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袋井市役所

袋井市役所では、まちの将来像「活力と創造で未来を先取る 日本一健康文化都市」の実現を目指し、“チャレンジ&スマイル”をキャッチフレーズに、市民や市内企業・団体のみなさんとの「共創のまちづくりの推進」と、恵まれた「地域資源のフル活用」により、新たな時代のまちづくりに挑戦しています!

「病気になる前」の日常を支えたい。若手保健師が袋井市で見つけた、一生モノのやりがいとは。

袋井市役所

2026/01/23

「将来、誰かの健康を支える専門家になりたい」その決意の原点は、中学生の時に参加した地元の職場体験でした。生き生きと働く保健師の姿に憧れ、迷うことなくその道へ進んだ井原さん。

彼女がキャリアのスタートラインに選んだのは、地元ではなく袋井市でした。自ら出生率などのデータを調べ、「より多くの母子支援の経験を積める場所」として選んだその決断には、若手ながらもプロフェッショナルとしての確固たる意志を感じます。

現在はこども支援課の保健師として、妊娠期から乳幼児期までの親子の伴走者となっている井原さん。初めての家庭訪問で感じる緊張感、膨大な事務作業の裏側にある責任感、そして成長した子どもたちとの再会が生む喜び。

なぜ新卒で「行政」という舞台を選んだのか?そして、見知らぬ街であった袋井市が、どのようにして「安心できる場所」へと変わったのか。若手保健師の誠実で温かな仕事への想いが伝わる内容となっています。

 


原点は中学生の職場体験。新卒で保健師の道を選んだ決意

ーまずは簡単な自己紹介と、井原さんが「保健師」という道を目指したきっかけを教えていただけますか?

 

井原:出身は静岡県東部の伊東市で、令和4年度に保健師として袋井市役所に入庁しました。

 

保健師という職業を具体的に意識したのは中学生の時の職場体験でした。地元の市役所へ行かせていただいた際、保健師さんや栄養士さんが地域の方に向けて「健康教育」の教室を開いている様子を間近で見学したんです。

 

その時、生き生きと働く皆さんの姿が本当に輝いて見えて、中学生ながらに「すごく楽しそう!」「私もこういう専門的な勉強をして、誰かの健康を支える仕事がしたい」と直感的に思ったのが始まりですね。

ー中学生での出会いが繋がっているなんて、とても素敵ですね。看護師がきっかけとなり保健師になる方も多いイメージですが、井原さんは最初から保健師一本だったのでしょうか?

 

井原:はい、私はかなり早い段階から保健師になりたいと決めていました。

進路を考えるタイミングでも心の中には保健師を目指したいという気持ちが常にあったので、

大学も看護師と保健師の両方の資格が取れるところを選びました。

もちろん、学生時代には一度は病院で臨床経験を積み、医療処置の技術を磨いた方が、将来どこで働くにしても役立つのではないか、と迷った時期もありました。

 

でも、いざ就職活動を始めた時、自分がやりたいのは「病気になった人のケアよりも、病気になる前に寄り添い、生活を支える保健師の現場だ」と再確認し、新卒で行政保健師の試験を受ける決意をしました。

 

ー迷いながらも、ご自身の原点に立ち返られたのですね。当初、保健師の仕事に対してどのようなイメージを持っていましたか?

 

井原:最初はもっと漠然と「健康のためにアドバイスをする人」というイメージでした。

 

食事や運動など、身近な生活習慣から健康を支える仕事なのかなと思っていたのですが、大学で深く学ぶうちに、今担当している「母子保健」の分野に惹かれるようになりました。

 

当時、私は大学進学を機に実家を離れ一人暮らしをしていたのですが、親子や家族の絆について授業で学ぶ中で「自分もこうして大切に育てられてきたんだな」と改めて親の愛情を実感する瞬間があったんです。

 

その感謝の気持ちが、今度はこれから親になる方や子育て中の方々を支えたいというエネルギーに変わっていきました。

 

「知らない街」から「安心できる場所」へ。袋井市を選んだ理由と魅力

ー地元である伊東市ではなく、袋井市を選んだ理由は何だったのでしょうか?

 

井原:静岡県内で就職することは決めていたのですが、特に「母子保健」の経験をたくさん積める場所を探していました。

 

県内の出生数などを調べていくうちに、東部よりも西部や中部の方が子どもが多く生まれているというデータを見つけたんです。子どもが多いということは、それだけ多くの事例に関わり、保健師としての経験値を高められると考え、西部を中心に検討しました。

 

ーデータを活用して働く場所を考えるのはとてもすごいですね。ちなみに、袋井市にはもともと馴染みがあったのですか?

 

井原:正直に言うと、名前を知っている程度でした(笑)

 

「浜松へ行く途中にある街だな」というくらいの認識で、実際に降り立って歩いたことは一度もなかったんです。でも、試験のために初めて袋井市を訪れた時、不思議と「ここ好きだな」と感じました。海が近く、穏やかな空気感、人も多すぎず少なすぎず、地元の伊東市に似た雰囲気があって、「ここでなら安心して生活し、働いていける」と感じたのが最初の印象ですね。

 

また、袋井市は近隣と比べると試験日程が早くて、早めに内定をいただけたというのも決め手の一つでした。

ー直感とタイミング、どちらも大切ですよね。実際に住んでみて、袋井市の印象はいかがですか?

 

井原:すごく便利で住みやすい街だと思っています。買い物に困ることはありませんし、電車などの交通の便もとても良いです。何より、街全体に柔らかくて温かい雰囲気があるんです。

 

近所の方々が仲良く立ち話をしている光景をよく見かけるのですが、そういう人の温もりが感じられる環境は、地元を離れて来た身としてもすごく心強いですね。

 

事務仕事も、大切な支援の一部。現場で知った保健師のリアル

ー現在のお仕事内容について、詳しく教えていただけますか?

 

井原:入庁以来ずっと「おやこ健康係」に所属しています。

 

主な対象は、妊娠中の方から3歳くらいまでのお子さんをお持ちのご家庭です。具体的には、母子健康手帳の交付、生後4ヶ月までの赤ちゃんがいる全家庭を訪問する「赤ちゃん訪問」、あとは定期的な健康相談や乳幼児健診の運営などを担当しています。

 

ーまさに「親子の伴走者」ですね。実際に働いてみて、イメージしていた保健師とギャップを感じた部分はありましたか?

 

井原:一番驚いたのは事務仕事の多さですね(笑)学生時代の実習では、訪問や相談といった「対人業務」の場面しか見ていなかったので、デスクワークがこれほど重要だとは思いませんでした。

 

実際には、訪問や事業を安全かつ円滑に行うための事前準備や記録作成、書類の整理などが業務の半分近くを占めています。最初は「これも保健師の仕事なの?」と戸惑うこともありましたが、今ではこの事務という土台があるからこそ、市民の方に責任ある支援ができるのだと理解しています。

ー「家庭訪問」は緊張感がありそうですね?

 

井原:そうですね。袋井市では地区担当制をとっているので、原則として自分の担当エリア内を訪問するのですが、初めて伺うお宅は、ドアを開けてみるまでどんな状況か分かりません。4年目になった今でも、インターホンを押す瞬間は毎回ドキドキしています。

 

ー出生データを基に袋井市が候補にあがったとのことでしたが、実際に働いてみて、「子育て支援」に関する手厚さなどは感じますか?

 

井原:はい、強く感じます。組織改編で「こども若者家庭センター」が設置されたこともあり、切れ目のない支援体制がさらに強化されました。一時預かりの場所や育児のお手伝いサービスなど、市民の方が活用できる「資源」が豊富にあるのは袋井市の大きな強みです。

 

私たち保健師も、ただ話を聞くだけでなく、「こういうサービスがあるから使ってみませんか?」と具体的な提案ができるので、支援の幅もどんどん広がっていると感じます。

 

親子の笑顔が最高のやりがい。4年間で積み上げた保健師としての働き方

ーこれまで保健師として働いてきて、特に印象に残っているエピソードはありますか?

 

井原:1~2年目の頃に母子健康手帳をお渡ししたり、赤ちゃん訪問でお会いしたりしたお子さんが、今、2歳や3歳になって健診に来てくれることがあります。ふとした瞬間に、お母さんから「あの時の保健師さんですよね?」と声をかけていただけると、あの時少しでも不安に寄り添えていたのかな、相談して良かったと思ってもらえていたのかな…と、最高に嬉しい気持ちになります。

 

お子さんの成長を一緒に見守らせてもらっているんだなと実感し、思わず胸が熱くなる瞬間ですね。

ーそれは嬉しいですね。逆に、大変だなと感じることもありますか?

 

井原:何よりも「伝え方」が難しいと思っています。人を相手にする仕事なので、私の伝え方一つでお母さんを不安にさせてしまったり、意図せず不快な思いをさせてしまったりする可能性もあります。

 

一人ひとり、置かれている状況も考え方も違う中で、どう言葉を選び、どう心を通わせるべきか、正解がないからこそ、今でも毎日が勉強であり、難しい部分でもあります。

 

ー職場の雰囲気についてはいかがでしょうか。悩んだ時に支え合えるような環境ですか?

 

井原:本当に周りの人に恵まれていると感じています。

 

業務で行き詰まった時、先輩方に相談すると、自分のことのように親身になって一緒に考えてくれます。1年目の頃、不安でいっぱいだった私に「1年目なんだから、分からないことはどんどん聞いていいんだよ」と笑顔で声をかけてくださった温かさには、何度も救われました。

 

今では後輩もできましたが、フレッシュな視点や積極的な姿勢に私自身も日々刺激をもらっています。

母子支援の視点を、家族全体の健康へ。未来へ繋ぐバトン

ー井原さんは、今後保健師として挑戦してみたいことや目標はありますか?

 

井原:数年ごとに異動があるので、私もそろそろ別の分野を経験する時期かもしれません。この4年間、母子保健に携わる中で感じたのは、「親御さんの健康状態や心の余裕が、お子さんの成長にダイレクトに影響する」ということと「家族全体の健康はすべて繋がっている」ということです。

 

もし成人保健や高齢者保健を担当することになっても、この母子保健で培った「家族全体を診る」という気持ちを忘れずにいたいですね。

 

異動すればまた新しいことの勉強から始まりますが、経験を積むことで、特定分野ではなく、「保健師」としての専門性を高めていきたいと思っています。

 

ー最後に、保健師を目指している方や自治体選びに悩んでいる方へメッセージをお願いします!

 

井原:保健師として身につける知識や経験は、仕事のためだけではありません。自分自身や家族、大切な人たちの健康を守るためにも役立つ「一生の強み」になります。

 

私自身、もともと人と話すのが特別得意なタイプではありませんでしたが、現場で多くの方の人生に触れる中で、自分自身が一番成長させてもらっていると感じています。

 

袋井市は、職員同士の絆が強く、新人を温かく迎え入れてくれる土壌があります。そして何より、市民の皆さんが温かく、安心して一歩を踏み出せる場所です。

 

皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!

ー本日はありがとうございました。

 

井原さんは、落ち着いた雰囲気の中で一つひとつの質問に誠実に答えてくださいました。印象的だったのは、出生率という客観的な数字をきっかけに袋井市を選びながらも、最後は「ここでなら安心して暮らせそう」という直感を大切にされていたことです。

専門職としての冷静な視点と、街の温もりに救われたという素直な表現。その絶妙なバランスが、相談に訪れる親御さんたちの心を解きほぐしているのだと感じました。かつて中学生の自分が憧れた姿を、今、自分らしい等身大の形で見つけようとしている。保健師として働く想いがダイレクトに伝わってくるような取材時間でした。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年12月取材)

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