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地域の人と「健康増進」に向けて話す喜び!~能代市で保健師として働くやりがい~

能代市役所

2025/05/12

秋田県能代市役所で保健師として働く杉本さんのインタビュー記事です。

大学卒業後、看護師としての経験を経て、現在は地元能代市で保健師として活躍されています。地域住民一人ひとりの生活に寄り添い、病気の予防や健康づくりを支援する大切な仕事、その魅力や大変さ、地元で働くことの喜びについて、杉本さんの言葉で語っていただきました。

 


ーまずは自己紹介と、これまでの経歴を教えていただけますか?

 

杉本:出身は能代市で、高校まで能代で過ごしました。その後、県外の大学で看護学を専攻し、4年間学びました。大学卒業後は、秋田県内の病院で看護師として1年間勤務しました。

そして令和5年度に能代市役所に入庁し、現在は行政保健師として市民福祉部健康づくり課の健康増進係に所属しています。

職員さんの写真

ー大学進学時、なぜ医療の道に進もうと思ったのでしょうか?

 

杉本:高校では理系に進みましたが、その後の進路について明確な目標はありませんでした。しかし、親が福祉の現場で働いていたり、親戚に看護師がいたりと、医療福祉系の仕事が身近だったことから、まずは看護の道に進むことにしました。

 

保健師に興味を持ったのは、大学で「公衆衛生」という分野を学んだことが大きなきっかけですね。実習で地域に出て、住民の方々と直接お話をする機会があったのですが、それがすごく印象的でした。病院での治療ももちろん大切ですが、病気になる前の「予防」という段階から地域の方々の健康に関わっていきたい、と強く思うようになりました。

 

就職活動では、保健師という道も考えていたのですが、少し働いてから考えてもいいかなと思い、まずは看護師として働くこととしました。

 

ー看護師としてキャリアをスタートされたのですね。そこから改めて保健師を目指そうと思ったきっかけを教えていただけますか?

 

杉本:看護師として病院で働く中で、病気の治療にあたる方々や、病気で苦しむ方を多く見てきました。その経験を通して、病気の恐ろしさを改めて実感しましたし、同時に、病気にならないための「予防」がいかに大切か、ということを痛感しました。

 

根本的に皆さんの健康を守るためには、予防の視点が欠かせないな、と改めて認識し、保健師として地域で活動したいという気持ちが固まりました。

 

ー数ある自治体の中から能代市を選ばれたのは、やはり地元だからでしょうか?

 

杉本:「地元だから」というのが一番大きいですね。小さい頃から、能代市の地域の方々には本当にお世話になってきましたので、育ててもらった恩返し、と言えるほどではありませんが、今度は自分が地域のために何か貢献したい、という気持ちが強かったです。

 

県内の他の自治体もいくつか併願はしていましたが、最終的には地元への思いが決め手になり、能代市で働くことを決めました。

 

ー地元への想いがあるのはとても素敵ですね、現在所属されている健康づくり課では、具体的にどのような業務を担当しているのでしょうか?

 

杉本:私は主に成人保健を担当しています。業務は多岐にわたるのですが、大きな業務としては、高齢者の方向けの予防接種を実施するための体制づくりですね。例えば、予診票を国のガイドライン等に合わせて作成したり、市内で接種可能な医療機関と連絡調整を行ったり、広報やホームページで市民の方々への周知活動、問い合わせ対応なども行います。

 

また、能代市では健康診断を保健センターで直営で実施しているので、その運営にも関わっています。具体的には、受診される方の問診を担当し、病歴や当日の体調などを詳しくお伺いしたり、身長・体重などの計測を行ったりします。健康診断はほぼ毎日実施しているので、日常的な業務の一つですね。

健診の様子

他にも、禁煙教室の開催も担当しています。こちらは講師の先生に依頼して実施する形ですが、その依頼や会場準備、市民への周知、当日の運営、実施後の記録作成などを行います。

 

あとは、がん検診後のフォローアップも重要な業務です。がん検診を受けて精密検査が必要と判断された方の中で、まだ精密検査を受けていない方のご自宅を訪問し、受診状況を確認したり、何かお困り事がないか相談に乗ったりします。必要であれば、社会福祉協議会(社協)や地域包括支援センターなど、他の機関と連携して問題解決にあたります。

ー幅広い業務を担当されているのですね。杉本さんが、保健師としてやりがいや魅力を感じるのはどのような瞬間ですか?

 

杉本:やっぱり、地域の方から直接「ありがとう」と感謝の言葉をいただいた時が、一番やりがいを感じますね。

 

例えば、地区に出向いて健康教育の一環で体操指導をしたり、熱中症予防の講話を行ったりすることがあるのですが、終わった後に「楽しかったよ」「ありがとうね」と声をかけていただけると、本当に嬉しい気持ちになります。健康相談に来られた方が、「杉本さんに話を聞いてもらえてよかった」「相談してスッキリした」と言ってくださることもあって。自分の関わりが、少しでもその方のプラスになったんだな、と感じられる瞬間は、この仕事をしていて良かったな、と心から思います。

健康教育の様子
健康教育の様子

ー地域の方との直接的な関わりが、大きなやりがいにつながっているのですね。逆に、仕事をする上で大変だと感じることや、苦労した経験はありますか?

 

杉本:そうですね、一番大変だと感じるのは、正直に言うと市民の方々からご意見をいただいた際の対応ですね。こちらが状況を説明したり、時には対応の不備を謝罪することもあるのですが、どうしてもご納得いただけない時や、相手の方が感情的になってしまう場合などもあります。そんな時、どういう言葉をかければいいのか、どうすればご理解いただけるのか、本当に悩みます。先輩方の対応を参考にしながら、自分なりに工夫して対応するようにしていますが、こればかりは3年経った今でもなかなか慣れないですね。

 

また、想像以上に事務作業が多いことも大変だと感じています。国家資格の勉強をしている時から、事務作業が多いということは聞いていましたが、実際にやってみると、思っていた事務量をはるかに超えていました(笑)

 

外回りが多いイメージがあるかもしれませんが、予診票の作成、医療機関との調整、広報物の作成、記録管理など、デスクワークに費やす時間はかなり長いです。

 

ー看護師としての経験は、現在の保健師業務にも活かされていますか?また、看護師と保健師の仕事では、どういった点に違いを感じますか?

 

杉本:看護師経験が1年だけだったので、すごく大きな影響があったとは言えないかもしれませんが、基本的なコミュニケーションスキル、特に患者さんとの接し方や、傾聴の姿勢とも言われるお話の聞き方などは、病院での経験が基礎になっていると感じます。

 

看護師と保健師の仕事については、やはり仕事内容そのものが大きく違いますね。看護師は医療の知識が直接的に活かされる場面が多いですが、保健師、特に行政保健師となると、医療知識だけでなく、法律や制度に関する知識、行政手続きなど、全く医療とは異なることもたくさん覚えなければいけません。なので、「看護師経験があるからすぐに活躍できる」というよりは、また新しい気持ちで学び続けている、という感覚の方が近いです。

 

ーこれまで働いてみて、能代市役所の職場の雰囲気はいかがですか?

 

杉本:私が所属している健康づくり課は、本庁舎とは別の建物にあるのですが、とても雰囲気が良い職場だと思います。皆さん本当に和気あいあいとしていて明るいですね。

 

何か困ったことがあっても、先輩方にすぐに相談できます。とても質問しやすい環境なので、業務も進めやすいです。市内の保健師同士も研修会などで顔を合わせる機会が多く、皆が顔見知りの関係です。

職場の様子

職場の様子

ー杉本さんが感じる「能代市の魅力」について教えてください。

 

杉本:能代市の魅力は、まず季節ごとのイベントが楽しいことですね。夏には大きな「能代の花火」がありますし、「天空の不夜城」という大きなお祭りもあって、私も小さい頃から馴染みがあって大好きです。こういうイベントがあると、街が活気づきますよね。

天空の不夜城
天空の不夜城

あとは、やはり自然が豊かなところでしょうか。海にも接していますし、都会のような騒がしい感じではなく、落ち着いた環境が私には合っているな、と感じます。個人的に好きな場所は「はまなす展望台」で、そこから海を一望できるんです。普段あまり海を見る機会がないので、たまに友達と行ってリフレッシュしています。

はまなす展望台
はまなす展望台
市役所の夜桜
市役所の夜桜

ーワークライフバランスについては、看護師時代と比べて変化はありましたか?

 

杉本:大きく変わりましたね。一番大きいのは、夜勤がなくなったことです。おかげで、自分の健康にも気を配れるようになりました。

 

お休みも、看護師時代はシフト制でしたが、今は基本的に土日祝日が休みです。もちろん業務によっては休日出勤もありますが、代休はきちんと取れます。土日が決まって休みだと、プライベートの予定も立てやすいですし、祝日とくっついて3連休になったりすると、すごく嬉しいですね!

夜勤明けの平日休みも魅力的ではありましたが、毎週確実に連休があることの方が、私にとってはとてもありがたいです。

 

また、自分の業務のスケジュールをある程度自分で調整できるので、何か用事がある時なども比較的休みを取りやすい環境だと感じています。

 

ー最後に、能代市の保健師を目指す方々へメッセージをお願いします。

 

杉本:保健師の仕事は、病院で働く看護師とはまた違って、地域で暮らす方々の「生活」という、人生のとても大切な部分に深く関わっていく仕事です。病気の予防という観点から、皆さんの健康をサポートしていきます。時には難しい問題に直面することもありますが、市民の方々と一緒に健康について考え、より良い方向に向かっていくプロセスは、本当に楽しく、やりがいのあるものです。

 

能代市役所の先輩方は、本当に皆さん優しくて、相談しやすい方ばかりです。私も日々助けてもらいながら、業務に取り組んでいます。安心して働ける環境がここにはあると思いますので、ぜひ、能代市で一緒に働きませんか?お待ちしています!

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年4月取材)

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