今回は、妙高市役所で働く二人の保健師にお話を伺いました。
高齢者の介護予防を担う「福祉介護課」と、地区担当として住民に寄り添う「健康保険課」。それぞれの現場で働く二人が語る、仕事のやりがいや、豪雪地帯ならではの苦労とは。

動画の目次
00:08 現在のお仕事内容を教えてください
01:42 車で訪問されるんですか?
02:33 印象に残っている業務を教えてください
04:18 仕事で大変だったことを教えてください
05:40 あったらいいなと思うスキルはありますか?
06:34 仕事で楽しいと感じる瞬間を教えてください
07:32 仕事のやりがいを教えてください
【福祉介護課】訪問先で、逆に元気をもらうことも
私は福祉介護課で、主に高齢者の介護予防事業を担当しています。
印象に残っているのは、雪深い山間部のお宅に訪問した時のことです。家に辿り着くだけでも大変でしたが、そんな中でも住民の方々が助け合いながら元気に暮らされている姿を見て、人と人との繋がりの大切さを学びました。
訪問先では、逆に私の方が元気をもらうことも多く、それがこの仕事の楽しさの一つでもあります。
【健康保険課】住民の「ありがとう」が、何よりの励み
私は健康保険課で、地区担当として住民の方の相談に乗ったり、健診の場で保健指導を行ったりしています。最初は「保健師から何か言われたくない」という雰囲気の方もいらっしゃいますが、じっくりお話を聞くうちに心を開いてくださることも。
帰り際に「普段こういう話を聞ける場がないから、ありがたい」と感謝の言葉をいただいた時は、本当に嬉しく、やりがいを感じます。
「相談に来たんだわ」顔と名前を覚えてもらえる、それが一番嬉しい
入庁したての頃は、制度や地名を覚えることが多くて頭がごちゃごちゃでした。
でも、地域の方と何度も顔を合わせるうちに、「あなたの顔を見に来たよ」「相談に来たんだわ」と、頼りにしてくれる方が増えていく。困った時に真っ先に連絡をくださったり、「話が聞けてありがたい」と感謝の言葉をいただいたり。
そうやって信頼関係が築けていると感じられた時が、保健師をやっていて良かったと、一番やりがいを感じる瞬間ですね。