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燕市役所

新潟県燕市は越後平野のほぼ中央、県都新潟市と長岡市の中間に位置し、市内には日本一の大河・信濃川と大河津分水路が流れています。 古くからから金属加工の技術が伝承され、金属洋食器、金属ハウスウエア製品の国内主要産地として有名であり、1700 社を超える企業が集まる有数の工業地帯ですが、その一方で、自然もほどほどに豊かです。 都会すぎず、田舎すぎない「ちょうどいいまち」燕市です。

“ものづくりのまち”のまちづくり!若手職員の挑戦の日々〜新潟県燕市・下水道課の技師として〜

燕市役所

2024/04/23

燕市の下水道課に技師として所属する北島 千風(きたじま ちかぜ)さんに、下水道工事の

仕事内容やまちづくりへの志についてお話を伺いました。

 

ーまず、簡単に自己紹介をお願いいたします。

 

北島:都市整備部下水道課工務係に所属しています。新潟市にある工業高校を卒業後、令和2年に燕市に入庁して4年目です。

 

ー燕市役所を選ばれた理由はなんだったのでしょうか?

 

北島:公務員を目指すきっかけは、高校に来てくださった公務員の方のお話ですね。仕事の内容ややりがいを聞き、公務員を本格的に目指すようになりました。

 

燕市を選んだ理由は、“ものづくりのまち”だからです。将来ものづくりに関わりたいと考えていたので、産業や工業に力を入れている燕市の取り組みに魅力を感じました。

 

ー入庁後の教育体制についてお聞かせください。

 

北島:地方公務員についての説明や燕市の概要、電話対応など、入庁後1ヶ月は山のように研修がありました。

 

また、教育担当として先輩職員がつく形ではないですが、疑問点は直属の上司に直接聞いたり、現場に一緒についていったりしながら少しずつ業務内容を吸収していきました。

 

ー下水道課の具体的な業務についてお聞かせください。

 

北島:下水道管の整備に携わっています。設計書の作成・発注のほか、週に1回ほど現場に行って工事の進捗状況を確認し、業者さんに対して指示を出す監督員が主な業務です。資格は特に持っていません。

 

工期は平均3〜4ヶ月間で、4〜5個の現場を担当していますが、経験年数の長い職員はより大規模な工事に携わります。日々のスケジュールは、たとえば施工業者さんから確認依頼をいただき翌日に調整するなど、現場の進捗具合によるところが大きいです。

 

ーもともと、下水道に関する知識があった上での配属だったのでしょうか?

 

北島:高校では下水道に特化した科目は特になく、ほぼ知識がなかったため、とにかく現場に多く行くことを心がけました。

 

設計と現場とでは見える景色が全く異なりますし、現場の難易度はパソコン画面越しでは測りきれません。実際にはかなり難しい現場だったり、設計をしているだけではわからないようなことばかりで、現場は学びが多いです。

 

ー設計と現場という業務を兼任する中で、大変だったことはありますか?

 

北島:下水道管を「この位置に入れよう」と計画していても、ときには予期せぬことが発生します。特に、昭和時代に敷設されたガス管や水道管は詳細なデータが残っていないことも多く、事前の協議や設計段階ではわからない場合があります。なので、実際に着工してから見つかることもあるんですね。

 

でも、工事ができなくなると業者さんにご迷惑をおかけしてしまう。そうならないためにも、下水道管の敷設をする前に試し堀りを行い、既設のガス管・水道管の場所を明確にしてから着工するようにしています。

 

このようなトラブルが発生した場合、まずは自分で打開策を考えた上で、先輩職員や上司に報告・相談します。先輩方もたくさんの経験をされているので、ノウハウや知見をもとに的確なアドバイスをくれますね。

 

ー下水道課の組織構成や、チームの雰囲気についてお聞かせください。

 

北島:下水道課工務係は、係長、主任、私と同年代の技師職が4人という構成です。適宜上司に確認をしながら業務を進行していますが、若手技師の中でも経験を積んでいる職員がいらっしゃるので、まずその先輩に相談することもありますね。反対に、私が後輩からの相談にのることもあります。

 

チーム内では年齢層の開きもありますが、関係性に距離があるということはありません。上司は父親のような感覚で相談も真剣に聞いてくださいます。一方で、若手職員同士では些細なことも聞きやすく、仕事しやすい環境ですね。プライベートでの付き合いも多いですよ。

 

ー志望していた“ものづくり”と、現在の下水道課でのお仕事とのギャップを感じたことはありますか?

 

北島:分野が全く異なるので、下水道課の仕事が「ものづくりに通じている」とは正直思っていませんでした。しかしながら、業者さんとともに下水道管工事に取り組む中で、まちづくりという大きな“ものづくり”をしているのかもしれない、という意識は生まれましたね。

 

ー土木職として異動することもあるのでしょうか?また、今後の展望についてもお聞かせください。

 

北島:もちろん、土木課や都市計画課などへの異動の可能性はあります。技師職では異動先がだいぶ限定されるので、今後も都市整備部内での仕事に携わっていくのだと思いますね。

 

現在は入庁4年目で下水道課しか経験していないため、他の課でもさまざまな経験や知識を積み、レベルアップしていきたいです。異動の心づもりはまだできてないですが、下水道課に残るとしても勉強をし続けていきたいですし、別の課へ異動となれば、また新しいことにチャレンジしていきたいと考えています。

 

ー業務の中で、やりがいを感じたことについてお聞かせください。

 

北島:たとえば、下水道工事を行う際、受益者負担金というものを周辺住民の方にご負担いただくんですね。そのため、「要望も出していないのに急に下水道工事をすると言われて、負担も発生して、何なんですか?」という方もいらっしゃいます。そういった状況において自分の言葉でしっかりと説明し、ご納得いただけたときには、大きなやりがいと楽しみを感じますね。

 

下水道管は地中に埋まっているので、下水道工事をしてもその成果が目に見えにくいという側面があります。ですが、市民の方とのやりとりを通じて、「生活を支えている、まちづくりに貢献できている」と実感できることも多いです。

 

ー次に、労務環境についてお聞かせください。繁忙期には残業も発生するのでしょうか?

 

北島:時期にもよりますが、現在は年度末に向かっていることもあり、少し忙しさを感じますね。繁忙期は年度初め、年明け1月・2月ぐらいです。その時期は月平均30〜40時間ぐらい、1日1〜2時間ほどの残業が発生します。

 

反対に、忙しくない時期はほぼ定時で帰宅しており、土日に出勤することもほとんどないですね。工事自体は土日もやっているものがあり、中には休日も作業させてくれという届けを業者さんからいただくこともあります。

 

かといって、監督員は現場に常駐する必要はなく、万が一現場でアクシデントがあれば代理人さんから相談が上がってくるような体制をとっています。

 

ー最後に、最近の業務の中で特に印象に残っていることについてお聞かせください。

 

北島:最近、採用年数1〜5年目の職員を対象としたチームワーク向上研修を受けたのですが、そこで印象に残っているのがドミノを使ったビジネスゲームです。

 

グループの1〜2人が用意された課題を見に行き、その内容をメンバーに伝えながらドミノを完成させるという趣旨でした。

 

この“伝え方”にはルールがあり、課題を書き記したり、実際に手を使って説明することが禁じられ、口頭でのみ伝えなければならなかったんです。言葉をつかって物事を正確に伝える大変さや、報連相がどれほど大事かということを改めて実感しました。

 

また、性別や年齢も異なるグループで作業を行うことで、縦横のつながりの重要性も学べました。私たちは、職員それぞれが独立して動いているのではなく、役所全体で市民の方々のための仕事をしています。職員間の連携がなにより大切であることを身にしみて感じ、とても良い研修でしたね。

 

ー本日はありがとうございました。

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新潟県燕市は越後平野のほぼ中央、県都新潟市と長岡市の中間に位置し、市内には日本一の大河・信濃川と大河津分水路が流れています。 古くからから金属加工の技術が伝承され、金属洋食器、金属ハウスウエア製品の国内主要産地として有名であり、1700 社を超える企業が集まる有数の工業地帯ですが、その一方で、自然もほどほどに豊かです。 都会すぎず、田舎すぎない「ちょうどいいまち」燕市です。

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