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美濃加茂市役所

災害から市民の「命を護る」こと、子育て環境の充実や未来にはばたく個性豊かな子どもを育み「人を創る」こと、里山と清流を維持し先人たちが築いてきたものを後世に残すために「暮らしを繋ぐ」こと、市内産業のさらなる振興や企業誘致を行うなど活力あふれる「街を興す」こと、行政手続きのデジタル化やさまざまな世代の声を反映した市政の実現のために「庁舎を展く」ことを「未来への五か条」とし、政策を展開していきます。

【学歴だけじゃない、人柄で勝負できる場所】若手職員が語る、美濃加茂市で働く魅力とインターンの価値

美濃加茂市役所

2025/06/11

今回は、2025年4月に美濃加茂市役所に入庁したばかりの紅谷さんにお話を伺いました。高校時代から公務員就職に興味を持ち、大学3年生の夏に参加したインターンシップが入庁の決め手になったと語ります。「勉強に自信がなかった」という紅谷さんが、なぜ第一志望の市役所で働く夢を叶えられたのか。そのリアルな就活体験と、インターンシップの魅力に迫ります。

 

【目次】

 

「ゼロから生み出すより、ルールの中で力を発揮したい」ぼんやり見えた公務員の道

 

―まずは自己紹介と、公務員を目指したきっかけを教えてください。

 

紅谷:美濃加茂市の隣にある川辺町で育ち、高校は加茂高校に通っていました。大学は愛知で、私自身はスポーツ経験を活かしてスポーツ経営学を学んでいました。

 

公務員を意識し始めたのは、実は高校生の頃です。自分はゼロから何かを生み出すより、決まったルールに則って物事を進める方が得意だと自己分析していました。市役所の仕事は、まさにルールに基づいて地域のために働くイメージだったので、「自分に向いているかもしれないな」と、ぼんやり考えていたんです。

 

―かなり早い段階から意識されていたんですね。

 

紅谷:そうですね。このため、就職活動でも、民間企業は一社も受けませんでした。本格的に勉強を始めたのは大学3年生の冬からと、少しスロースタートでしたが(笑)。美濃加茂市は第一志望でした。幸い、採用試験がSPI形式だったので、友人から参考書を1冊もらって、ひたすら独学で勉強しました。

 

決め手は3日間のインターンシップ。「リアルな仕事」と「職員の温度感」を知れた

 

―なぜ美濃加茂市が第一志望だったのですか?

 

紅谷:高校で3年間通っていたので馴染みがありましたし、何より「街として好き」でした。高速のインターがあって名古屋や岐阜市内にアクセスしやすいし、飛騨方面にも繋がる交通の要衝。農業も盛んで、色々な可能性を秘めた街だと感じていました。

 

―その思いから、インターンシップにも参加されたのですね。

 

紅谷:はい、大学3年生の夏(2023年)です。市のホームページを頻繁にチェックしていて、インターンシップの募集を見つけてすぐに応募しました。他の自治体は受けず、美濃加茂市だけです。

 

希望通り、大学での学びに近い「スポーツ振興課」に配属してもらいました。3日間、市内の体育館やグラウンドの管理に同行させてもらったのですが、本当にリアルな職場体験でしたね。

 

―インターンに参加してみて、いかがでしたか?

 

紅谷:まず感じたのは、「思ったよりも事務的な作業が多いな」ということです。スポーツに関わる仕事なので、もっとアクティブなイメージを漠然と持っていたんですが、実際には施設の利用申請の処理など、地道な作業がすごく多い。でも、それが市民の活動を支えているんだと実感できましたし、実際に体験してみないとわからないことを知れたのが非常に良かったです。

 

一番の収穫は、職員さんの「温度感」を知れたことです。体育館には色々な方が訪れます。穏やかな方もいれば、少し強い口調の方もいる。そうした市民一人ひとりに対して、職員の方々が毅然と、でも丁寧に接している姿を間近で見ることができました。

 

普段は穏やかでも、仕事になるとキリッとする。そのプロフェッショナルな姿を見て、「すごいな」と素直に感じましたし、職場のリアルな雰囲気を肌で感じられたのは大きかったです。

 

―ギャップはありつつも、良い経験になったのですね。

 

紅谷:はい、本当に行ってよかったと思っています。この3日間がなければ、ここまでリアルな市役所の仕事は想像できなかったと思います。

 

入庁後に感じた「責任の重さ」と「人の温かさ」

 

―実際に入庁されて2ヶ月が経ちましたが、インターンの時との違いは感じますか?

 

紅谷:それはもう、全然違いますね(笑)。配属先が違うこともありますが、何より「責任の重さ」を痛感しています。僕のいる課は、特に手続きの正確さが求められる部署。ルールを正しく理解し、市民の方に説明し、間違いなく処理する。覚悟はしていましたが、その厳しさには日々「食らってる」感じです。

 

インターンでは体験できない、この責任感こそが本当の仕事なんだなと。

 

―大変なことも多いと思いますが、やりがいはいかがですか?

 

紅谷:大変ですが、すごく楽しいです。職場の先輩方はもちろん、手続きに来られる市民の方々も、新人である僕にとても温かく接してくださいます。その温かみに毎日支えられていますね。

 

入庁したての頃は覚えることばかりで必死でしたが、2ヶ月経って少しずつできることが増えてくると、自分の成長が分かりやすく感じられて、それが今の楽しさに繋がっています。

 

学生へのメッセージ「学歴は関係ない。インターンで自分の“ものさし”を見つけて」

 

―これから就活を迎える学生の方々に、インターンシップへの参加はお勧めしますか?

 

紅谷:ぜひ参加してほしいです。特に、今年から美濃加茂市で始まる「有償型インターンシップ」は、1ヶ月という期間がすごく良いと思います。

 

僕が体験した3日間だと、正直「楽しかったな」で終わってしまう部分もあるんです。でも1ヶ月もあれば、「この仕事、自分は続けられるかな?」「もっとできるな」という、自分の適性や向き不向きが見えてくるはず。給料をいただく以上、責任も伴うので、無償の時よりもさらにリアルな公務員の仕事に近い体験ができると思います。そこで「公務員は違うな」と思うのも、立派な成果です。

 

――最後に、美濃加茂市役所を目指す学生へメッセージをお願いします。

 

紅谷:パブリックコネクト上で他の方々のインタビュー記事を読んだ時、大学でしっかり学ばれて、勉強も頑張って、非常に真面目で入庁された方が多い印象がありました。でも、私は正直、勉強をガリガリと頑張ってきたタイプではありません。

 

それでも、こうして第一志望の美濃加茂市役所で働くことができています。美濃加茂市は、学歴や学力だけで人を判断するような場所ではありません。一次試験のSPI試験はもちろん大変ですが、そこさえ頑張って突破すれば、その後の面接は本当に「人柄」を見てくれます。

 

「勉強に自信がないから…」と諦める必要は全くありません。「美濃加茂市で働きたい」という気持ちと、就職活動への前向きな態度があれば、誰にでもチャンスはあります。ぜひ、挑戦してほしいです。

 

ーありがとうございました。

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年6月取材)


 

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