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八戸市役所

八戸市は、平成29年に当市は中核市へ移行し、近隣の7町村と八戸圏域連携中枢都市圏を形成しながら、北東北地域の住民生活と地域経済を支える拠点として、更なる飛躍を遂げています。さらに、市発展のため、人口減少・少子高齢化の進行やグローバル化・デジタル化の進展に加え、グリーン社会の実現に向けた取組の加速化や、水産資源確保・中心市街地の賑わい創出に関する取組など、様々な課題へ立ち向かっています。

「八戸をもっと良くしたい!」Uターン就職4年目の若手職員が語る、仕事と地域への想い

八戸市役所

2025/03/28

八戸市役所に入庁して4年目の一般行政職の方にお話をお聞きしました。

 

岩手県の大学で心理学を学んだ後、八戸市役所に就職。公務員を選択した理由、そして地元・八戸市にUターン就職した理由とは?

 

また、入庁してからのキャリア、現在の仕事内容、八戸市への熱い思い、地元民としておすすめのイベントのことも伺いました。

 

 

ーこれまでのご経歴をお聞かせください。

 

八戸市出身で、高校まで地元で過ごした後、岩手県の大学に進学しました。卒業後は地元に戻り、2021年に八戸市役所に入庁し、今年で4年目です。

 

 

ー大学では、どのような学問を専攻されたのですか?

 

大学では人文社会科学部に進学し、以前から興味があった心理学のうちの臨床心理学を専攻しました。そこでは、他者の言葉や行動が自分自身にどのような影響を与えるのかについて研究していました。
 

ー公務員を目指したきっかけは何だったのでしょうか? 

 

高校生の頃、将来の夢が具体的に定まっていなくて、大学で何か見つけられたらいいな、と思っていました。

 

結局、大学でも将来の仕事についてピンとくるものがなく、友達や家族にもよく相談していました。そんな時、母に「公務員とかいいんじゃないの?」と何気なく言われたことがきっかけで、公務員という選択肢が頭に浮かびました。

 

大学の頃に少し不動産関係の仕事をした経験があり、その道に進むことも少し考えましたが、最終的には大学で学んだアンケート調査の手法や統計の知識を生かして働けたらいいなという気持ちで、公務員を志望しました。
 

 

ー公務員の中でも、なぜ八戸市役所を選ばれたのですか?
 

大学時代は盛岡に住んでいたので、盛岡市役所も考えました。盛岡は本当に住みやすくて魅力的な街で今でも大好きです。

 

ただ、八戸に里帰りする度に「ここがもっとこうなったらいいのに」「こんな施設があったらいいな」と思うことがたくさんあり、その度に「八戸市をもっと良くしたい!」という気持ちが強くなっていったんです。そして最終的に八戸市役所を志望しました。
 

ー入庁前、八戸市のどのようなところを良くしたいと思われたのですか?

 

八戸市は新幹線も通っていますし、少し足を伸ばせばフェリーや三沢空港も利用できて、とてもアクセスが良い街だと思っています。

 

ただ、盛岡に住んでみたことで、地元の八戸との差に衝撃を受けました。盛岡駅には駅ビルが隣接していたり、近くに多くの飲食店が並んでいたり、人が多く行き交う活気のある雰囲気でした。

 

一方、八戸駅は郊外にあり、街の中心部までは在来線に乗り換える必要があるため、駅周辺の開発を進めて、降り立った瞬間に八戸のにぎわいを感じられる場所になればいいなと思っていました。

 

公共交通機関についても、今では使えるようになりましたが、当時は市営バスで交通系ICカードが使えませんでした。誰でも利用しやすいように、周辺自治体や社会の動向をおさえながら常にアップデートする視点を持ち続ける必要があると考えていました。

 

ー入庁されてからは、どのようなお仕事をされてきたのでしょうか?

 

最初は福祉部の福祉政策課に配属されました。

 

1年目は「地域の安心安全見守り事業」を担当しました。これは、八戸市内の事業所と協定を結び、道路の異変や一人暮らしの高齢者の方の異変などに気づいたら市に連絡してもらうという事業です。
 

協定を結ぶ先は、郵便局や新聞配達、宅配サービスなど定期的に住民の自宅を訪問する職種の会社が主になります。
 

新たに協定を締結した会社からの依頼を受けて、この事業では初めての研修をオンラインで行うことになりました。この取り組みを初めて知ることになる現場担当の方々にもわかりやすいよう、パワーポイント資料を1から工夫して作成しました。当日は通信トラブルなどで予定通りにいかないところもありましたが、その中でも重要なポイントは伝えきれ、良い経験になったと感じています。
 

2年目には窓口業務を多く担当するようになり、主に戦争で亡くなられた方のご遺族に対する弔慰金の申請受付に携わっていました。年配の方と接する機会が多く、はっきり、ゆっくり、大きな声で伝えることを心がけていました。

 

対応後、「丁寧にありがとう」などと声をかけてもらえることがあり、市民対応をしている実感が一番大きかった業務でした。
 

3年目には庶務業務も担当しました。福祉政策課は福祉部内の取りまとめも担当していたので、通常の給与・人事対応や照会対応のほか、議会対応や予算対応など幅広い業務に携わりました。

 


 ー現在の仕事内容について教えてください。

 

今年から財政部の住民税課に配属になり、特別徴収を担当しています。

 

給与から住民税が天引きされている方や、給与天引きを行っている会社の担当者の方とやり取りをするのが主な仕事です。
 

1月~5月は繁忙期で、企業から提出される大量の書類のチェックやデータ入力、エラー確認などに追われます。4月には、翌年度の住民税額を確定し、5月には会社への通知の発送準備を行います。
 

6月以降は比較的落ち着いていて、会社からの問い合わせ対応や、従業員の入退社に伴う書類の確認作業などが主な業務となります。

ー仕事のやりがいや面白さを感じる瞬間はどんな時ですか?

 

自分が成長を実感できた時、そしてその成長が市民の方の役に立っていると感じられた時に、一番やりがいを感じます。

 

最初は税の知識がほとんどなく、市民の方からの電話で税金の計算方法を聞かれた時も、先輩に聞きながら対応していました。1ヶ月後、同じ質問に一人で自信を持って答えることができた時は、本当に嬉しかったです。

 

ふるさと納税に関する質問も多いのですが、実は私、ふるさと納税をしたことがなくて。だからこそ、自分自身も勉強しながら市民の方に説明することで、一緒に理解を深めていけることが面白かったです。

 

 

ー仕事で大変だったこと、苦労したことはありますか?

 

3年目に初めて庶務業務を担当した時の予算取りまとめが、一番大変でした。

 

課内の各担当者から提出された書類をまとめて、提出漏れや誤りがないか内容を確認したり、指定の順番に並べ替えたりなど、量が多くとても時間がかかりました。ほかにも、福祉部全体の予算が前年度より一定の割合を超えていないかなどを確認する必要がありました。

 

初めてのことで要領が掴めず、夜9時になっても終わりが見えない…なんてこともありました。気合と根性で乗り切りましたが、当時は本当に辛かったです。大変なことは多々ありましたが、予算の仕組みや流れなどがわかるようになり、この経験を経て大きく成長できたと感じています。

ー八戸市役所はどのような職場だと感じていますか?
 

入庁前は、市役所は堅くて真面目な人が多く、静かで活気はあまりなさそうというイメージでしたが、実際に就職してみると全く違いました。

 

皆さんフランクで話しやすく、雑談や相談もしやすい雰囲気なので、とても働きやすい職場だと感じています。同期もみんな良い人で、お互いに相談し合える心強い存在です。定期的に食事や遊びに行って親睦を深めています。

 

また、職員互助会があり、ボウリング大会やバスツアーなどを通して職員同士の交流もあります。同期の友人と参加したバスツアーでは、市内の酒造をまわって試飲をしたり、屋形船に乗ってウミネコに餌やりをしたり、とても楽しい思い出になりました。

バスツアーで、同期との一コマ

屋形船で八戸湾周辺を巡ったのですが、海から見る港の景色は新鮮で、八戸の新たな魅力を発見できました。


 ー八戸市はどのような街ですか?

 

八戸市は、東北地方の中では雪が少なく、住みやすい街です。

 

地元民としては、八戸を訪れた時には館鼻岸壁の朝市へ足を運んでほしいです。全国規模の大きな朝市で、野菜や魚はもちろん、行列ができるほど人気な唐揚げ屋さんや、私が個人的に好きな小籠包やチヂミが売っているお店などがあります。
 

寒い時期には、せんべい汁もおすすめです!南部せんべいを汁物に入れて、柔らかくして食べる八戸の郷土料理です。体が芯から温まるので、ぜひ食べてみてほしいです!

せんべい汁

夏には三社大祭という祭りがあり、その時期は中心街がとてもにぎわいます。

八戸市役所も職員互助会として山車を作成しているので、行列で山車を引いたり、お囃子で行列に参加したりすることもできます。市役所前の広場に山車や屋台が立ち並ぶので、仕事終わりにすぐ祭りに行けて参加者以外も十分に楽しめます。

市役所互助会の山車

ー八戸市役所で過ごす中で、印象に残っていることはありますか?

 

各部署から若手(主事級)職員を1人ずつ選出し、5~6人で市長と対談する機会がありました。

 

入庁して数年の若手職員の意見に対して、終始相槌を打ちながら真剣に耳を傾けてくださる市長の姿勢がとても印象的でした。肝心の自分の意見は、緊張して覚えてないのですが…(笑)

 

同期で「今の部署でこういう仕事がしたいんです」と市長にプレゼンをしてる人もいて、自分でやりたい仕事を見つけて進めていくこともできるのかと、刺激をもらう機会でもありました。
 

 

ー今後の展望について教えてください。

 

今後は、他の税金や窓口対応業務が主の部署で経験を積みたいと考えています。様々な経験を通じて、市民の多様なニーズに応えられる職員を目指したいです。


 

ー最後に、就職活動中、転職活動中の方へメッセージをお願いします。

 

八戸市役所を就職先の選択肢の一つとして考えてくださっている方がいたら、ぜひ気軽にエントリーしてほしいです! 

 

入庁前は不安なこともあるかもしれませんが、実際に働いてみると、研修体制が整っていたり、休みが取りやすかったり、とても働きやすい職場だと感じるはずです。子育て中の方でも、育児休暇や産前産後休暇、時短勤務、子どもの看護休暇などを利用しながら働くことができます。

 

八戸市は雪が少なく、交通アクセスもよく、とても住みやすい街です。迷っている方は、ぜひ一度八戸に住んでみてほしいです。住んでみてから、八戸の新たな魅力を発見できるかもしれません!
 

「〇〇で八戸市に貢献したい」など明確な動機がある方はもちろん、「公務員が少し気になっている」「八戸市もいいかもしれない」といった方の後押しになれば嬉しいです。
 

ーありがとうございました。
 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年1月取材)

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