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御所市役所

大和平野の西南部に位置し、西部に金剛・葛城山が峰を連ね東南部の丘陵地から平野の広がる緑豊かな自然に囲まれた田園都市です。 将来都市像として「行きたい、住みたい、語りたい。~自然と歴史を誇れるまち ごせ~」を掲げ、安心・安全な暮らし、自然と歴史・文化を活かしたまちづくりに市民と共に取り組んでいます。 ともにまちをつくっていきませんか。

「ともに拓き、ともに創る」人材求む!奈良県御所市の人事担当者が語る、採用のホンネと成長できる職場環境

御所市役所

2025/08/08

奈良県御所市役所で人事採用担当者として働く光武さんのインタビュー記事です。
「ともに拓き、ともに創る」をスローガンに掲げる御所市が求める人材像から、エントリーシートや面接で重視するポイント、入庁後の手厚い研修制度、そして「仲の良さ」が自慢の職場環境まで、人事担当者の視点から余すことなく語っていただきました。

 

 


 

【御所市のビジョン】「ともに拓き、ともに創る」まちづくりと、それを支える人材

ー現在の御所市は、どのような未来を目指してまちづくりを進めているのでしょうか?

 

光武:昨年10月に新しい市長が就任し、市として「ともに拓き、ともに創る」というスローガンを掲げています。その象徴ともいえるのが、現在進行中の大きな事業です。

 

一つは「新しい学校づくり」です。これからの時代に合った教育環境を整備するため、専門の課を設置し、未来を担う子どもたちのための大きな挑戦を進めています。

 

もう一つは「駅前整備」ですね。現在、市役所の庁舎は駅から徒歩10分ほどの場所にありますが、これを駅のすぐ横に移転させる計画です。
令和13年度の完成を目指しており、市民の利便性向上はもちろん、駅前のにぎわい創出の核となる事業です。


 

ー「ともに拓き、ともに創る」というスローガン、非常に力強いですね。そのビジョンを実現するために、どのような人材を求めていますか?


光武:はい、やはりスローガンのとおり、「ともに拓き、ともに創る」姿勢を持った人材を求めています。昨年の市長交代は、16年間続いた市政からの大きな変化でした。だからこそ、前例踏襲にとらわれず、新しいことに積極的に挑戦できる人が必要だと考えています。

 

もちろん、真面目にコツコツと業務に取り組む力も大切です。それに加えて、「自ら課題を見つけ、解決のために行動できる」、そんなエネルギーのある方と一緒に働きたいですね。


 
 

【採用選考のポイント】人事担当者が見ているのは「熱意」と「人間性」

ー公務員を目指す受験者にとって、一番気になるのが採用選考です。まず、エントリーシートではどのような点に注目していますか?


 光武:エントリーシートで一番見ているのは、「どれだけ御所市について知ろうとしてくれているか」という熱意の部分ですね。質問項目に対して、ありきたりな回答ではなく、“ご自身の言葉で語られているかどうか”が重要です。

 

例えば、御所市の魅力として、市のポスターにもある「葛城山」はすぐに調べれば出てくる情報です。しかし、そこから一歩踏み込んで、なぜ葛城山に興味を持ったのか、その自然や歴史にどんな魅力を感じ、それを職員としてどう活かしていきたいのか。

 

そういった、あなただけの視点や思いが書かれていると、「この人は本気で御所市を考えてくれているな」と感じます。市の施策や観光資源について、ご自身の言葉で語れるくらい、深く知っていただいていると嬉しいですね。


 

ーなるほど、市への理解度や興味の深さが問われるのですね。では、面接ではどのような点を重視していますか?

 

光武:面接で重視しているのは、大きく二つあります。

 

一つは、エントリーシートに書かれていることと、実際にお話しする内容に「一貫性」があるかどうか。話に筋が通っているかは、論理的思考力や誠実さを判断する上で大切なポイントです。

 

もう一つは、やはり「コミュニケーション能力」です。公務員の仕事は、市民の方々をはじめ、多くの人と関わる仕事ですからね。面接という緊張する場面で、相手の質問の意図を正確に理解し、自分の考えを分かりやすく伝えられるかを見ています。


 

ー面接では緊張してしまう受験者も多いと思います。リラックスして臨むためのアドバイスはありますか?


 光武:おっしゃる通り、緊張はつきものですよね。私たちも、受験者の皆さんがリラックスして本来の自分を出せるように、工夫をしています。

 

例えば、面接の控室では、面接官ではない若手の人事課職員が声をかけ、当日の流れを説明したり、ちょっとした雑談をしたりすることがあります。面接官よりも年齢が近い職員と話すことで、少しでも緊張をほぐしてもらえたらと思っています。

 

アドバイスとしては、「自分を良く見せよう」と気負いすぎず、フランクに、ありのままの自分を見せてほしいということです。緊張してうまく話せない姿も含めて、その方のパーソナリティです。

私たちは、完璧な受け答えよりも、その方の「人となり」を知りたいと思っています。ご自身の性格やパーソナルな部分を隠さずに出していただける方が、私たちとしても「この人と一緒に働きたい」と感じやすいですね。

 

  

【入庁後の成長環境】手厚い研修とメンター制度で職員の成長を全力サポート

ー入庁後の人材育成制度についてお聞かせください。新規採用職員向けの研修はどのようなものがありますか?

 

光武:新規採用職員の成長をサポートするために、多様な研修を用意しています。

 

まず、入庁直後の4月には、市の職員が講師となる「庁内研修」を1日かけて行います。ここでは、服務規律や出退勤のルールといった基本的なことから、御所市の魅力である観光など、業務に必要な知識を幅広く学びます。市長や副市長から直接お話を聞く機会もあります。

 

さらに、外部の専門家を招いて、ビジネスマナーやコミュニケーションといった実践的なスキルを学ぶ研修も実施しています。

研修の様子①

ー入庁直後だけでなく、その後のフォローアップもあるのでしょうか?

 

光武:もちろんです。入庁から半年後の10月にも、フォローアップの庁内研修があります。ここでは、4月の内容をさらに深掘りし、財政、法制、総合計画等の研修を実施しています。今年度は、新たに「手話」の研修も取り入れる予定で、どの窓口業務でも役立つスキルを身につけてもらう予定です。

 

また、県内市町村の新規採用職員合同研修にも参加します。これは4月〜5月と、半年後の秋頃の2回あり、他の市町村の同期と交流しながら学べる貴重な機会になっています。

さらには、2年目、3年目の若手職員向けの研修もしっかり用意しています。


 

ー中堅職員やベテラン職員向けの研修制度も充実しているのでしょうか?

 

光武:はい、私たちは職員一人ひとりがキャリアを通じて成長し続けられるよう、また昇格した際にも活かせるよう、階層別研修を計画的に実施しています。

 

以前は挙手制の研修が多かったのですが、そうすると参加する人が偏ってしまうという課題がありました。そこで現在は、「3年に1度は必ず研修を受ける」という仕組みを導入し、全職員が継続的に学ぶ機会を得られるようにしています。

 

主査級、係長級といった役職や経験年数に応じて、必要なスキルを学べる研修をこちらから案内し、参加の意向を確認する形をとっています。

これにより、職員全員のスキルアップを組織として後押ししています。


 

ーメンター制度も導入されていると伺いました。

 

光武:はい、新規採用職員一人ひとりに対して、先輩職員がメンターとして付く制度を導入しています。

 

この制度のユニークな点は、あえて配属先の直属の先輩ではなく、フロアが違うなど、少し離れた部署の先輩がメンターになることです。これにより、配属先の人間関係とは別の、第三者的な視点から気軽に相談できる環境を作っています。

 

仕事の悩みはもちろん、プライベートなことまで、何でも話せる「ナナメの関係」を築くことで、新入職員が安心して職場に馴染めるようサポートしています。

研修の様子②

【御所市の魅力】職員間の「仲の良さ」が、まちづくりの原動力

ー御所市役所の職場の雰囲気について教えてください。


光武:これはあくまで私の印象ですが、御所市は非常に「職員間の仲が良い」職場だと思います。部署を超えた一体感がありますね。

 

その象徴が、活発なクラブ活動です。4月の新規採用職員研修では、各クラブの紹介タイムを設けているくらいなんですよ。それくらい職員同士の交流を大切にしています。

 

近年、公務員の離職率が課題になっていますが、こうした横のつながりを強めることで、働きやすい環境を作っていこうという思いがあります。



 

ー最後に、御所市の職員を目指す方へメッセージをお願いします。

 

光武:近年、公務員の人気が少しずつ変化していることは、私たちも実感しています。私が受けた頃に比べると、応募者数も落ち着いてきました。それは民間企業にも魅力的な選択肢が増えたからだと思います。

 

だからこそ、私たちは「御所市でなければダメだ」という方だけでなく、「多くの選択肢の一つ」として御所市を考えてくれる方も大歓迎です。正直に言って、初めから「御所市が第一志望です!」という方は、そう多くないかもしれません。

 

でも、それでいいんです。

 

まずは、就職先の一つの選択肢として、御所市に興味を持っていただけたら嬉しいです。皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。


 

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年7月取材)

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