からも液状化のメカニズムや対策について質問を受けることがあり、頼りにしてもらえたのは嬉しかったですね。

 

公務員の仕事は3〜4年で異動があり、ゼネラリスト的な動きが求められますが、民間企業で培った「特定の分野の深い知識」というのは、こうしてふとした瞬間に大きな武器になると実感しました。

 

―やはり民間と行政では、仕事の進め方にギャップを感じましたか?

 

三箇: 最初は戸惑いましたね。 民間時代は、現場のことは自分と所属長への報告だけでスピーディーに決まっていましたが、市役所では「決裁」や「合議」というシステムがあります。一つの工事を進めるにも、係長、課長、部長と順を追って承認を得る必要があり、関係部署との調整も発生します。 正直、「スピード感がないな」と感じることもありました。

 

しかし、働いていくうちに、組織全体で情報を共有し、誰が見ても分かるように透明性を担保するためには、このプロセスが必要なのだと理解できるようになりました。 また、回覧文書を通じて、他の先輩方がどうやって現場対応しているかを知ることができるのはメリットです。

 

「利益」を追求しないからこそ、純粋に仕事に向き合える。民間出身者が感じた納得感

 

―仕事をしていて、民間時代との一番の違いは何だと感じますか?

 

三箇: 「利益を求めない」という点です。 民間企業ではどうしても会社の利益や売り上げを第一に考える必要がありますが、市役所の仕事は「市民のため」「公益性」が判断基準です。

 

その基準に沿って目の前の業務に集中できるのは、公務員の良さだと感じています。安定した環境で、地域のために純粋に働けるというのは、精神的にとても健やかです。

 

―職場の雰囲気はいかがですか?

 

三箇: 入庁前は「お堅い場所」というイメージを持っていましたが、実際は全然そんなことありませんでした。 無駄話もしますし(笑)、私の所属する係も課も本当に仲が良いです。

 

入庁直後、業務の進め方が分からず質問攻めにしてしまった時も、トレーナーの先輩はもちろん、隣の席や前の席の先輩まで、みんなが手を止めて教えてくれました。 民間から来た私をフラットに受け入れてくれる温かい職場です。射水市が採用しているトレーナー制度は、新規採用職員にとって職場に慣れるいいきっかけになりました。

優しいトレーナーの先輩

 

残業ほぼゼロ、毎週スノーボードへ。東京では叶わなかった「雪山まで40分」の最高な生活

 

―ワークライフバランスについてはいかがですか?

 

三箇: 残業はほとんどしていません。定時で帰っています。 子供が二人ともまだ保育園に通っているので、朝の送りもしていますし、帰りもできる限り迎えに行っています。帰宅後も家事や育児でやることは山積みですが、仕事を持ち帰るようなことはないので、オンオフの切り替えはしっかりできています。

 

子供の行事などで休みを取りたい時も、事前に相談すれば快く休ませてもらえます。民間時代は現場の状況によってはどうしても休めないことがありましたが、今は「狙い通り」に休暇が取れるので、家族との時間は格段に増えました。

 

―プライベートではスノーボードが趣味だと伺いました。

 

三箇: はい、冬場は毎週行っています(笑)。先週も行きましたし、今週も行く予定です。 射水市から車で40分ほどの場所に「イオックス・アローザ」というスキー場があるので、子供を連れてサッと滑りに行けるんです。

 

実は、東京で就職した時に「そのまま東京に永住する」という選択肢も考えたのですが、スキー場まで車で2時間半以上かかるのがネックで。スノーボードが好きすぎて、雪山が近い今の環境を選んだと言っても過言ではありません(笑)。

 

―移住してみて、射水市での生活はどうですか?

 

三箇: 東京の利便性と比べれば不便な面もありますが、私にとってはメリットの方が大きいです。 雪山も近いですし、地元のお祭りである「獅子舞」にも復帰できました。

 

小中高とやっていた獅子舞に、社会人を経てまた関われるようになったのは、戻ってきて良かったと感じる瞬間ですね。 家賃も安いですし、子育てと趣味を楽しむには最高のフィールドだと思っています。

 

仕事に燃える人も、プライベート重視の人も。「自分のスタイル」で輝ける場所

 

―最後に、経験者枠での入庁を考えている方や、射水市役所を目指す方へメッセージをお願いします。

 

三箇: 公務員という仕事は、本当に「誰にでも向いている」仕事だと思います。 仕事に貪欲で、「もっと市民のために!」と熱意を持ってバリバリ働きたい人は、やればやるだけ応えてくれるフィールドがあります。

 

一方で、私のように「仕事はきっちり行いつつ、プライベートや家庭も大切にしたい」という人にとっても、制度や環境が整っている最高の職場です。どんなライフステージの人でも、どんな価値観の人でも、自分のスタイルを確立すれば長く働き続けられる懐の深さが、射水市役所にはあります。

 

民間企業での経験は、必ずどこかで役に立ちます。私のようにUターンを考えている方や、家族との時間を増やしたいと考えている方には、ぜひチャレンジしてほしいですね。

 

―本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年1月取材)

 

インタビューを通して感じたのは、プロとしてやるべき業務を定時内で完璧に遂行する、という責任感。液状化対策という特殊な専門性が、震災復旧という予期せぬ形で地域に貢献したエピソードは、まさに「経験者採用」の醍醐味です。どんなスタンスの方でも活躍できる、射水市役所の懐の深さを感じられるインタビューでした。

 

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