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八戸市役所

八戸市は、平成29年に当市は中核市へ移行し、近隣の7町村と八戸圏域連携中枢都市圏を形成しながら、北東北地域の住民生活と地域経済を支える拠点として、更なる飛躍を遂げています。さらに、市発展のため、人口減少・少子高齢化の進行やグローバル化・デジタル化の進展に加え、グリーン社会の実現に向けた取組の加速化や、水産資源確保・中心市街地の賑わい創出に関する取組など、様々な課題へ立ち向かっています。

39歳で八戸市役所の機械技師へ転職!複数の民間企業を経て、地元に深く関わる仕事へ

八戸市役所

2025/03/28

八戸市役所の機械技師のインタビュー記事です。

 

民間企業でアパレル、スーパー、設備会社と様々な経験を積んだ後、39歳で八戸市役所に入庁。これまでの経験を活かしながら、市民生活を支える仕事にやりがいを感じていると話します。

 

夏は比較的涼しく、冬は雪が少ない気候と、海に囲まれた豊かな自然を持つ八戸市で働く魅力もお聞きしました。

 


―入庁前のご経歴について教えていただけますか?

 

東京にある服飾の専門学校を卒業後、東京の小売りサービス業に就職し、アパレルの仕事に就きました。有楽町の店舗で、スーツ担当として4年勤務しました。

 

その後、地元の方との結婚をきっかけに八戸市に戻り、地元に密着したスーパーに転職しました。日々を過ごす中で、人生の中で資格取得に挑戦したことが無かったことから、「何か資格を取ってみたいな」という気持が芽生え始めました。

 

そこで、市内にある環境施設の管理業者に転職しました。そこでは八戸市などからの委託を受けて、公共施設の設備の運転・保守を担当していました。ごみ焼却場やごみ処理施設の整備などに携わり、ボイラー技士や電気工事士などの資格を取得しました。

 

そして、縁あって八戸市役所の機械技師の募集を知り、チャレンジすることにしました。採用試験に合格し、令和6年4月に39歳で入庁、今年で40歳になります。


 

―なぜ自治体職員、そして八戸市役所を選ばれたのですか?

 

地元が八戸市なので、将来的には八戸市に住み続けたいとずっと考えていました。その中で、八戸市に関わる仕事に就きたいという思いがあり、市役所を志望しました。

 

地元のスーパーや施設管理業者でも、八戸市に貢献するという点では同じですが、市役所であればより直接的に市民生活に関わることができると思ったからです。

 

転職活動をしていた時期に、社会人採用枠ができたことも大きかったです。30代前半の頃は年齢制限で受験資格がなかったのですが、年齢要件が緩和され、受験することができました。

―八戸市への転職活動はどのように行なっていたか、教えてください。

 

働きながら転職活動をしていました。筆記試験対策は、自治体向けの試験対策の本で半年ほど、平日は出社前の1時間、土日は時間のある時に勉強していました。

 

面接対策は、インターネットや動画でイメージトレーニングをしました。面接の雰囲気は想像していたよりも和やかで、リラックスして臨むことができました。


 

―現在のお仕事についてお聞かせください。

 

現在、下水道業務課の水洗化普及グループに所属し、市民の生活に欠かせない下水道の整備と管理に携わっています。市民の方にとって、下水道事務所は馴染みのない場所かもしれませんが、日々の生活を陰ながら支える重要な役割を担っています。

 

業務内容は多岐に渡ります。下水道接続の申請処理、窓口対応、下水道普及活動、道路調査、融資制度の説明・斡旋、工事図面の確認などです。

 

下水道接続の申請処理については、各家庭から届いた下水道に接続するための申請図面をもとに、傾きや管の太さといった下水道法の基準を満たしているかをチェックします。年間約1,200件の申請があります。

 

窓口対応では、実際に工事を行う業者の方と、工事の方向性について協議します。法令や条例に適合できない部分があれば、柔軟に対応策を検討します。

 

下水道の普及活動も行っています。例えば水洗化相談会では、まだ下水道に接続していない方からの、相談を受けたり、下水道の説明をしたりしています。工事するにはお金もかかるので、工事費用を金融機関から借りる時に、市が利子を一部補助しており、その手続きも担当しています。

 

下水道を整備するためには、道路の調査も欠かせません。公共の道路だけでなく、個人所有の道路についても調査を行い、下水道をどのように整備していくかを検討します。


 

―いろんな分野の業務があるんですね!1日のスケジュール例を教えていただけますか?

 

日によってスケジュールは違いますが、このようなイメージです。

 

8:15~8:30

パソコンを開き、メールや事務連絡、課のスケジュールを確認します。

 

8:30~9:15

前日に処理が完了した申請について、受理しましたよ、という通知を住民に送ります。

9:30~12:00

その日に届いた申請書と完成届の処理を行います。具体的には、データベースへの入力や、図面が下水道法の基準を満たしているかの確認などを行います。

 

12:00~13:00 

昼休憩です。

13:30~14:30

法務局へ登記簿を取得するため外出します。これは、個人で所有している私道の持ち主や登記内容を調査するためです。

 

14:30~16:00

私道の現地調査を行います。現地調査では、位置関係、道路の広さ、接続の難易度などを写真に記録します。

16:00~17:00 

調査した資料をまとめます。


 

―現在の仕事の面白いところ、やりがいについて教えてください。

 

説明会で住民の方々に納得していただき、工事が無事に完了したという報告を受けた時は、自分の仕事が着実に進んでいるという実感があり、やりがいを感じます。

 

また、私は機械技師として入庁しましたが、下水道の仕事は土木系の知識も必要となるため、専門分野以外の知識も学ぶことができ、日々成長を実感することができます。

 

これまで10件ほどの下水道接続工事説明会で話がまとまり、そのうち3~4件は工事が着工しています。

 

 

―現在の仕事の中で、大変だったことについて教えてください。

 

これまでデスクワークの経験が少なかったため、資料作成やパソコン操作に苦労しました。特に、データを整理して資料にまとめる方法や、資料のレイアウトなど、最初は戸惑うことも多かったです。

 

ただ、決算資料などを作成する機会を通して、徐々に慣れていきました。10月頃には、一通りの業務をこなせるようになりました。

 

 

―前職との違いや、共通点を教えてください。

 

事務的な業務内容は、民間企業と市役所で大きな違いは無いかと思います。ただ、市役所では議会に関連する業務など、民間企業では経験できない仕事もあります。

 

また、民間企業では予算から決算までを全て一人で担当することはあまりありませんが、市役所では自分が担当する仕事の予算から決算まで、全て責任を持って行う必要があり、大きな違いだと感じています。

 

ただし、上司や同僚の方々は相談に乗ってくれるので、一人で抱え込むことなく仕事を進められます


 

―今の仕事に活かせているスキルや経験はありますか?

 

アパレル販売員時代の接客経験は、現在の仕事でも役立っています。窓口対応や業者、市民の方とのコミュニケーション、関係各課との調整など、人と話す機会が多い仕事なので、コミュニケーション能力は不可欠なんです。

 

また、施設管理業者で培った知識や経験は、図面の見方や専門用語の理解に役立っています。


 

―八戸市は、どのようなまちだと感じていますか?

 

青森県は雪が多いイメージがあると思いますが、八戸市は東北地方の中でも雪が少ない地域です。今年、青森県では記録的な大雪に見舞われましたが、八戸市ではほとんど雪が積もっていません。海に面しており、温暖な気候に恵まれています。

 

また、面積も広く、海の近くには蕪島神社という、ウミネコの飛来地があり、自然豊かな場所でもあります。私、生まれたところがそこから結構近い場所なので、海を見ると落ち着くんです。

 

最近は観光地として人気も上がっており、商業施設ができて、カフェやドーナツ屋さんもあったりして、昔よりかなり綺麗になってますね。


 

―八戸市役所は、どのような職場だと感じていますか?

 

公務員は融通が利きづらいというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際には職員一人ひとりが市民の状況に合わせて臨機応変に対応しています。もちろん、法令や基準はありますが、その範囲内で最大限の対応を心がけています。

 

職場は明るい雰囲気で、上司や同僚も気軽に話しかけてくれるので、働きやすい環境です。下水道事務所は市役所とは別の場所にあるため、事務所全体の人数は90~100名ほどですが、部署内では和気あいあいとした雰囲気で、飲み会なども定期的にありますよ。


―就職活動中、転職活動中の方にメッセージをお願いします。

 

私は39歳で八戸市役所に入庁しました。以前は年齢制限で受験資格がなかった社会人経験枠も、近年は年齢要件が緩和され、受験できるようになりました。市役所には様々な課があり、それぞれの経験を活かせる場所がきっと見つかるはずです。八戸市に興味のある方は、ぜひ一歩踏み出して挑戦してみてください。
 

ーありがとうございました。


取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年1月取材)


 

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