今回は令和7年度採用に向けた職員採用試験の実施に向けて、採用を担当する髙木さんと石井さんのお二人に、求める人材像や試験への想い、そして受験を考えている皆さんへのメッセージを伺いました。
座間市に興味のある方、公務員を目指している方必見です!
ー早速ですが、座間市ではどのような人材を求めているのですか?
髙木: 新卒の方であっても社会人経験をお持ちの方であっても、これまでの経験について、その種類や専門性については問いません!どのような経験であっても、ご自身が培ってきた「強み」を座間市で活かしたいという想いのある方に来ていただきたいですね。
何か一つでも「これだけは自信がある!」というものがあれば、ぜひアピールしてください。
例えば、市役所でもDX化が進んでいますので、デジタル分野の専門知識やスキルをお持ちの方なども大歓迎です。
そして何よりも、「自ら考えて行動できる方」「困難な状況にも果敢に挑戦できる方」「謙虚に、地道に仕事に取り組める方」、そして「座間市が好き、座間市に興味がある!」という方には来ていただきたいですね。
私たちと一緒に、より魅力的な座間市を創り上げていく、新しい仲間との出会いを楽しみにしています!

ー今回の試験について、何かこれまでと変えた点はありますか?
髙木: 受験者の皆さんが抱える入庁前の疑問や不安を少しでも解消できればと思い、新たな試みとして、希望者を対象としたオンライン形式での個別説明会を実施します。
石井: もちろん採用試験のことも大切なのですが、入庁後の「こんなはずじゃなかった…」というギャップを、できる限りなくしたいと考えています。些細なことでも気軽に質問や相談をしていただけるような説明会にしたいと思っているので、気になることがある方は是非ご活用ください。
ー座間市のエントリーシート、採用担当としてはどういったことを書いてもらいたいですか?
髙木: エントリーシートは、職種により多少内容は異なるのですが、共通して「座間市の好きなところ、興味のあるところ」を自由に記述していただく設問を設けています。
これは「好きなところ」に限定しているわけではありません。「もっと深く知りたい」「こんな点に興味がある」といった、あなたならではの着眼点をぜひ教えてもらいたいですね。
令和7年度は、これまでのエントリーシートの形式を少し変更し、皆さんが「座間市で働きたい!」という想いをより具体的に、そして自由に表現しやすいように工夫しました。面接にも繋がる重要な書類ですので、繕った言葉ではなく、存分に自身の想いをPRをしてください!
ー市外出身者の場合でも、エントリーシートで伝えてもらいたいことは同じですか?
髙木: これまでの生活で座間市と関わりがあったかどうか、縁や所縁の有無については、選考において全く関係ありません。「座間市で働きたい!」という想いがあれば、それを率直に表現してください。
「好きなところを書いてください」と聞くと、地元の方が有利に感じるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。市外にお住まいの方でも、座間市について調べていただき、あなたなりの言葉で伝えていただければと思います。
ー座間市への想いが大切なのですね。ちなみに、面接についてもアドバイスをいただくことはできますか?
髙木: 一般事務職はWEB面接、専門職は対面での面接を予定しています。従来は15分程度だった面接時間を、今回は30分程度に拡大する予定です。これにより、よりじっくりと、会話形式で皆さんのことを理解したいと考えています。
是非リラックスしていただきたいのですが、どうしても緊張してしまいますよね。緊張するのは当然です。その緊張感も含めて、皆さんの個性だと捉えていますので、あまり気負わずに臨んでいただければと思います。
石井: 面接では定型的な質問を繰り返すのではなく、時間をかけて皆さんの本質的な部分や、仕事への想いなどを伺いたいと考えています。面接する側としても、リラックスして、普段通りの皆さんでお話しいただけるような雰囲気を作れるよう努めています。高木さんが言われたように、会話をする感覚で思いを伝えてもらいたいですね。
また、 面接には時間に余裕を持って来られる方が多いと思います。待合室の出入りやお手洗いの利用は自由ですので、身だしなみを整えたり、深呼吸をして気持ちを落ち着けたりする時間として活用してください。
慌てていたのか緊張しているのか、面接が始まってみると意外と身だしなみが整っていない方もいらっしゃいます。身だしなみで評価の優劣が変わるということはありませんが、やはり「印象」は大切だと思っています。鏡の前などで落ち着いて最終チェックをするくらいの余裕があるといいかもしれないですね。
ー受験したいと思った場合、座間市のことはどのように調べるのがお勧めですか?
髙木: ありきたりかもしれませんが、まずは座間市の公式ホームページを見ていただくのが良いかと思います。市役所の組織や取り組みについて、思っているよりも沢山紹介されていますよ。
また、採用案内にも、座間市の魅力や先輩職員の声などが掲載されています。市のマスコットキャラクター「ざまりん」が登場する「ざまりんの公式インスタグラム」も、市内の様々な情報を発信しており、座間市を知るきっかけとして面白いと思います。
ー求職者向けの参考としてお聞きしたいのですが、お二人はなぜ公務員になったのですか?
石井: 私は、大学のゼミで生活保護について学んでおり、入庁当時は生活保護の担当業務に携わりたいという強い希望がありました。これは公務員でなければできない仕事だと感じたのでこの道を選びました。
「公務員」になりたかったのではなく、生活保護という「仕事」で公務員を選びました。
髙木: 私は信用金庫からの転職組です。前職も地域貢献という点では公務員と似た性質がありましたが、より直接的に、利益追求を目的とせずに地元のために貢献したいという想いが強くなり、公務員という仕事に魅力を感じました。
ー採用試験に向け、何かアドバイスをいただけますか?
髙木: 面接では「座間市の〇〇について知っていますか?」といった、座間に関する知識をこちらから問うような質問をすることは基本的にありません。私たちが知りたいのは、エントリーシートに書かれた内容に基づいた、あなたの考えや想い、そして経験談です。
人から聞いた話でも、ご自身で調べたことでも構いません。あなた自身がどう感じ、どう考えたのかを、自分の言葉で伝えていただけると、私たちもより深く皆様を理解できます。
ただ、時折「それはうちの市のことかな?」と思うような発言もありますので、企業研究ならぬ「座間市研究」は最低限しておいていただけると嬉しいですね(笑)
石井: 座間市に実際に来たことがあるか、というのはやはり言葉の端々に表れるものです。調べる過程でも構いませんので、受験するからには一度は座間市に足を運んでいただくことを強くおすすめします。実際に自分の目で見て、肌で感じることで、それまでに調べたことについても、より自信を持って語れるはずです。

ー最後に、求職者の方にメッセージをお願いします!
石井: 先ほども申し上げましたが、私たちは入庁後のミスマッチをできる限り減らしたいと考えています。そのために、今回はオンライン説明会という新たな場も設けました。せっかく座間市を選んでいただいたからには、「こんなはずじゃなかった」と後悔してほしくありません。ぜひ、これらの機会を積極的に活用していただき、採用後の姿も見据えて受験いただきたいと思います。
髙木: 遠方にお住まいの方や、これまで座間市にご縁がなかった方でも、座間市に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一緒に働きたいと願っています。市外で培ってこられた知識や経験を、ぜひ座間市で活かしてください。
座間市は、生活するにも、仕事をするにも、本当に「ちょうどいい街」だと思っています。皆さんが今後長くキャリアを築いていく上で、仕事内容だけでなく、生活環境も含めて座間市を選んでいただけたら嬉しいです。
全国各地からのご応募を、心よりお待ちしています!

ーどうもありがとうございました!
取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年5月取材)