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高山市で保育士として働くということ~地元へUターン就職した保育士が語る、仕事のリアルと魅力~

高山市役所

2025/05/14

高山市役所で保育士として働く大洞さんのインタビュー記事です。名古屋の短大で保育を学んだ後、地元高山へUターン就職。公立保育士ならではの安定性や充実した研修制度、そして何よりこどもたちの成長を間近で見られる日々のやりがいについて、ご自身の経験をもとに語っていただきました。

 

ーまず、簡単なご経歴について、入庁前も含めて教えていただけますか?

 

大洞:地元が高山市で、高校卒業までは高山にいました。その後名古屋の短期大学保育科で学び、卒業後高山に戻ってきて就職した流れです。

 

ー保育士になろうと思われていた中で、就職活動では私立保育園や愛知県での就職なども考えられましたか?

 

大洞:在学中の2年間がちょうどコロナ禍だったこともあり、地元へ帰りたいという思いは強かったです。また、通っていた学校では公務員保育士の試験対策にも力を入れていたので、公立一本で就職活動を進めました。

 

また、長くこの仕事を続けていくことを考えると、安定性の面でも公立が良いと思っていました。

 

ー採用試験はどうでしたか?

 

大洞:1次試験は、保育士の専門試験、そして実技試験です。2次試験は面接でした。

 

面接は、面接官が3人いらっしゃいました。(筆記)試験より面接のほうが得意だったので、そこまで緊張せずに臨むことができました。様々な質問をしていただき、話が弾んだ記憶があります。

 

ー現在は入庁されて、どの保育園に所属されているのですか?

 

大洞:初任地が山王保育園で、現在も勤務しています。 

 

ー高山市には公立保育園はいくつあるんですか?

 

大洞:高山市には公立保育園は8園あります。高山市は広範囲にわたりますが、最初の配属ではある程度、自宅からの通勤にも配慮していただいて、通いやすい園に決まりました。

 

ー山王保育園について教えてください。

 

大洞:園児が、2歳児未満の子たちで20人から30人いないくらい、3歳以上の3・4・5歳の園児が25人おり市内では比較的小規模な園ですね。全体職員は園長先生や給食の調理員さん含めて全員で19人です。

 

ーどのクラスを担任しているのですか?

 

大洞:現在は3年目で年中クラスを担当していますが、1年目と2年目は年長クラスでした。

 

1年目の時は、「エルダー制度」という制度があり、新任者の私に指導役の先輩保育士がペアでついてくださいました。その先生が担任するクラスに入り、仕事を教えていただきました。そうやってまずは実践を通して勉強させていただきました。

 

ー実際に保育士として働いてみて、大変だったことはなんでしたか?

 

大洞:実習の時とは異なり、常に慌ただしさがあり、目まぐるしく変わる状況の中で臨機応変に対応するのが大変でした。

 

また、こどもとの関わりだけでなく、保護者対応も実習の時には経験しなかったことだったので、その難しさに悩んだこともありました。エルダーの先生だけではなく、多くの先生方に助けてもらいました。

 

保育園で起きることは、もちろん保護者の方は直接見ていないので、何が起こったかについて、私たち保育士との間で認識のずれが生じてしまうこともあります。もちろん保護者の方々の気持ちもわかりますので、できる限り理解し合えるよう丁寧な対話をしたいのですが、当時はどう伝えればよかったんだろうと悩んでいましたね。

 

ーそういった悩みはどう乗り越えていったのですか?

 

大洞:1年間エルダーの先生のもとで経験を積む中で、自分は保護者の方々の気持ちやお考えをわかっているつもりで、実は深く知ろうとしていなかったなということに気づき、反省しました。積極的に話しかけたり、じっくり話を聞いたりすることができていなかった、そういうコミュニケーション不足が良くないのだと気づき、改善しようと努めました。

 

もちろん今も日々勉強ですが、当時そのように振り返って気づくことができたのは良かったと思います。

 

ーでは、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

 

大洞:出勤した時に「先生おはよう!」と元気に言ってくれるこどもたちの笑顔と元気な声で、「よし、頑張ろう!」と思え、仕事のスイッチが入ります。あとは、そうやってこどもたちと触れ合っている中で、彼らが活動に夢中になって「まだやりたい!」とか「明日もやろう!」と楽しんでいる姿を見ると、私自身も前向きな気持になれますし、日々の保育が楽しく感じられるのが嬉しいですね。

 

ー高山市の保育の特徴や、園同士の交流について教えてください。

 

 

大洞:近年、高山市の公立園同士での交流が増えてきていて、違う園のこどもたち同士が一緒に遊ぶとか、違う園に出かけて交流するような機会があります。

 

その際に、こどもたちの交流だけではなく他の保育園の先生、例えば自分と同じような年齢の先生、またはもっとベテランの先生方とお話したり、交流したりできるのも非常にありがたいです。

 

自分自身のスキルアップにもなるし、刺激にもなります。

 

また、研修制度も充実しており、例えば年次別研修として、各保育園の同じ年次担任ばかりが集まる研修などが年に4回ほどあります。そこでも他の園の先生との関わりが持てています。

 

「うちのクラスでは今、こんな遊びに夢中になっているんですけど、そちらはどうですか?」などと様子を伝え合ったり、日々の保育で感じている課題を相談したりもできる場ですね。

 

ーなるほど、他の園の先生との情報交換は貴重ですね。職場の雰囲気はどうですか?

 

大洞:気軽に声をかけてくださる先生が多く、雰囲気はとても良いです。正規職員だけでなく、会計年度任用職員の先生方も含めて、皆さん気さくに話してくださる方が多いです。上下関係というよりは、先輩も私の意見をしっかり尊重してくださる関わり方をしてくださいます。

 

お互いがリスペクトしあえる関係性で、楽しくわいわいと仕事ができているのが素晴らしい環境だと感じています。

 

ー働き方についても教えてください

 

大洞:早番・遅番は、それぞれ週に1回程度ある感じです。ただ、会計年度任用職員の先生で早番遅番を専門にやってくださる方もいるので、我々正規職員が対応する頻度も以前より少なくなってきています。

 

通常は8時半〜17時15分の勤務で、残業は無いとは言えないですが、行事の準備など、忙しいときはもちろんありますが、できるだけ時間外に勤務しないよう、職員間で声を掛け合っているので、帰りやすい雰囲気はありますね。

 

ー本日はありがとうございました。

取材・文:パブリックコネクト編集部(2024年3月取材)

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