官公庁・自治体で働くならパブリックコネクト

求人を探す
官公庁の方
ログイン

会員登録

丹波山村役場

丹波山村(たばやまむら)は、山梨県の北東部に位置する、人口約500人の小さな村です。日本百名山に数えられる2,000メートル級の山々に囲まれ、村全域が秩父多摩甲斐国立公園の中にあり、面積の97パーセントを山林が占めます。村の中央には多摩川の源流・丹波川が流れ、野生生物が生息する豊かな自然が残されています。

山梨県丹波山村の魅力〜保育士として移住先で働くやりがい〜

丹波山村役場

2023/10/02

 山梨県丹波山村に村外から移住し、保育士として働く小林理恵さんと國分朱美さんに、お話を伺いました。

 


—丹波山村に移住される前の簡単な経歴をお願いします。

 

小林:はい。保育士の資格が取れる短大を卒業した後、保育士として働きながら、合間にワーキングホリデーでニュージーランドやオーストラリアに行き、日本に戻ってまた保育士の仕事をする、という生活を送っていました。

 

ニュージーランドでは、5か月ほど「オペア」と呼ばれるキッズシッターの仕事や、ホテルのベッドメイキングの仕事をしていました。


國分:私は都内の保育専門学校を卒業し、幼稚園や保育園で2年ほど仕事をしました。その後結婚と育児を経て、子どもの手が離れたあたりから、学校の食堂や、スーパーのお惣菜売り場などで働いていました。

 


—丹波山村に移住を決めたきっかけや、転職のきっかけは何だったのでしょうか。

 

小林:私はもともと山梨県内に住んでいて、小学校の時からの同級生が丹波山に嫁いだんです。何度か丹波山に遊びにいく機会があったのですが、その同級生の子どもが年長さんに上がる頃、保育所の保育士さんが1人辞めてしまうことになり、代わりがいないか探していたんです。

 

当時私は重い腱鞘炎を患っていて、抱っこがメインの小さい子の保育が難しく、「大きい子たちが多いよ」とのことだったので、それならあまり負担なく保育の仕事を続けられそうだと。村の雰囲気もとてもよかったので、友達もいるし、やっていけるかなと思い転職を決めました。

 

國分:私は保育の仕事をしていたのが30年も前なので、ブランクはありましたが、保育の資格も持っていたので、飲食の仕事をしつつも、また保育の仕事に従事したいという想いは漠然とあったんです。

 

移住前に住んでいた街の近くの保育所や幼稚園での募集も探したのですが、あまり大きなところで大勢を見るのも大変だと思ったので、できれば小さな保育所で働くのが希望でした。今の職場は前の会社との繋がりもあり、夫にも背中を押してもらって移住を決めました。

—次に、今の職場の業務形態や労働環境についてお伺いします。現在働かれている保育士さんの数は?

 

國分:勤務形態はシフト制で、常勤で3人。そのほかにお手伝いしてくださる先生が4人いますので、合計7人です。

 


—職員や子どもたちの年代はバラバラでしょうか?

 

小林:はい。職員は20代から70代まで1人ずついます。1才児~2才児の子どもたち3人を保育者2人で、年少~年長の子どもたち5人を保育者2人で保育しています。

 

私は現在1、2才児クラスの担当なのですが、この保育所は1才半からの入所で、1人で歩行ができる子どもたちがほとんどなので、抱っこやおんぶをしながらなど、特別手に負担がかかるような動作があまりなく働けます。

 

國分:私も小林さんと同じクラスを見ています。

—先ほど職員同士の年齢がバラバラだというお話でしたが、他の保育士さんや職員さんとはどのような雰囲気でしょう?

 

國分:ちょうど年齢が10歳くらい違っていることもあり、お互いに色々教えたり、教えてもらったりという環境です。若い先生でも「こうした方がいいんじゃないか」という意見を率直に伝えてくれるので、大変助かっています。

 

小林:そうですね。年齢差は良い意味で感じません。自分よりも年上の先生には人生相談といいますか、保育以外の話も聞けるのですが、基本的には「仲間」という意識が強く、過ごしやすい雰囲気です。

 國分:丹波山村のこともたくさん教えてくれるので、私のように県外から来ている者でも村のことを知ることができて。プライベートでも「ここの地域でこういう行事があるから一緒に行きませんか」ということも教えていただいたり、誘っていただいたりします。

 

小林:職場の保育士さんだけでなく、近所の人もそうですね。いわゆる「よそ者が来た」みたいな雰囲気は全くなく、村外から移住してきた私たちをとても優しく、温かく迎え入れてくれました。

 
 


—今まで働かれていた保育所との違いはありますか?

 

小林:以前働いていた保育所は、保育士2人で12人くらいの子どもたちを保育するのがスタンダードでしたが、10人以上の子どもたちを大人2人だけで見るのはなかなか大変だったんですね。

 

それに比べると、今の保育所は少人数なので、子どもたち一人ひとりと関わることができ、子どもたちも私たち保育者に甘えることができる環境なので、子どもたちの心の面を考えても良いことだと思います。

—差し支えなければ、具体的な就業環境を教えていただけますか?

 

小林:この保育所は現在、土日祝日がお休みです。開所時間は8時30分~16時30分で、延長保育がある場合は、朝は8時から、夕方は16時30分以降です。

 

お迎えが16時半を過ぎる場合は「延長保育」になるので、事前に申請をするか、お電話をいただければ、最長17時くらいまで保育時間を延ばすことも可能です。でも、みなさんだいたい16時半までにはお迎えに来られます。残業や持ち帰り等もなく、残業が発生したとしても30分ちょっととか、そのくらいでしょうか。

 

國分:保護者の方は、村内でお仕事をされている方がほとんどなので、子どものお迎えが遅くなることもあまりないですね。

 
 


—丹波山村での仕事にやりがいや楽しさを感じる部分はありますか?

 

小林:丹波山村って自然が豊かなので、お散歩に出かけたとき蝶々や鳥や、草木などの四季折々のものを子どもたちと発見する瞬間が楽しいですね。

 

國分:自然に溢れる村に子どもたちも適応していて。例えば、子どもたちに「何の動物を知ってる?」と訊くと、まず「鹿」を挙げるんです。

 

たしかに国道に鹿が出ることもありますし、お肉の種類でも豚肉や牛肉、鶏肉と同じくらいの感覚で「鹿肉」が出てきます。そのあたりは都会の子どもたちとの違いが見えて、面白いなぁと感じました。

 

村内には保育所の子たちより年上の小学生のお兄さんお姉さんたちが、「山村留学制度」を利用して村外からも来ているので、尚更そういった違いがわかりますね。

—逆に、こういった部分を改善していければいいと感じる部分はありますか?

 

小林:丹波山村では、山梨大学の「山梨幼児野外教育研究会」の教授や、学生のみなさんが年に4回来てくださって、自然体験学習のようなプログラムを体験できます。

 

火の起こし方やテントの立て方など、保育所内だけではできないような体験をいろいろとさせていただけるんです。改善点というか、そういった村の自然に根ざしたプログラムやレクリエーションを体験できる機会がもっと増えたら、さらに魅力的なのかなと思いました。

 
 


—最後に、お二人が感じる丹波山村の魅力をお願いします。

 

小林:やはり、自然の豊かさや風景の綺麗なところが良いなと感じます。橋を渡る時の雰囲気とか、日が沈むときとか、そういった何気ない日常の景色も美しいんですよね。

 

「丹波山村」って、インターネットで検索してもなかなか情報が出てこなかったり、都会に住む方からすれば「山梨の村」っていうとどんなものなのか想像がつかなかったりするかもしれませんが、この保育所はオープンな雰囲気にしていますので、もし「移住先を考えているけど保育士を続けたい・保育士をしたい」という方がいたら、気軽に来ていただきたいです。

 國分:スーパーやコンビニに行くのに40分くらいかかってしまいますが、村役場をはじめ郵便局などは徒歩圏内にあります。ここ数年で飲食店も増えています。

 

仕事終わりに温泉に入って帰る日もあったり。そんな魅力は丹波山村に来ないとわからないと思うので、ぜひ一度でも立ち寄ってみていただきたいです。

 

—本日はありがとうございました。

 

職員インタビュー
保育士
移住

この記事の官公庁・自治体

丹波山村役場

丹波山村(たばやまむら)は、山梨県の北東部に位置する、人口約500人の小さな村です。日本百名山に数えられる2,000メートル級の山々に囲まれ、村全域が秩父多摩甲斐国立公園の中にあり、面積の97パーセントを山林が占めます。村の中央には多摩川の源流・丹波川が流れ、野生生物が生息する豊かな自然が残されています。

官公庁・自治体をフォローして、 「新着求人の通知」 を受け取りましょう!

この記事が気に入ったらお気に入り登録しましょう!

ヘルプ

お問い合わせ

ご利用者様向け利用規約

プライバシーポリシー

運営会社

© PUBLIC CONNECT Inc. All rights reserved.