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中核市、横須賀で働く理由と魅力!~多様なキャリアを持つ保健師が語る、地域に寄り添う仕事の魅力とやりがい~

横須賀市役所

2025/05/13

神奈川県横須賀市役所で保健師として働く田木さんと松本さんのインタビュー記事です。

看護師経験を経て転職した田木さんと、新卒で入庁した松本さん、異なる経歴を持つお二人に、中核市である横須賀市ならではの業務の幅広さや、地域住民との関わりの中で感じるやりがい、そして子育てと両立できる働きやすい環境について、それぞれの視点から語っていただきました。

 


ーまずはお二人の自己紹介とこれまでの経歴、現在の所属について教えてください。

 

松本:私は千葉県出身で、地元の大学の看護学部に進学しました。2020年に横須賀市に入庁し、以来ずっと南健康福祉センターで母子保健を担当しています。実は次の4月で初めての異動が決まっており、来年度からは保健所保健予防課で勤務することとなる予定です。

田木:私は東京都の出身で、都内の看護大学を卒業後、看護師として都内の大学病院で勤務していました。内科病棟での勤務だったのですが、大学病院だったので内科だけでなく外科も含め、様々な症例を経験できたと思います。

 

30歳の時に結婚と妊娠を機に仕事を退職し、夫が住んでいた横須賀市に引っ越してきました。最初は専業主婦をしていたのですが、子どもが1歳になる頃に少し時間に余裕ができたことと、やはり身に付けた専門性を活かしたいという思いから仕事を探し始めました。ちょうど家の近くの南健康福祉センターで保健師の募集があったため、2年ほど非常勤職員として働き、2019年に正規職員として入庁しました。

 

入庁後は第二子の産休・育休も取得させていただき、2023年からはウェルシティ市民プラザ内の健康増進課に異動となり、現在に至ります。

ーお二人が医療の道、そして保健師を目指したきっかけは何だったのでしょうか?

 

田木:私は中学生の頃にはもう看護師になろうと決めていました。特に家族や親戚に医療関係者がいたわけではなく、母が入院した際に看護師さんの存在の大きさを感じたのがきっかけです。患者さんにとって非常に大きな影響を与える仕事だと感じ、自分もそんな人になりたいと思いました。以降、看護師になるという目標に向けて勉強に励んでいました。

 

大学では保健師の資格も取得できるカリキュラムだったのですが、当時は看護師一本で考えていたため、正直保健師という選択肢は全く持っていませんでした。

 

松本:私は、母ががんを患った経験が大きいです。治療に携わる医療従事者の方々の姿を間近で見て、本当に格好いいなと感じ、医療系の道に進むことを決めました。

 

医療系の中でも、人と話すことが好きだったので看護師が良いかなと考えていたのですが、両親から「公務員は安定している」と勧められたこともあり、公務員で看護師の資格を活かせる仕事を探したところ、保健師という仕事を見つけました。「安定している公務員」「人と関われる」「医療にも携われる」という点で、まさに理想的だと感じ、高校3年生の時には、保健師を目指そうと決めていました。

 

ー田木さんは看護師から保健師へのキャリアチェンジですが、どのような経緯があったのでしょうか?

 

田木:看護師の仕事はやりがいはあるものの、子育てをしつつ働くにあたり、夜勤がネックとなっていました。実家も遠く頼れる人もいなかったので、日勤中心で働けたらと思うようになりました。

ちょうどその頃、子どもが生まれた際に「こんにちは赤ちゃん訪問事業」で自宅に助産師さんが来てくださり、初めて健康福祉センターや行政の保健師の活動を知りました。それまでは行政の動きについてあまり知らなかったのですが、地域住民の生活に行政が深く関わっていることを実感しました。公務員なら平日中心の勤務で働きやすいかもしれない、という期待もあり、子育てと両立しやすい働き方を求めて、保健師への転職を考えました。

 

ー数ある自治体の中で、横須賀市を選んだ理由を教えてください。

 

松本:横須賀市を志望したのには大きく2つ理由があります。まず、横須賀には米軍基地があり、外国人の方も多く住んでいるイメージがあったことです。異文化に触れるのが好きだったので、得意な英語を活かせたら良いなと思っていました。

 

そして、もう一つが「中核市」であることです。中核市は保健所と保健センター、両方の機能を持っているため、業務の幅が広く、多様な経験が積める点に魅力を感じました。他の自治体だとどちらか一方の機能しかない場合もあるので、両方を学べる中核市、そして国際色豊かな横須賀市は私にとって理想的な環境でした。政令指定都市や東京都特別区なども併願していましたが、最終的に横須賀市に決めました。

 

田木:私の場合は、正直に言うと結婚を機に引っ越してきたのが横須賀市だったからです。ただ、松本さんが言うとおり、幅広い経験を積むことができているので、結果としてとてもいい選択だったと思っています。

 

ーこれまでに経験した業務内容について教えていただけますか?

 

松本:私は入庁以来、南健康福祉センターで母子保健業務を担当しています。主な業務としては、「こんにちは赤ちゃん訪問」で新生児のいるご家庭を訪問し、赤ちゃんの体重測定や育児相談に乗ったり、お母さんの体調を確認したりしています。また、3~4ヶ月健診、1歳半健診、3歳児健診(横須賀市では3歳半で実施)といった乳幼児健診の実施も重要な業務です。集団健診を通して、お子さんの成長発達を保護者と一緒に確認し、育児に関する不安や困りごとに対応しています。

また、母子手帳を交付する際には面接を行い、必要な場合はその時点からご家庭への支援を開始しています。さらに、子育てサロンの運営支援にも携わっており、地域の親子が安心して集える場づくりや、保護者同士の交流の場の提供にも努めています。

 

その他にも、親子向けの教室やおしゃべりイベントを企画・実施し、子育てに関する情報提供やお母さん同士の仲間作りの場も設けています。個別の相談にも対応しており、訪問や電話を通じて、育児に悩むお母さんに寄り添いながら支援を行っています。地区ごとに担当が割り振られており、担当地区の親子を継続的にサポートしています。

田木:私は現在、健康増進課に所属しており、成人から高齢者までを対象とした健康支援を担当しています。母子保健とはまた違った世代へのアプローチになりますね。

 

具体的な業務としては、地域住民の健康維持・増進のため、様々な取り組みを行っています。例えば、企業からの依頼を受けて、睡眠や生活習慣病予防などに関する健康教育講座を実施したり、退職後の地域での過ごし方について情報提供したりすることもあります。成人や高齢者を対象とした健康相談も受け付けており、健康診断の結果について助言を行ったり、電話相談に応じたりしています。

また、高齢者向けの介護予防教室も重要な業務です。地域の町内会やコミュニティセンターなどに出向き、運動指導や健康に関する講話を行います。

この他、近年重要視されている医療費や介護費の抑制に向けた取り組みとして、保健と介護のデータを連携させ、ハイリスク者への早期介入を行う「保健事業と介護予防の一体的実施事業」にも関わっています。ハイリスク者に対し、個別に訪問したり電話でアプローチしたり、アンケート調査を実施したりと、多角的な支援を行っています。

ー本当に幅広い業務を行っているのですね。外回りが多いイメージですが、普段の働き方としてはいかがですか?

 

田木:高齢者向けの介護予防教室などは午前中に開催されることが一般的なので、教室がある日は、8時半頃には役所を出て、車でコミュニティセンターや自治会館などの会場へ向かいます。会場設営や受付準備をして、お昼前後まで教室を実施します。

 

午後は報告書の作成や片付けなどのデスクワークを行います。翌日行う教室の準備をすることも多いですね。時期にもよりますが、週に何回かはこのような形で外に出る日があります。

 

松本:母子保健担当の場合も日によって様々ですね。乳幼児健診がある日は、丸一日健診業務に就くこともありますし、半日だけということもあります。健診がない日や空いている時間を使って、訪問の希望があったご家庭にお伺いしたり、電話相談に対応したりします。訪問は、計画的に行っています。訪問から戻ったら、その記録を作成するなど、デスクワークの時間も必要です。親子向けの教室やおしゃべり会がある日は、その準備や実施で半日ほど使うこともありますね。

 

ー実際に保健師として働いてみて、想像していた働き方とのギャップはありましたか?

 

松本:私は特に大きなギャップは感じなかったですね。学生時代に思い描いていた保健師の仕事が、まさに今できているなと感じています。もちろん、事務作業も多いですが、母子保健分野は比較的、住民の方と直接関わる機会が多いかもしれません。理想通りの働き方ができていると感じています。

 

田木:私は部署を異動してギャップを感じましたね(笑)母子保健を担当していた頃は、松本さんが言うように訪問や相談、健診が中心でしたが、現在の健康増進課に移ってからは、予算管理や事業の企画・調整、報告書作成といったデスクワークが格段に増えました。

 

もちろん外回りもありますが、一つの事業を立ち上げるためには、企画、調整、予算獲得など、多くのプロセスが必要なのだと、行政の仕組みを改めて学びました。どちらが良い悪いではなく、同じ保健師といっても部署によって業務内容が大きく異なるという点は、入庁前に想像していた以上かもしれません。

 

ーこれまでのお仕事の中で、特にやりがいを感じた瞬間や、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

 

松本:やはり、相談に乗っていたお母さんやご家族から「話を聞いてもらえて気持ちが楽になりました」「ありがとう」といった言葉をいただいた時が一番やりがいを感じます。少しでも安心した表情を見ると、保健師をやっていて良かったなと心から思います。

 

また、先ほど少しお話しした子育てサロンの支援も印象に残っています。参加者が減って運営に困っているという相談を受け、センター内で検討し、Instagramでの情報発信を始めました。その結果、多くの親子がサロンに来てくれるようになり、サロンの運営者の方々からも「活気が出てきた」「ありがとう」と感謝の言葉をいただきました。自分たちの取り組みが目に見える形で地域の活性化に繋がったことは、大きな喜びでした。

 

田木:私はボランティアの方々との関わりが非常に印象深いです。特にフレイル予防の事業では、地域の高齢者ボランティアの方々と一緒に教室を運営しています。皆さん人生の先輩であり、地域づくりの熱意も高く、本当に多くのことを学ばせていただいています。

こういった方々との関わりを通して、地域が元気になっていく様子を見られるのは、保健師としての大きなやりがいですね。

 

ーでは、他ではない横須賀市役所で保健師として働く魅力は何だと思いますか?

 

松本:まず職場の人間関係が良いことです。先輩方も同僚も皆さん本当に優しくて、困ったことがあればいつでも相談に乗ってくれます。新しいことに挑戦したい時にも、職場全体で応援してくれる雰囲気があり、一緒に考えたり取り組んでくれるので、とても心強いです。安心して働ける環境があるのは大きな魅力です。

そして、やはり中核市であることです。保健所と保健センターの両方の機能を担っているので、業務の幅が広く、多様な経験を積むことができます。これは自身のスキルアップにも繋がりますし、他の自治体ではなかなか経験できないことだと思います。

 

田木:松本さんと同じく、職場の人間関係の良さは私も感じています。加えて、横須賀市は保健師の人数が多すぎず少なすぎず、ちょうど良い規模感だと思います。80人程度の保健師がいるので、顔と名前が一致し、お互いを認識しながら仕事ができますし、部署を超えた保健師同士の繋がりもあり、とても連携しやすい環境です。

 

また、自主的な勉強会や交流会など、保健師同士の学びや親睦を深める機会があるのも良い点だと思います。

ーワークライフバランスや育児との両立についてはいかがでしょうか。

 

田木:非常に働きやすいと感じています。横須賀市では、15分単位で休暇を取得できる制度もあり、先輩方も子どもの学校行事や通院などで上手に活用されています。「休む時はしっかり休んでね」と声をかけてくれる上司も多く、気兼ねなく休暇を取れる雰囲気があります。

 

私自身も第二子の産休・育休を取得しましたが、取得期間についてもこちらの意向を尊重していただけました。復帰の際も、慣らし保育の期間などを考慮してスムーズに戻れるように配慮していただき、とても助かりました。子育て中の職員が多いこともあり、お互い様という気持ちでサポートし合える環境だと思います。

松本:私も田木さんと同じように働きやすいと感じています。休暇が取りやすいのはもちろん、上司や先輩が「ちゃんと休んでね」と積極的に声をかけてくれるので、心身ともにリフレッシュしながら働くことができています。オンとオフのメリハリをつけて働けるので、保健師としての自己研鑽の時間もしっかり確保できますね。

ー最後に、これから保健師を目指す方や、横須賀市役所に関心のある方へメッセージをお願いします。

 

田木:横須賀市は、転入者が多い地域柄もあってか、新しい人を受け入れる温かい雰囲気のある街だと感じています。気候も温暖で過ごしやすいですし、地域も職場も人間関係がとても良好です。

保健師としても、中核市ならではの多様な経験を積むことができます。地域に貢献したい、幅広い分野で活躍したいという方には、とても良い環境だと思います。ぜひ一度横須賀市を訪れていただき、保健師としての第一歩を踏み出していただければと思います!

 

松本:横須賀市は本当に働きやすく、優しい方々が多い職場です。安心して新しいキャリアをスタートできると思います。保健師の仕事は大変なこともありますが、それ以上に大きなやりがいを感じられる仕事です。ぜひ、私たちと一緒に横須賀市で働きましょう!お待ちしています!

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年3月取材)

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