1.人材育成基本方針
横須賀市人材育成基本方針(令和6年改訂版)(PDF:697KB)
人材育成基本方針は、YOKOSUKAビジョン2030(基本構想・基本計画)に掲げる「市の未来像」実現のため、職員が目指す方向性を示すものです。
2.人事制度の目的
市の未来像「変化を力に進むまち。横須賀市」の実現、
そして、市民生活を希望ある豊かなものとするため、
市民の皆さまからの信頼を礎に、組織として最大の力を発揮していく必要があります。
そのために、職員一人ひとりが、本市が果たすべき役割を常に意識しながら、
自らの能力を高め、最大限に発揮していく必要があります。
本市では、市民の皆さまから信頼される「職員」と「組織」を目指して、
職員の意欲と能力を向上させることを主な目的とした人事制度を運用しています。
3.人事制度の全体像
人事の諸制度を関連付けた一つの総合的な体系となっています。 |
人事制度とは、組織の中で働く人々を位置付け(等級制度)、その働きぶりを確認し(評価制度)、それに対応した処遇を行い(給与制度)能力を開発していく(研修制度)ための仕組みです。そのため、人事制度は主に「等級制度」「評価制度」「給与制度」「研修制度」と「その他の周辺制度」によって成り立っています。
上記の各制度を個別に考えて構築していくのではなく、各制度を関連付けた一つの総合的な体系を整備するという考え方のもと、人事制度を構築しています。
①等級制度
等級制度においては、組織における役割を示す「役割等級」を設定しています。ここで定められた役割等級は他の諸制度(評価制度、給与制度、研修制度)を設定する際の基礎となります。つまり、人事制度を構築する際に基本となる部分であり、重要な位置付けを持っています。
給料表と職位、役割等級との関係図
給料表 | 職位 | 役割等級 |
8級 | 部長 | 部長級 |
7級 | 次長 | 課長級 |
6級 | 課長 | 課長級 |
5級 | 課長補佐 | 係長級 |
4級 | 係長・主査 | 係長級 |
3級 | 主任 | 担当者級 |
1・2級 | 担当者 | 担当者級 |
3級に該当する者は「主任」、5級に該当する者は「課長補佐」、7級に該当する者は「次長」と称する。
②評価制度
「人材育成基本方針で定めた職員像、身につけたい能力・姿勢、役割定義に基づく行動」及び「仕事の結果(業績)」を評価します。組織内の位置付けが上がるほど能力を開発するだけでなく、能力を発揮することを重視するという考え方のもと、評価の結果は、昇任・昇格の決定へと反映させます。
③給与制度
役割等級に結びついた給料表を設定し、適正な給与処遇を実施します。
④研修制度
横須賀市の「目指すべき職員像」に必要な能力・姿勢を身につけることを目的として、研修を実施します。
eラーニングを活用した知識の効率的・効果的な取得や、職場や業務に還元できる研修内容の実施による職場内外の学びの連動、職員同士が学び合い教え合える風土づくりを進めています。
⑤その他の周辺制度
基幹となる人事制度以外の仕組みとして、FA制度(選考に合格した職員が希望先に異動できる制度)、専任職制度(選考に合格した職員は、希望する業務に一定期間専任として従事することができる制度)、希望降任などの制度が整備されています。