島を1周100km。
過酷なウルトラマラソンを走るランナーたちを、島民が名前で応援し、手作りの「私設エイド」で迎える。
隠岐の島ウルトラマラソンは「町民の応援が熱い」大会として知られています。
その主担当を務めるのは、地元Uターンの若手職員。
多くのスタッフをまとめる苦労を、上司や同僚のサポートで乗り越え、大会を成功に導いた彼女の奮闘とやりがいに迫ります。

動画の目次
00:22 経歴を教えてください
00:38 なぜ公務員を目指そうと思ったのですか?
01:22 商工観光課の仕事について
02:29 隠岐の島ウルトラマラソンについて
05:39 やりがいを教えてください
06:10 隠岐の島の魅力的なスポット
07:20 職員同士の関わりについて
「隠岐のことが知りたい」から始まった、保育学科からのUターン就職
私は隠岐の島町出身で、短大では保育学科に所属していました。
卒業が近づくと、周りの友達が地元に帰るのを見て、家族も全員いる隠岐に私もちょっと帰りたくなって。
でも、その時に「私、隠岐のことあんまり知らないな」って気づいたんです。
役場だったら、イベントとか生活のこととか、色んなことを学んで隠岐に詳しくなれるかなと思って、役場への就職を考え始めました 。

「〇〇さん頑張れ!」町民全員で応援。この大会の一番の魅力です
このウルトラマラソンの一番の魅力は、なんといっても「町民の応援が熱い」こと。
大会前には、ランナーさんの名前や都道府県が載った名簿を町内の全世帯に配布するんです。
だから、沿道で応援している町民の方が、ゼッケンを見て「〇〇さん頑張れ〜」って、知らない人から名前で応援してもらえるんですよ。
他にも町民の皆さんが自らテントを張って、地元の梅を煮たものとかをふるまう「私設エイド」が充実しているのも魅力ですね。

「大好きで応援してます」。その温かい言葉が、一番のやりがいです
正直、イベント当日はランナーさんが倒れてないか、ずっと体調を気にしていました。
だから大会が終わった時は、本当にほっとしたのを覚えています。
ランナーさんや町民の方から「大好きで応援してます」とか、温かい言葉をかけていただいた時が、「担当でやっててよかったな」と一番感じる瞬間です 。
役場は本当にいい人が多くて、仕事以外のプライベートでも仲良くしてくれる人が本当に多いです。
仕事終わりに一緒にご飯に行ったり、わざわざ休みの日にみんなで集まってご飯を食べたり。
そういう機会もあって、本当に楽しい職場だなと思います。



