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葛城市役所

 葛城市は、奈良県の北西部に位置し、豊かな自然と歴史に恵まれ、大阪方面へのアクセスも兼ね備えたまちです。東洋経済新報社が全国812市区を対象に公表している「住みよさランキング2023」において、葛城市は 全国34位(近畿地区2位、奈良県内1位)、更に「子育てしやすい自治体ランキング」においても、大阪圏で1位にランクインしました。市政20周年を迎え、20年で人口が約2,200人増加している活気あふれる葛城市で、私たちと一緒に働いてみませんか?

イベント立ち上げ、部署新設もチームで乗り越える! 葛城市役所の若手職員が実感した“支え合う”文化

葛城市役所

2025/05/23

高校卒業後、葛城市役所に事務職として入庁した湯浅さんへインタビュー。市民窓口課、総合窓口課、企画政策課、秘書広報課と部署を移る中で、イベント立ち上げや部署新設といった大きな挑戦にも携わってきました。

 

前例のない業務も、部署を超えたチームで乗り越えられた背景には、若手職員が肌で感じた“支え合う文化”がありました。葛城市役所のリアルな働き方、仕事の魅力、そして未来の後輩へのメッセージを伺います。


ーまず、自己紹介とこれまでの経歴を教えてください。

 

湯浅:高校卒業後、令和2年に葛城市役所に入庁し、はじめは市民窓口課で約1年半勤務した後、新設された総合窓口課に移り、約2年半働きました。


令和6年度からは企画政策課に異動になりまして、令和7年度からは、新設された秘書広報課に移り、現在に至ります。
 

ー就職先に葛城市役所を選んだ理由は何でしたか?

 

湯浅:元々、葛城市で生まれ育ったので、地元で働きたいという気持ちが一番強かったです。高校在学中に、銀行など色々な職場を見学させていただいたんですが、ちょっと自分には合わないかな、と感じる部分もありました。


その点、市役所なら色々な部門があって、どこかしら自分に合ったところが見つかるんじゃないだろうか…なんて、当時は軽い気持ちで考えていました(笑)。高校3年生の時には就職一本で絞って考えていましたね。


 

ー入庁してから様々な部署を経験されていますね。まず、市民窓口課と総合窓口課ではどのようなお仕事をされていましたか?

 

湯浅:市民窓口課では、主に市民さんが来られた際の住民票や戸籍などの証明書発行、住所異動や婚姻届、出生届などの受付といった、窓口業務全般を担当していました。また、特別永住者の方の届出や、DV関係の受付事務なども行っていました。


総合窓口課は、市に2つある庁舎のうち、片方の庁舎が取り壊しになるのに伴って、「全部の窓口業務ができる課を作ろう」という形で新設された部署なんです。

 

そのため、市民窓口課での知識にプラスして、保険や福祉、税務、介護関係など、他の様々な窓口業務も総合的に担当するようになりました。代わりに、事務作業をすることは減り、窓口業務が中心になって、常にお客様と接しているような感じでしたね。


 

ー総合窓口課は新設部署とのことですが、立ち上げは大変でしたか?

 

湯浅:そうですね、全ての窓口業務を1つの課でやるのは、なかなか大変でした。ただ、元々あった保険課、社会福祉課などの職員と連携を取りながら進めることができました。「近くに聞ける人がいる」というのは、本当に心強かったですね。


新設当初は市民さんをお待たせしてしまうこともありましたが、「気にせんでええよ」と言ってくださる方もいて本当にありがたかったです。1〜2週間もすると課の職員全員が慣れてきて、スムーズに対応できるようになりました。


いざ始まってみると、市民さんからは「1つの窓口で全部済むのはありがたい」「こういう体制を設けてくれてありがとう」といった感謝の言葉をいただくことが多くて。それは本当に嬉しかったですね。市民さんに満足していただけるのが一番ですから。


 

ーその後、企画政策課に異動されたのですね。ここではどのような業務を担当されましたか? 窓口業務とはまた違った仕事内容かと思いますが。

 

湯浅:企画政策課は本当に幅広い業務を担当する課でした。市の総合計画のような根幹となる計画策定から、ホームページの管理、国際交流、バスの運行に関すること、市民さんからのご意見箱などの問い合わせ対応、無料法律相談の運営、マイナンバーを利用した情報連携まで、多岐にわたっていました。


 

ーそして現在は、また新設された秘書広報課にいらっしゃると。新設部署に縁がありますね。現在の主な仕事内容を教えてください。

 

湯浅:そうなんです、新しいところに行きがちです(笑)。秘書広報課は、元々人事課にあった秘書係と、企画政策課にあった広報係が合体してできた課です。私は広報係として、主に広報誌の作成を担当しています。

 

イベントがあれば写真をひたすら撮りに行ったり、時にはインタビューをしたり。それ以外の時間は、InDesignというソフトを使って、広報誌のデザインや編集作業に没頭して、気づいたら1日が過ぎています。


写真撮影は、イベントだけでなく季節ごとの風景を撮りに行くこともあります。例えば今の時期なら綺麗な牡丹の花を撮りに行ったり。天気が良くて「行ける!」となったら時間を見つけて撮影に出かけ、それ以外の時間はパソコンと睨めっこですね。また、先月は、市内の中学校の制服が新しくなったことを紹介するために取材に行きました。

こうした旬な話題については、広報誌の見開きのカラーページを使い、「特集記事」として、写真などを交えながら詳しくお伝えするようにしています。「こんなことがあったんだな」と、分かりやすく見ていただけるように心がけているんです。

 

イベントや風景だけでなく、できるだけ市民さんの笑顔など、「人」を撮るように心がけています。やっぱり笑顔溢れる写真などがあれば、広報誌の雰囲気も柔らかいものになりますので。


 

ー広報誌作成は、ご自身のアイデアを形にできる面白さがありそうですね。やりがいを感じるのはどんな時ですか?

 

湯浅:そうですね、自分が作ったものが広報誌という形になって、市民の皆さんの手元に届くのは、やっぱりすごく嬉しいです。今年度から担当として始めたばかりで、まだまだ勉強中ですが、自分が撮った写真や考えたレイアウトが採用されると、大きなやりがいを感じます。


役所の仕事は、条例や規則に従って行うことが多いですが、広報誌のように、ある程度自分の思いやアイデアを反映させて、市民さんに直接アプローチできる仕事というのは、とても魅力的だと思いますね。どうすればもっと見やすくなるか、分かりやすくなるか、考えながら作るのは大変ですが、楽しいです。


 

ー広報誌を見やすくしたり、分かりやすくするためのこだわりなどはありますか?

 

湯浅:今、絶賛勉強中です!本や過去の広報誌見たり、あとは広報誌がすごい上手な市町村さんがたくさんあるので、参考にさせてもらってます。

 

それから、InDesignの使い方をしっかり学ぶために、東京での出張研修にも参加させてもらいました。あとは、カメラとかも使い方を勉強していかなきゃいけないな、としみじみ感じてます。


 

ーこれまでの業務で、特に大変だったことや、それをどう乗り越えたか教えていただけますか?

 

湯浅:一番大変だったのは、やはり窓口業務中心の部署から企画政策課に異動になった時ですね。仕事の内容が全く変わるので、ゼロから新しいことを学ばなければいけませんでした。正直、何から手をつけていいのか分からず、大変でした。


でも、これはどの部署に行っても同じだと思うんですが、まずは先輩の仕事を見て覚えるしかないなと。先輩がどんな資料を読んで、何を考えて仕事をしているのかを観察しながら、必死についていきました。


また、昨年は「ふるさとCM大賞NARA」という手作りのCMを作成するコンクールに、主担当として携わることになりました。

 

葛城市は新規採用職員の研修を兼ねていて、台本班、撮影班、編集班という班分けをし、リレーのようにCM作成を行うので、その進捗管理や取り纏めが主な仕事内容です。

 

こんな大人数を纏めて取り組むことは初めてだったので、本当に良い経験をさせていただいたと思っています。

 

結果としても、新規採用職員の皆が積極的に取り組んでくれたこともあり、「インパクト賞」という賞を受賞することができ、とても大変だったからこその達成感がありましたね。


 

ー葛城市役所の職場の雰囲気はいかがですか?

 

湯浅:部署によって多少違うかもしれませんが、私の周りは、いわゆる「お役所」のイメージとは違って、堅苦しさはあまり感じません。むしろ、とても明るい雰囲気ですね。「風通しが良い」という言葉がしっくりくる感じです。

 

特にいいなと感じるのは、上司や部下、先輩・後輩といった立場に関係なく、何か一つの目標や課題に向かうときには「みんなで一緒に頑張ろう!」となる協力的なところです。

 

例えば、つい先日「芝桜まつり」というイベントを9日間開催したんです。これは、芝桜を葛城市の新しい観光スポットにしよう!という今年で2回目となる取り組みで、企画政策課がメインで担当したのですが、準備や当日の運営など、課の垣根を越えて、企画部全体で一丸となって取り組みました。

 

コロナ禍でのワクチン接種の時も、「手が足りない部署に応援に行ける人はいますか?」と庁内全体に声がかかり、たくさんの職員が応援に駆けつけて、みんなで乗り切ったんです。


 

ー葛城市で働く、また生活する上での魅力は何でしょうか?

 

湯浅:葛城市は、言葉を選ばずに言うと「いい感じの田舎」なんです(笑)。本当に住みやすくて。車を少し走らせれば大きなスーパーもありますし、水道代や土地代が比較的安いという話も聞きます。


生活に必要なものは近くにあるけれど、車も混まない。そういうバランスの良さが魅力ですね。自然も豊かですし、人も温かいです。私自身、この住みやすさが気に入って、葛城市から離れたくないという一心で、市役所に就職したくらいです。


葛城市は人口3万7000人ぐらいの小さな市で。市民さんとは近い距離感で、自治会さんも色々動いてくれたりします。例えば、道路のことやカーブミラーのことなど、地域のことを気にかけて市に連絡をくださることもよくあります。

 

個人的なおすすめスポットは、當麻寺の庭園です。當麻寺は境内が結構広いんですが、特に奥の方にある「奥の院」の庭園が有名でお気に入りで。季節ごとに色々な花が咲いていて、例えば椿や牡丹の時期は本当に綺麗なんですよ。

 

特に好きなのは庭園にある池のほとりからの眺めで、広い空と周りの緑の木々、そして静かな池の水面が一体になって見える場所があるんです。心がとても落ち着くので、何か悩んでる時はついつい行っちゃいますね。

ー最後に、葛城市役所を目指す方へメッセージをお願いします。

 

湯浅:就職活動中は、どこにしようか、本当に色々と迷うと思います。たくさんの選択肢がある中で、最終的には「縁」のあるところに落ち着くのかな、とも思います。


もし、葛城市役所で働きたい、ここでお世話になりたいという強い気持ちがあれば、一生懸命その目標に向かって頑張ってください。最後まで諦めなければ、きっと道は開けるはずです。

 

でも、思いつめすぎずに。最終的には縁ですから、リラックスして臨んでほしいなと思います


 

ーありがとうございました。


 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年4月取材)


 

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