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大船渡市役所

大船渡市は、岩手県の沿岸南部に位置する自然豊かで風光明媚な人口約3万3千人のまちです。 温暖な気候と風光明媚な景色が魅力の大船渡市も、2011年の震災の被害を大きく受け、近年は復旧と復興に注力してきました。 震災からの復旧と復興を経て、今、市民と協働して新たなまちづくりに取り組んでいます。 多様な地域課題を一つでも多く克服するため、私たち大船渡市職員は、柔軟な発想と勇気をもって改革に取り組んでいます。

地元へUターン!大船渡市役所で叶える『市民のための仕事』とは?~転職して気づいたやりがいと魅力~

大船渡市役所

2025/05/18

岩手県大船渡市役所で働く清水さんのインタビュー記事です。

民間IT企業から、地元である大船渡市へUターン転職されたという清水さんに、転職を決意したきっかけや、実際に市役所で働く中で感じるやりがい、民間企業との違い、そして大船渡市の魅力について、ご自身の経験を交えながら語っていただきました。

 


ーまずは簡単な自己紹介をお願いします。

清水:私は大船渡市出身です。高校までは市内の学校に通っていて、大学は関東の学校で、理学部数学科を専攻していました。大学卒業後はIT系の企業に勤め、主にECサイトの構築などをしておりました。

 

前職を3年弱勤めた後、令和6年1月に大船渡市役所に入庁しました。現在は、企画政策部企画調整課に所属しています。

職員さんの写真

ー転職しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

 

清水:前職は東京が本社だったのですが、いずれは地元に戻り、地元の為に働きたいという思いを採用当時からずっと持っていたんです。そんな中、担当していたプロジェクトが一区切りついたタイミングがあり、「地元に戻るなら今だ」と思い転職を決意しました。

 

地元で働く選択肢の中で自治体職員を選んだのは、漠然としたイメージではあったのですが、やはり自治体が一番市民の方々と関わることができ、直接的に地元のために何かできる仕事だと考えたからです。他の自治体は考えず、大船渡市一本で受験しました。

 

もし落ちてしまっても、実家が自営業なので手伝いをしながら、また来年受けようと思っていました。それくらい、地元大船渡市で働きたいという気持ちが強かったですね。

 

ー現在はどのような業務を担当されているのでしょうか?

 

清水:主な担当としては、当市にある北里大学のキャンパス活用や大学との連携強化に関する業務、それからILC(国際リニアコライダー)という研究施設の実現に関する業務を担当しています。

 

北里大学との連携では、研究費の補助金事務や、大学の先生を講師にお招きして市民向けの公開講座や小中学校向けの出前授業などを企画・運営しています。ILC(※)実現に関しては、市民向けのセミナー開催や、お祭りなどでの広報活動、子ども向けの科学教室の企画などを行っています。

※ILC(国際リニアコライダー):ビッグバンを擬似的に起こして宇宙の根源を探る研究施設。

イベントの様子

 

ー実際に働いてみて、どのような時にやりがいを感じますか?

 

清水:一番印象に残っていて、やりがいを感じているのは「市民意識調査」ですね。これは年に一度、市民の方々に様々な項目についてアンケートをお願いするものなのですが、その回答を取りまとめる中で、市民の方々の生の声を直接受け止めることができます。

 

「いつもありがとう」といった嬉しい言葉もいただきますが、時には厳しいご意見をいただくこともあります。市民の声に直接触れられるのは、自治体職員ならではの貴重な経験であり、大きなやりがいにつながっていると感じています。

仕事風景の写真

 

また、担当している市民向けの講座などで、参加されたお子さんや親御さんが「楽しかった!」と笑顔で帰っていく姿を見た時や、水産業に関する講座で参加者の方が熱心に質疑応答されている様子を見ると、「市のために少しでも貢献できているかな」と実感でき、嬉しくなりますね。やはり、市民の方々と直接関わり、その反応を間近で見られる機会が多いことが、民間企業とは違うやりがいだと感じています。転職して良かったなと思う瞬間でもありますね。

 

ーやはり市民とのやりとりではやりがいを感じるのですね。転職してみて、民間企業と比べて、働き方や文化で違いを感じることはありますか?

 

清水:一番強く感じるのは、やはり「法律やルールに基づいて仕事をする」という点ですね。自治体の業務には、必ず根拠となる法律や条例、規則があります。何かを進める際には、まずそれらを確認することが徹底されています。民間企業にももちろんルールはありますが、ここまで法令遵守が強く意識される環境は初めてだったので、最初は少し戸惑いましたね(笑)

 

それから、いわゆる「印鑑」と「紙」の文化は、やはり民間企業との違いを感じましたね。前職のIT企業では印鑑を使うことはほとんど無く、資料も多くがデータ共有だったので、市役所に入って印鑑を押す機会や紙で資料を扱う機会の多さには正直驚きましたね。必要な手続きや記録のために重要なことだとは理解していますが、今後はもっとデジタル化できる部分もあるのではないかと感じています。

 

ーIT業界出身として、今後変えていきたいという思いもありますか?

 

清水:ありますね。例えば、決裁手続きなどもパソコン上で完結できれば、もっと効率的になるのではないかと感じています。ただ、市としてもデジタル化には力を入れていて、昨年度からデジタル関係に特化した課も新設されました。今後は新しい課が中心となって、デジタル化を一気に推進していくことになると思います。

 

ー前職での経験は、現在の業務にどのように活かされていますか?

 

清水:プログラミングの知識を直接使う場面は今のところありませんが、Excelやパソコン操作全般のスキルは非常に役立っています。資料作成などで業務の効率化を図ることができています。また、他の職員の方からパソコン操作について質問されたり、頼られたりすることもあり、そういった時に自分の知識や経験を活かせるのは嬉しいですね。

 

パソコンスキル以外では、社会人経験を通じて身につけたコミュニケーション能力が活きていると感じます。これは自覚というより、周りの方から「周りの人との付き合い方やコミュニケーションの取り方が社会人経験者らしい」と言われたことがあるので、上手くできているのかなと思っています(笑)

仕事風景の写真

 

ー実際に働いてみて、職場の雰囲気や人間関係、働きやすさはいかがですか?

 

清水:とても働きやすい環境だと感じています。まず、同年代の職員が多い印象ですね。そのため、気軽に話せる同僚が多く、コミュニケーションが取りやすいと思っています。中には地元の同級生もいて、最初は職場の先輩後輩という関係性でどう接しようか少し考えていたのですが、向こうから気軽に話しかけてくれたおかげで、ギクシャクすることなく、むしろ職場に早く馴染むことができました。

 

もちろん、年齢が離れた上司の方々もいらっしゃいますが、皆さん気軽に話しかけてくださいますし、何か意見や提案がしにくいと感じたことは特にありません。全体的に風通しの良い、和やかな雰囲気の職場だと思います。

仕事風景の写真

 

ーワークライフバランスについてはいかがでしょうか?

 

清水:ワークライフバランスはしっかり取れていると感じます。年次休暇に加えて、夏季休暇も5日間ありますし、昨年もそれらをうまく利用してリフレッシュする期間を設けることができました。

 

休暇の取りやすさについては、前職のIT企業も恵まれていた方なので、特に大きな変化は感じていませんが、市役所も全く問題なく休みが取得しやすい環境です。

 

残業については、私自身はまだそれほど多くありません。ただ、配属先や担当する業務量によっては残業時間も増える傾向にあるとは感じています。休日出勤は、イベント対応などで年に数回ありますが、頻繁にあるわけではありません。全体的に、プライベートの時間も大切にできる環境だと思います。

 

ー清水さんにとっての「大船渡市の魅力」とは何でしょうか?

 

清水:まず一番は「人」ですね。私が幼い頃から関わってきた方々は、本当に皆さん温かくて優しいんです。その人の良さ、人の温かさが、大船渡市の大きな魅力だと思います。

 

それから、豊かな「食」も魅力です。農業も水産業も盛んで、本当に美味しいものがたくさんあります!この美味しいものを、もっと全国に、あるいは世界に発信できたらいいのにな、と常々思っているので、いずれは仕事を通じてこういった魅力を発信出来たら嬉しいですね。

 

観光面では、景色が綺麗な温泉があって、三年連続絶景部門で日本一に選ばれたこともありますし、碁石海岸という美しい海岸もあります。とにかく自然豊かで、人も温かく、美味しいものもたくさんある、本当に良いところだと思っています。

大船渡市の魅力を伝える写真
大船渡市の魅力を伝える写真

ー最後に、大船渡市役所を目指す方や転職を考えている方へメッセージをお願いします。

 

清水:自治体の仕事は、市民の方々と直接関わる機会が多く、地域のために働いているという実感を得やすい仕事だと思います。特に大船渡市は、市民の方々との距離が近く、その声に耳を傾けながら仕事を進めることができます。

 

「地元に貢献したい」「市民のために働きたい」という強い思いがある方にとっては、非常にやりがいのある職場です。

 

また、大船渡市はデジタル化や男女共同参画など、新しいことにも積極的に挑戦していく気概のある街です。変化を楽しみながら、地域をより良くしていきたいという意欲のある方、ぜひ一緒に働きましょう!お待ちしています!

 

職員さんの写真

 

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年2月取材)

職員インタビュー

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