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甲賀市役所

滋賀県土の約12%を占める甲賀市。 近畿圏と中部圏をつなぐ広域交流拠点としても位置し、商業の場としても重要な拠点でござる。 水口・土山・甲賀・甲南・信楽と多様な文化がある街だからこそ、やりがいのある仕事がいっぱいあるでござるよ。

目標は、地域に根ざした“身近な保健師”。専門職、行政職の仲間との意見交換から新たなアイデアを生み出す。

甲賀市役所

2024/05/20
すこやか支援課 森島 桃子さん

甲賀市役所の面接を受けた理由

助産師の経験を活かしながら赤ちゃんやお母さんに寄り添い続けたい。
 

前職は、病院勤務の助産師です。赤ちゃんが生まれる瞬間に立ち会えること、妊娠中や出産直後のお母さんに寄り添えることから選んだ仕事ですが、いろいろな状況が重なり、新しい働き方を求めて、転職を決めました。

「保健師」の仕事をすすめてくれたのは、助産師の先輩です。保健師は、出産直後だけでなく、成長する赤ちゃんに関わり続けられる仕事。助産師の仕事経験を活かしつつ、産後のお母さんのフォローができたら素敵だなと。

保健師として働く以上、一から勉強した方がいいと行政への就職を決めました。地元で働けること、前職の病院からも近く、病院で関わった赤ちゃんにも会えると思ったことが、応募の決め手です。

これまでの職歴、教えてください。

妊婦さんや赤ちゃん、成人、高齢者。さまざまな市民の健康に関する仕事を続けています。
 

最初に配属されたのは「健康推進課」です。妊娠中から妊婦さんに関わり、赤ちゃん訪問など母子保健を3年間担当しました。その後、甲賀包括支援センターにて2年。

 

センターでは、高齢の方の介護保険の申請などを行うなど、ケアマネージャーのような要素も含まれていましたね。

そして妊娠、産休、育休に入り、1年半後に復帰。令和元年10月から、現在の「すこやか支援課」に配属されました。今の仕事は、主にがん検診や成人の健康に関すること。内容は少しずつ異なりますが、主に健康に関する仕事を続けてきました。

これまでで一番やりがいを感じたことと言えば・・・

一人ひとりの事情と向き合い、提案。病院から保健師。そして新たな支援につなげるやりがい。
 

看護師、助産師の仕事は、医療行為を通して、患者さんが退院できるように看護を行うことです。ただ、甲賀市職員として、いろいろな家を訪問し、お話を聞くなかで、私がこれまで見てきたのは、あるひとつの面だけだったと気付かされました。

家の形状や本人の能力、生活力、周囲のサポート能力などは、それぞれ違うもの。今まで教科書通りの回答をしていたと反省しました。一人ひとり異なる事情を含めて見ていくのが、保健師の仕事。立場の違いを改めて認識しました。

私も病院勤務のとき、地域の保健師につないだケースがあります。そして今、保健師として働くことで、両方の立場が理解できました。保健師として関わる期間は長く、アセスメントする材料も多いです。

 

病院から保健師へ。そして、また別のつながりが生まれ、支援が広がるという意味では、すごくいい仕事だなと。大変なこともありますが(笑)、私にとって理想の仕事です。

この仕事を通して思うこと、感じること

新人教育、外部研修などを積極的に活用

働く上で、特によかったと思うのは、新人教育がしっかりしていること。プリセプター制度もあり、担当の先輩に相談、質問できる環境があります。

外部研修に関しても、かなり多く参加させてもらいました。よく似た人口規模、似た事業をしているところの話を聞き、ヒントを得ることで、自分たちの取り組みにも活かせるなと。学んだ成功事例を、甲賀市でも取り入れていきたいですね。

これからチャレンジしたいこと

仕事における専門性を高め、地域に根ざした“身近な保健師”になりたい。
 

これからチャレンジしたいことは、大きく2つあります。まずひとつは、仕事において専門性をさらに活用すること。例えば、健康のために減量が必要な方に対し、SNSやLINE、Zoomを活用し、専属の保健師として相談できる環境づくりがしたいなと。

 

保健師だけでなく、栄養士、栄養士、理学療法士、運動指導士など、いろいろな専門職が集まっているので、より良いサポートができるんじゃないかなと。

もうひとつは、育児サポートです。私の子どもは、歩けるようになるのが少し遅かった。仕事での知識もあり、個人差があることなども理解していましたが、子育て支援センターには、ちょっと行きにくくて。

 

そんなときにも気軽に行ける場所、同じ境遇の人に出会えてしゃべれる場所があれば、もっと楽になったのになと。

ただ、保健師に相談するのは、ハードルが高いと感じる人も多いはず。地域にいる先輩ママさんたちのサークルや、地域のサークルに、私たち保健師が行ったり、一緒に立ち上げたりしたいですね。

 

市民の方に「保健師さんって、身近な人やな」と思ってもらえるような取り組みを先輩たちと相談中です。

message〜これから同僚になるかもしれない、あなたに向けて

私のように専門職で入る方、一般職で入る方、いろいろいると思いますが、同期もたくさんいるので、働きやすい職場だと思います。中途採用でも、気負う必要はありません。

行政職の人と関わるのは、新たな発見があって面白いですよ。私は医療、介護、保健の目線で話しますが、行政のかたは、別の角度から新鮮な意見を言ってくれます。

 

発想が豊かで、アイデアがいっぱい出てくる。保健師としてこれから働き続ける上でも、いろいろな人と関わりを持っておくことは、きっとプラスになると思います。一緒に働ける日が来ることを、楽しみにしています!

(本インタビューは令和2年度に実施した内容となります)

職員インタビュー

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