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伊勢崎市役所

本市は人口21万人の「とっても元気な都市」です。全国の市町村で人口の減少が見られる中、本市は、継続的に人口が増加している状況です。 大部分が平地で、強い地盤の上に立地し、台風や地震などの自然災害が比較的少ない安心安全なまちです。利便性に優れた幹線道路網を活かして、生産業や大規模商業施設の進出が進み、商工業が盛んな産業地域となっています。かつては養蚕業が盛んで、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つ「田島弥平旧宅」が有名です。近郊農業も盛んで農産物の生産も多く、新鮮な野菜がいつでも手に入れられます。気温は、比較的温暖で、雨の日が少なく、日照時間が長いのが特徴です。 人は義理と人情に厚く、また、気さくで親しみやすい人柄で、転入者の方を友好的に温かく迎え入れている「とっても暮らしやすい都市」です。

何もないところに自分が道路を作る!~土木技術職として街づくりに貢献するやりがい~

伊勢崎市役所

2025/02/14

群馬県伊勢崎市役所で土木技術職として働く生須さんのインタビュー記事です。大学で土木を学び、一度は民間企業に就職した生須さんですが、大学で培った知識を活かしたいという思いから伊勢崎市役所への転職を決めたとのこと。

そんな生須さんに、街のインフラを支えるという仕事の魅力ややりがい、そして「道路整備」という現在の業務についてお話を伺いました。

やりがいだけでなく、大変な経験までよくわかる内容となっています。


ーまずは簡単に自己紹介をお願いします。

 

生須:群馬県内の出身で、中学校、高校は県内の学校に通っていました。中学・高校時代は陸上部に所属していて、駅伝という団体競技を通してメンバー1人1人の重要性やチームワークの大切さを経験しました。駅伝のように、チームで一つの目標に向かって努力する経験は、今の仕事にも活きていると感じています。

 

県内の大学で土木や建築について学び、卒業後は民間企業での経験を経て、平成27年に伊勢崎市役所に土木技術職として入庁しました。現在入庁10年目となります。

ー大学で土木を学ぼうと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

 

生須:高校は普通科だったのですが、他の学科の生徒が測量をしている姿を見て、自分もやってみたいという気持ちが強くなりました。

理系分野に進みたいという思いから工科大学への進学を決めました。実際に土木関係への興味が強くなったのは大学に入ってからですね。学生生活の中で、測量等に触れる機会があったのですが、測量を通して地域環境を調査し、整備していくという土木の仕事に興味を持ちました。

 

ー大学卒業後は一度民間企業に就職されたとのことですが、どのようなお仕事をされていたのですか?

 

生須:大学卒業後は金融系の企業に就職しました。

前職では3年間働いていたのですが、大学で学んだ土木の知識を活かしたいという思いが強かったため、転職を決意しました。

 

ー転職先として、伊勢崎市役所を選んだ理由を教えてください。

 

生須:地元で就職を検討していたのですが、事務職での採用のみで土木職の採用がなかったということもあり他自治体も併願をしていました。伊勢崎市は、学生時代陸上競技の大会などで華蔵寺公園の陸上競技場に訪れたことがあり、私としては馴染みのある場所だったということが受験に至った大きな理由ですね。

 

ー働きながらの転職活動は大変でしたか?

 

生須:そうですね、基本的に勉強時間は仕事が終わった後しか取れなかったので、限られた時間の中で効率的に勉強する必要がありました。参考書を読んだり、面接の練習をしたりと、やるべきことがたくさんあって大変でしたね。

 

大学の卒業生で公務員として働いている方がいたので、面接の練習に付き合ってもらったりもしていました。筆記勉強よりも面接の方が大事だと聞いていたので、面接対策は特に力を入れて取り組みました。

伊勢崎市の面接は、他の自治体と比べて和やかな雰囲気で、緊張せずに臨むことができました。面接官の方にも「緊張しなくていいですよ」と声をかけていただき、リラックスして面接に臨むことができました。 

ーこれまでに経験された業務内容について教えてください。

 

生須:入庁後最初の6年間は公園緑地課に配属され、公園の維持管理を担当していました。主に遊具の修繕や点検、公園内の樹木の剪定及び除草などの委託業務の発注等をしていました。公園利用者の安全・安心を守るための業務が中心でしたね。

その後、現在の道路整備課に異動となりました。

 

ー現在の道路整備課ではどのような業務を担当しているのですか?

 

生須:道路整備課では、生活道路から幹線道路まで、様々な道路の整備を行っています。地元住民の方々から「道路を拡幅してほしい」という要望が寄せられることもあります。市民の方が住みやすい道路環境を整えるため、日々業務に取り組んでいます。

 

例えば、道路が狭くて救急車などが通れないという問題を抱えている地域では、住民の方々の生活に支障が出ているため、優先的に道路整備を進める必要があります。まずは地元の区長さんから要望書をお預かりし、事業着手に向けて沿線に住む地権者の方々から同意を得るための交渉を行います。その後、測量業者に委託して測量を行い、設計の説明会などを開催します。必要に応じて用地買収の手続きを行い、最終的に工事を発注し、完成までを見届けるというのが、一連の流れです。

 

測量、用地買収、工事、それぞれに1年ずつ、合計3年ほどの期間がかかるのが一般的ですね。

現在は、幹線道路の工事と並行して、生活道路の測量及び工事の監督業務もしています。

 

ー大学時代、測量に興味を持たれたとのことですが、今現在、ご自身で測量をされる機会はあるのでしょうか?

 

生須:測量自体は専門業者に委託しているため、自分自身が現場で測量したりということはあまりないですね。設計についても、委託業者から上がってきた設計図を手直ししたり、修正を加えたりする作業が主となります。

市役所では、現場で測量をするというよりかは事業がスムーズに進むように市民の方々と協力して事業を作り上げるといった仕事になるのかなと思いますね。 

ーこれまで経験された業務の中で、特に印象に残っているものはありますか?

 

生須:道路整備課に異動してからは、道路改良事業の設計・工事の発注業務、監督業務などを行っています。何もなかった場所に道路が完成していく過程を間近で見ることができ、完成した道路を自分が通る時には、感慨深いものがありますね。自分が整備した道路が、地域住民の方々の生活を支えていると考えると、大きなやりがいを感じることもできます。

 

自分が作った道路を実際に自分の目で見て、地域の方々に「広げてもらってよかった」と感謝された時は、この仕事をやっていて良かったと感じる瞬間でもあります。「他の場所も整備してほしい」という声をいただくこともあり、地域貢献を実感できますね。

ーやりがいを感じる一方で、大変だった経験についてもお聞かせください。

 

生須:幹線道路の整備においては、2車線の交通量が多い中で片側の1車線の通行を規制したりするため事故が起きないように警察と事前に協議しながら工事を進めています。

また、規制の中で大型車両等の出入りがある部分については、工事を施工する時期を各事業者と個々に調整する必要があり、その工程に納得してもらえるように何度も連絡を取ったりして説明するのが思った以上に大変でした。とにかく根気強く交渉を続けることが大切なんだと改めて感じましたね。

 

また、生活道路の整備では、反対者が一人でもいると工事が進まないため、住民の方々全員に納得していただけるよう、丁寧に説明していく必要があります。土木技術職とは言え、土木に関する知識と経験だけでなく、やはり市職員としての幅広い知識とコミュニケーション能力も大切ですね。

 

ー土木技術職として入庁していますが、やはり異動によっては業務内容が大きく変わるのですか?

 

生須:以前は公園緑地課で修繕や小規模な工事を担当していましたが、道路整備課に異動してからは、大規模な工事を担当するようになりました。扱う工事の規模が大きくなったことで、積算システムで使用する範囲も広がり、最初は戸惑うこともありました。

 

道路整備課以外にも、建設部では道路管理課・治水課、都市計画部では都市計画課・公園緑地課・区画整理課、上下水道局では上水道整備課・下水道施設課・下水道整備課など土木技術職として異動の可能性がある部署はいくつかあります。 

異動により業務が変わるのは大変でもありますが、これまでの知識と経験を活かすことができる部署も多いです。 

ー入庁前に抱いていた自治体土木職の働き方と、実際に働いてみて感じたギャップはありましたか?

 

生須:入庁前は基本定時で帰れると思っていましたが、実際は残業をすることもそれなりにあります。専門職とは言え、市職員として幅広い業務に携わるため、どうしても業務量は多くなります。

 

ただ、忙しい中でも休みを取りづらいという雰囲気はありません。夏休みもあるので、旅行などプライベートも充実させることができています。工事の発注時期や、工事が始まってから完成するまでの期間は忙しいですが、それ以外の時期は比較的落ち着いて仕事をすることができています。

 

ー最後に、これから伊勢崎市役所で働きたいと考えている求職者の方々にメッセージをお願いします。

 

生須:伊勢崎市役所では、土木技術職の仕事内容を体感してもらうためのオンライン説明会などを開催しています。人数によっては実際に市役所に来てもらい現場を案内するなど、実際の業務に触れる機会もあります。

土木の仕事に興味を持ってもらうためには、まずは働き方を知ってもらうことが大切だと思いますので、少しでも興味のある方は積極的に参加してみてください。

 

伊勢崎市では土木技術職の通年採用を行っているため、興味を持ったタイミングでいつでも応募することが可能です。

是非、働く場所の一つとして伊勢崎市を選んでもらえればと思います!

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年1月取材)

 

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本市は人口21万人の「とっても元気な都市」です。全国の市町村で人口の減少が見られる中、本市は、継続的に人口が増加している状況です。 大部分が平地で、強い地盤の上に立地し、台風や地震などの自然災害が比較的少ない安心安全なまちです。利便性に優れた幹線道路網を活かして、生産業や大規模商業施設の進出が進み、商工業が盛んな産業地域となっています。かつては養蚕業が盛んで、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つ「田島弥平旧宅」が有名です。近郊農業も盛んで農産物の生産も多く、新鮮な野菜がいつでも手に入れられます。気温は、比較的温暖で、雨の日が少なく、日照時間が長いのが特徴です。 人は義理と人情に厚く、また、気さくで親しみやすい人柄で、転入者の方を友好的に温かく迎え入れている「とっても暮らしやすい都市」です。

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