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天童市役所

◆天童市で、共に未来を創りませんか?  「日本一の将棋駒のまち」として知られる山形県天童市は、豊かな自然と歴史、そして温かい人々が暮らす魅力あふれるまちです。 ◆天童市で働く魅力  ・地域に根ざした仕事   将棋駒の振興をはじめ、農業、観光、福祉など、様々な分野で地域の発展に貢献できます。   地域住民との触れ合いを大切にし、共にまちづくりを進めていくことができます。  ・成長できる環境   多様な研修制度があり、自己成長を支援します。  ・豊かな自然と生活環境   蔵王連峰や月山などの雄大な自然に囲まれ、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。   市内には、温泉やスポーツ施設も充実しており、豊かな生活を送ることができます。 ◆天童市で求められる人材  天童市では、自ら考え積極的に行動できる人、また天童市を愛し、市民の目線で、市民の皆さんとともにまちづくりに取り組める人を採用したいと考えています。  私たちと一緒に、天童市の未来を創りませんか? あなたの経験やスキルを活かし、天童市で活躍してみませんか? 私たちは、多様な人材が集まることで、より良いまちづくりができると信じています。

『誰かのため』が形になる喜び。若手技師が語る、地元愛と道路を守る仕事のリアル

天童市役所

2025/05/28

天童市役所で土木技術職として働く鈴木さんのインタビュー記事です。建設課の維持係として、市民の生活に不可欠な道路の維持管理や除雪業務などに携わっています。

 

地元・天童市への強い想いを胸に、形に残る仕事のやりがい、そして時に厳しい自然と向き合う仕事のリアル、さらには職場の温かい雰囲気や天童市の魅力について語っていただきました。

 


ー自己紹介とこれまでの経歴について教えてください。

 

鈴木:小中学校までは天童市の学校に通い、高校と大学は隣の山形市に進学しました。高校は建築科に進み、大学でも建築・まちづくり系の学科で、建築の設計やまちづくりに関すること、例えば地元の問題を探って解決策を考えるといったことを学びました。

 

大学を卒業してすぐ、天童市役所に入庁し、来月で3年目になります。入庁してから建設部建設課の維持係に所属しています。

取材対象者が話している様子

ー学生時代、建築の道に進まれたきっかけは何でしたか?

 

鈴木:中学2年生ぐらいの時、建物にすごく興味が湧いた時期があったんです。間取りや外観を見ているうちに、「一つ一つの建物は全部違うし、同じものは一つもない。そこには必ず作り手の思いが入っているんだ」ということに、ふと気づいて。

 

それ以来、建築の世界に惹かれるようになりました。使い手のことを考えたバリアフリー設計など、見た目のデザインだけでなく、使う人に寄り添った工夫が間取りに生かされている点にも興味を持ちました。

 

そういう視点で建物を見始めると、どんどん面白くなってきて、「自分もこういう仕事に携わってみたい」と思うようになり、高校は建築学科に進むことに決めました。大学でも引き続き、同じ分野を学びたいと思い、建築・まちづくり系の学科を選びました。

 

 

ー天童市役所を志望された理由を教えてください。

 

鈴木:生まれも育ちも天童市で、地元がすごく好きだから、というシンプルな理由です。中学2年生の頃から、漠然と地元で働きたいと考えていました。高校を隣の山形市にしたのも、県外には出たくないという気持ちからです。地元愛はかなり強い方だと思います。

 

その上で就職先を考えた時に、「地元に一番貢献できる仕事がしたい」と思うようになりました。市役所の仕事は、まさに地元に直結する仕事ですし、市民の方と直接関わって仕事ができる点に憧れを持つようになりました。

 

実は、就職活動で受けたのは天童市役所だけなんです。建築設計事務所やコンサルタントの仕事にも興味はありましたが、「一番地元に貢献できるのはどこだろう」と考えた時に、市役所が一番自分に合っていて、一番力を注げる場所だと思いました。

天童市のまちなみ

ー採用試験に向けて準備したことを教えてください。

 

鈴木:筆記試験対策は、一般的な参考書で勉強しました。あと、大学の公務員試験対策のカリキュラムを受講しました。

 

面接対策は、「地元について深く知ること」を意識しました。地元が好きで市役所に入りたいという気持ちを伝えるには、まず地元をよく知らないといけないと思ったんです。

 

結果的にそれが一番の面接対策になったと思います。市の産業構造や人口の増減、工業団地の整備による変化など、ウェブサイトを中心に詳しく調べました。

 

 

ー現在はどのようなお仕事をされていますか?

 

鈴木:建設課の維持係で、主に市が管理する道路の維持管理と除雪に関する業務を担当しています。

 

具体的な業務としては、老朽化した道路の改修や、道路の拡幅工事の発注などがあります。工事の設計から、業者との打ち合わせ、実際の施工管理、完成後の検査まで、一連の工程を監督しています。

 

入庁直後は、道路のアスファルト舗装の補修といった比較的小規模な工事から担当しましたが、経験を積むにつれて、担当する工事の規模も大きくなってきました。

 

昨年は、元々4mだった道路を6mに拡幅する工事に携わりました。これは3年がかりのプロジェクトの一部で、私が担当したのは2〜3年目の工事でした。総延長400m弱の工事で、無事に完了した時は大きな達成感がありましたね。

道路拡幅工事の様子
道路拡幅工事の一コマ

また、道路の日常的なメンテナンスも行います。例えば、ガードレールや道路照明の修繕、道路脇に植えられている街路樹の管理などです。

街路樹
 

冬場の除雪も欠かせない仕事です。天童市は豪雪地帯ではありませんが、積雪による道路の通行障害が発生するため、市民の安全な生活を確保するために重要な業務です。

 

これらの計画的な業務に加えて、道路の陥没や損傷などの「応急修繕」も頻繁に発生します。現場を確認し、軽微なものであれば自分たちで補修材を使って対応しますが、損傷が大きい場合や危険が伴う場合は、通行止めにしたり、専門業者に緊急の修繕を依頼したりします。

 

 

ー1年間の仕事の流れについて教えていただけますか?

 

鈴木:春先(4~5月頃)は、冬の除雪期間中に傷んだ道路の応急修繕が中心となります。融雪によって道路の状態が明らかになるため、損傷箇所を詳細に調査し、補修計画を策定して実行します。

 

夏頃(7~10月頃)になると、街路樹の管理業務が本格化します。低木の剪定から始まり、街路樹に発生する害虫の処理や市内に約3,000本ある街路樹の剪定業務を行います。

 

秋(10~11月頃)からは、冬の除雪に向けた準備が始まります。除雪計画の策定、除雪ルートや担当する業者との打ち合わせ、除雪に必要な単価の決定などを行います。また、除雪した雪を一時的に集積する場所(雪堆積場)の調整などもこの時期に行います。

 

冬(12~2月頃)は、除雪業務が中心となります。日々の除雪状況の確認、業者との連携、除雪費用の管理などを行います。並行して、11月頃から街路樹の剪定作業が始まり、3月上旬頃まで続きます。この時期は除雪と剪定の業務が重なるため、なかなか大変でした。

 

これら年間を通して計画されている業務の合間に、先ほどお話しした道路の応急修繕が随時入ってくる、という状況です。

 

 

ーお仕事で大変なことや苦労されていることはありますか?

 

鈴木:一番は、道路が市内全域に広がっていて、すべてを常に把握しきれない点です。道路の損傷はいつ、どこで起こるか予測できませんし、発生してもすぐには気づけないこともあります。係の職員だけでは限界があるため、市民の方からの通報が第一発見者となるケースが多いです。

 

そのため、市民の方から「道路に穴が開いている」「ガードレールが壊れている」といった通報を日常的に受け、対応に追われることがあります。多い日には、1日に十数件もの通報を受けることもあります。

 

道路の安全に関わることなので、場合によっては休日出勤して現場を確認し、応急処置をすることもあります。いつ発生するか分からない緊急対応が求められる点は、大変な点です。

 

また、入庁当初は土木に関する知識がなかったため、覚えながら仕事を進めるのが大変でした。特に公共工事の積算(工事費用の計算)は初めての経験で、建物の設計とはまた違った知識が必要でした。周りの先輩や上司が丁寧に教えてくださるため、少しずつ知識が増えてきました。

 

 

ー職場の雰囲気について教えてください。

 

鈴木:とても温かいと感じています。入庁したばかりの頃は、右も左も分からない状態でしたが、係や課の先輩方が本当に丁寧にサポートしてくださいました。誰に聞いても快く教えてくれる環境だったので、すごく心強かったです。


特に印象に残っているのは、初めて工事を担当した時です。1年目で担当を任されたのですが、上司が常に付き添ってくれて、設計から発注、検査まで、本当に1から10まで丁寧に教えてくれました。

 

仕事は「やって覚える」というスタンスではありますが、決して一人で抱え込ませるのではなく、周りがしっかりサポートしてくれる体制があると感じています。

 

 

ー仕事のやりがいや魅力を感じるのはどんな時ですか?

 

鈴木:道路の改修工事や拡幅工事など、自分の努力が目に見える形で残り、何十年と地域の人たちの生活を支え続けると実感できるのは、この仕事ならではの大きな魅力だと思います。自分が関わった道路が綺麗になったり、通りやすくなったりするのを見ると、本当に嬉しいです!

 

あと、道路の応急修繕などで対応した際に、「助かったよ」「きれいにしてくれてありがとう」と感謝の言葉をいただくと、やっててよかったなと心から思います。お電話をくださる方もいて、励みになりますね。市民の方の困りごとに対して、迅速に対応し、解決できた時の喜びは大きいです。

執務室での仕事

 

ー鈴木さんから見た天童市の魅力を教えてください。

 

鈴木:天童市の魅力は、「ちょうどいい」ところでしょうか。大きすぎず小さすぎず、生活に必要なものがコンパクトにまとまっている街だと思います。

 

それでいて、少し足を伸ばせば豊かな自然に触れられます。盆地なので周りを山に囲まれていて、車を少し走らせればすぐに山や田園風景が広がっています。

 

疲れた時などに、ふと視線を上げると緑が見える。この自然との近さが、心の安らぎになっていますね。

 

個人的には、東側の農村地帯の、のびのびとした雰囲気が好きです。周りが畑や田んぼに囲まれていると、周りの目を気にせず、なんだか大らかに過ごせる気がします。

天童市の山・田園風景

ー今後の展望についてお聞かせください。

 

鈴木:まずは、今の維持係の仕事をしっかりと一人前にこなせるようになることが目標です。特に、様々な状況に対応できる応用力や、工事全体の流れをスムーズに進めるための段取り力を高めていきたいです。

 

将来的には、上司や先輩方のようになりたいと思っています。仕事は的確かつ迅速にこなして成果を出しながらも、プライベートの時間もしっかりと確保して充実させている方が多いんです。そんな姿に憧れますね。

 

 

ー最後に、天童市役所を目指す方や技術職を志す方へメッセージをお願いします。

 

鈴木:私自身もそうだったのですが、新しい環境に飛び込むことに対して、「自分にできるだろうか」「馴染めるだろうか」と、一歩目を踏み出すことに重さを感じる方もいると思います。でも、実際に飛び込んでみれば、意外となんとかなりました。

 

天童市役所は、周りの方々が本当に温かくサポートしてくれる環境です。分からないことがあれば丁寧に教えてくれますし、困っていれば必ず助けてくれます。

 

目先の不安や苦労だけを考えるのではなく、その先にあるやりがいや成長を信じて、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。あまり考えすぎず、「気負わなくて大丈夫だよ」と、学生時代の自分にも言ってあげたいですね。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!


ーありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年3月取材)

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