甲賀市役所の面接を受けた理由
「オール甲賀で未来につなぐ明るいまち」に共感。地元の地域社会を支えたい。
甲賀市(旧水口町)で生まれ育っているため、学生時代から地元への愛着は強かったですね。地域に根ざした仕事への関心も高く、大学卒業後は、銀行に就職しました。
3年勤務し、日々の仕事と向き合う中で、改めて地元に対する思いを抱くように。また、甲賀市が掲げる「オール甲賀で未来につなぐ明るいまち」に共感したことも、転職を決めた理由のひとつです。
豊かなまちをつくるためには、行政、市民、企業が目的を共有することが必要。行政部門で、より身近な存在として地元の地域社会を支えたいと思い、甲賀市役所を志望しました。
これまでの職歴、教えてください。
暮らす上で必ず出る“ごみ”。不法投棄対策、監視パトロールで市民の暮らしを守る。
令和2年4月、市民環境部生活環境課に配属されました。現在は、生活環境課の中で、廃棄物対策やごみ関係の仕事をしています。
主な仕事は、ごみの不法投棄の対策や監視、パトロール、ごみの分け方や出し方に対するお問い合わせ対応など。市民の方や区からの要望に応じて、不法投棄禁止の啓発看板を設置することもあります。
資源ごみの持ち去りなどは、ピンポイントの曜日に監視しています。パトロールは、通報を受けての対応のほか、業務の空き時間に行くことも。県境や山ギリギリの場所も多く、甲賀市の広さを実感します(笑)。
これまでで一番やりがいを感じたことと言えば・・・
見えにくい不法投棄問題と向き合う。お礼の言葉が新たな励みに。
不法投棄対策は、市役所だけでできることには限りがあります。ただ、しっかりと話を聞いて、業者さんに手配するなど、誠実な対応をしたことで「素早い対応をありがとうございます」との言葉をいただいたときには、とても嬉しかったですね。
直接お礼を言っていただけたことは、すごく印象に残っています。地道な取り組みではありますが、これもひとつのやりがいなのかなと。
私自身、大学進学に伴い、一度京都に行きましたが、暮らすならやっぱり甲賀市がいいと思っています。信楽焼、朝宮茶、土山茶などの名産もあり、年々知名度も高まっている印象です。車を使えば、大阪、京都、三重へのアクセスも良く、移動にも便利です。
ただ、環境関係の仕事に就いたことで、不法投棄の問題を知りました。一市民として暮らしていたときには、もっと平和な町だと思っていたので、正直驚きました。これからは、職員として、問題を減らしていきたいです。
この仕事を通して思うこと、感じること
あいコムこうかの番組やSNSを積極的に活用。生ごみ堆肥化システムの認知度を高めたい。
今、特に力を入れているのはリサイクルの啓発です。ごみカレンダーを活用して、正しい資源ごみの分別を促していきたいですね。
また、生ごみ堆肥化システムの認知度も高めたいです。県内の他の市では、おそらくあまり見かけないシステムではないでしょうか。生ごみを堆肥化し、燃えるごみを減らす取り組み。令和2年3月末時点で、9,110世帯が参加してくださっています。
広報誌や公式ホームページでは、すでに掲載済ですが、今後は、あいコムこうかの番組や、SNS、Youtubeなどさまざまな媒体を通して、より多くの世帯にPRしていきたいです。
甲賀市ホームページ 生ごみ堆肥化事業
これからチャレンジしたいこと
まずは今の仕事を精一杯!将来的には、地域交通の足改善に取り組みたい。
甲賀市には、私の祖母も暮らしています。現在、甲賀市には高齢者の方が無料で利用できるコミュニティタクシーはありますが、個人宅までは来てもらえません。
予算の関係もあり、全てを叶えることは難しいと思いますが、甲賀市の高齢者の方や交通の便が悪い地域の交通の足を改善できるような貢献をしたいです。草津線の複線化に関しても、関わることができたらと。
ただ、まだ1年目ということもあり、まずは今の仕事を精一杯やっていきたいです。年数を重ねることで、市役所の全体像や他の仕事が見えてきたりするのかなと。市役所としてできること、自分が関われることを判断し、何らかの形で自分の思いを実現したいです。
message〜これから同僚になるかもしれない、あなたに向けて
私自身、銀行時代は、外回りの営業を経験しました。社会人経験で得たコミュニケーション能力は、窓口対応や電話対応においても活かされていると感じます。
民間と公務で大きく違う点は、利益の考え方。民間企業は、自社の利益とお客さまの利益の両方を考えることが求められますが、市役所の仕事は『市民のために』どうすればいいかを考え、動くことができます。だからこそ、市役所職員になってよかったと思えます。
また、今の課は、すごく喋りやすい環境です。定期的に課長や先輩から声をかけてもらえるため、相談もしやすいですね。風通しも良く、話せる環境があることは、とても嬉しい。
「甲賀市のために働きたい」という人であれば、すばらしい環境で仕事ができると思います。甲賀市をより良くしたいと思っている人のご応募、大歓迎です!
(本インタビューは令和2年度に実施した内容となります)