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射水市役所

「いいとこ、いいもの、ギュギュッと!射水」 射水市は富山県のほぼ中央に位置し、海や河川、丘陵に囲まれた自然豊かなまちです。 半径約7kmとコンパクトな市域も特徴で、名所などの「いいとこ」と海の幸・里山の幸などの「いいもの」がギュギュッと詰まった住みよいまちとして発展してきました。 また、「子育てするなら射水市で」をキャッチフレーズに掲げ、切れ目のない充実した子育て支援を実施しており、子育て世代からも選ばれています。 これまで以上に未来世代から選ばれるまちを創り上げるために、一緒に働きませんか? まちづくりの主役は、このサイトを見ている「あなた」です!

水産の知識ゼロから始めた、射水市職員としての4年間

射水市役所

2026/07/17

「正直、刺身も苦手だったんです。まさか、こんなに魚に触れる仕事に就くとは思いませんでした」

 

そう笑って振り返るのは、射水市役所農林水産課で働く入庁4年目の橋本さん。令和5年度に新卒で入庁して以来、水産分野の仕事に携わっています。学生時代は水産業とまったく縁がなく、もともと魚料理も苦手でしたが、配属先は漁業者を支える最前線の部署だった。

 

今回は、市外出身の橋本さんが射水市を選んだ理由や、水産分野で働く日々の仕事、職場の雰囲気やワークライフバランスについて、たっぷりとお話を伺いました。

 

東京の企業も受けたけど。地元に近い射水市を選んだ理由

 

―橋本さんの就職活動を教えてください。

 

橋本:出身は市外で、大学は関東に行きました。就活では、最初は民間企業を考えていて、富山県と東京都の企業を何社か受けていました。実は小学校から大学まで野球をしていたんですが、大学で怪我をしてしまって。試合や練習に出られない時期にチームの裏方に回ることがあって、そのときにみんなの役に立つ喜びを感じたんです。それで、民間企業を受ける中で、市役所ならより多くの方々の役に立てるんじゃないかと漠然と思うようになりました。

 

―市役所という選択肢は、どんなふうに具体化していったんですか。

 

橋本:大学の先輩に市役所で働いている人がいて、話を聞かせてもらいました。大変なこともあるけど、多くの住民と関わる機会があり、感謝されることも多いという話を聞いて、より身近な立場で多くの方々を支えられる仕事なのかな感じるようになりました。

 

―射水市を選んだ決め手を教えてください。

 

橋本:当時付き合っていた彼女(今の奥さん)が富山で就職することから富山に帰ることを決めて、射水市は、初任給などの給与水準が他の市町村と比べて高かったことも決め手の一つでした。実際に受けたのは射水市だけで、もし落ちていたら内定をもらっていた富山県内の民間企業に行くつもりでした。

農林水産課が入る大島庁舎

水産の知識はゼロだったのに。気づけば漁師町の一員に

 

―農林水産課に配属されたときは、どんな気持ちでしたか。

 

橋本:正直、戸惑いました。辞令が出たとき、農林水産課がある大島庁舎の位置が全くわからずインターネットで検索しましたね(笑)。もともと水産業とは縁がなくて、魚を食べることもあまり多くはなく、刺身も苦手だったんです。だから、どうなることかと思いました。

 

―実際に配属されてからは、どんなことから始めたんですか。

 

橋本:1年目は、地域の漁業関係者に顔を覚えてもらうことから始まりました。勤務初日に上司に連れられて、新湊大橋のたもとにある堀岡養殖漁業協同組合や、新湊漁業協同組合、観光協会など4、5か所に挨拶に回って、現場を見せてもらいました。

堀岡養殖漁業協同組合の養殖場

漁港のパトロールからいみずサクラマスのPRまで。幅広さが魅力の仕事

 

―1日の仕事の流れを教えてください。

 

橋本:日によって全然違うんですが、例えばある日は、午前中に県・市・漁協が合同で漁港内に異常がないか確認する漁港のパトロールがあって、その後は漁協と補助事業の打ち合わせ、さらにヒラメやキジハタ、クロダイなどの稚魚を海に放流する「種苗放流」の手伝いをするなど、一日中外に出ていることもあります。ほかにも、小学校で海の環境保全教室をしたり、高校で射水の魚について授業することもありました。

小学校での環境保全教室

―出張もありますか?

 

橋本:特産品相互取扱協定を結んでいる大阪府泉佐野市や姉妹都市の長野県千曲市などのイベントに出展し、『いみずサクラマス』などの本市の特産品をPRすることがあります。多いときは月に2回くらい、平均すると2か月に1回くらいのペースで出向いています。

 

―想定していなかった仕事もありましたか。

 

橋本:ありましたね。土曜日の早朝に地域の海岸清掃活動に参加したり、担当ではないんですが、鳥獣被害対応でイノシシの駆除に立ち会ったこともありますし、イベント開催時の駐車場整理など、入庁当時は市役所の仕事の幅広さに驚きました。デスクワークが中心だと思っていたので、幅広い仕事ができるのは面白いですね。

 

―印象的だった出来事を教えてください。

 

橋本:漁港内の公園管理で、近隣の住民の方から「木が伸びきって困っている」と問い合わせがあって、業者に頼んで剪定してもらったことがあったんです。その後、選挙事務で顔を合わせたときに、その方から「あのときはありがとう」と声をかけてもらって。一度お礼を言われたばかりではなく、別の機会にも感謝してもらえて、誰かの役に立てたんだなと感じられた瞬間でした。

いみずサクラマスのPRイベント

提案が通る風通しの良さ。無理のない働き方も魅力

 

―職場の雰囲気はいかがですか。

 

橋本:風通しがいいと思います。上司の指示に従う場面はもちろんありますが、提案したことをちゃんと聞いてもらえる部署です。普段はよく会話が交わされていて、集中するときとのメリハリがありますね。

 

―残業やお休みの状況はどうですか。

 

橋本:残業はほぼないです。忙しくなるのは主に土日のイベント対応で、その場合は勤務時間に応じて平日に代休を取ったり、時間外手当が支給されます。

 

―プライベートではどんな風に過ごされていますか。

 

橋本:休日はよく名古屋へ中日ドラゴンズの応援に行きます。また、市役所の野球部に入っていて、大会が近づくと、仕事終わりに練習が入ることもあります。幅広い年代の職員と一緒に活動することで部署を超えた顔なじみが増えて、仕事もしやすくなっていると感じます。

 

―射水市の印象は、入庁前後で変わりましたか。

 

橋本:沿岸部での仕事が多いので、その周辺の話ばかりにはなりますが、もともとは新湊大橋や海王丸パークがある、海のきれいな街というイメージでした。実際に働いてみると、千年以上続く漁業や、内川沿いの町並み、曳山祭り、獅子舞など、歴史をつむぎながらも、新しいお店が次々にオープンするなど、活気にあふれた街だと感じるようになりました。沿岸部以外の魅力についても今後勉強していきたいです。

 

―最後に、射水市役所を目指す方へメッセージをお願いします。

 

橋本:私自身、知識ゼロ、社会経験ゼロからのスタートでしたが、先輩や上司に教えてもらいながら少しずつ仕事を覚えていきました。幅広い業務に挑戦できる環境なので、興味を持ってもらえたらうれしいです。

 

―本日はありがとうございました。

 

水産業とは縁のない学生時代を過ごしながらも、射水市の漁業を支える仕事にやりがいを見いだしていた橋本さん。刺身が苦手だったという冒頭のエピソードが印象的でしたが、取材を通して、知らなかった分野に飛び込んでも自分なりの役割を見つけられることを教えてもらいました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年6月取材)

職員インタビュー

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