「公務員として働くなら、もっと住民の顔が見える場所で働きたい」そんな想いを抱いている方に、ぜひ知ってほしい場所があります。山梨県丹波山村。関東で最も人口が少ないこの村の役場では、一人ひとりの仕事が住民の暮らしに直結するという大きな責任と裁量を持って職員が働いています。今回は、採用担当の矢嶋さんにインタビュー。
職員数わずか20数名という極小規模な組織だからこそ味わえる仕事の面白さや、全国から移住者が集まる職場の多様性について、等身大の言葉で語っていただきました。小さな村から大きな変化を生み出していく、そのやりがいの核心に迫ります。
- 人口500人の村だからこそ味わえる、仕事の「圧倒的な解像度」
- 日本全国から仲間が集結。移住者が馴染みやすい「開かれた職場」
- フレックス制に村長との1on1。小規模組織だからできる柔軟な働き方
- 試験は「人物重視」。オンライン活用で全国どこからでも挑戦可能に
- 丹波山村で「何を成したいか」。あなたの言葉で語る志望動機
人口500人の村だからこそ味わえる、仕事の「圧倒的な解像度」
ーまず、丹波山村役場で働く一番の面白さはどこにあると思われますか?
矢嶋:何といっても、仕事の「解像度」が非常に高いことです。丹波山村は人口約500人。離島を除く関東の自治体で一番小さな村です。
住民の方のほとんどが顔見知りという環境の中で、「この仕事が、今、誰の生活に繋がっているのか」が、手に取るように分かります。
ー住民との距離が非常に近いということですね。
矢嶋:はい。どの部署に配属されても住民の方と直に接する機会が多いので、やりがいは肌で感じることができます。職員数が20数人と少ない分、一人ひとりが周囲に与える影響や責任は想像以上に大きいですが、その分、意思決定の速さや個々の職員に与えられる裁量の大きさといった魅力も、小さな職場だからこその強みだと思っています。

日本全国から仲間が集結。移住者が馴染みやすい「開かれた職場」
ー小さな村の役場だと、地元出身の方が中心なのでしょうか?
矢嶋:実は、村出身者よりも村外出身者のほうが圧倒的に多いんです。北は岩手から南は鹿児島まで、本当にさまざまな場所から志を持った人が集まってきています。
ーそれは意外ですね。外から来た方も馴染みやすい環境なのですか?
矢嶋:そうですね。村の人口全体で見ても、ここ10年ほどで移住されてきた方が約20%を占めています。「地域のために何かしたい」という共通の想いがあれば、出身地に関係なくフラットに協力し合える土壌があります。
フレックス制に村長との1on1。小規模組織だからできる柔軟な働き方
ー職場環境の面で取り組まれていることはありますか?
矢嶋:現在、「働き方改革推進プロジェクトチーム」を立ち上げ、さまざまな新しい制度を取り入れています。
例えば、身だしなみの多様化推進や、フレックスタイム制の導入ですね。フレックスを活用して週休三日にすることも可能ですし、昼の休憩時間も弾力的に運用できるようにしています。こうした働き方改革は、アンケートなど、職員の声を基に取り入れています。
ーかなり柔軟な働き方ができるのですね。
矢嶋:また、メンタルヘルスやハラスメント対策には外部の専門家も交えて取り組んでいますし、村長との1on1面談も珍しくありません。トップとの距離が近く、個人の意見や悩みを直接伝えられるのは、この規模ならではの安心感だと思います。
試験は「人物重視」。オンライン活用で全国どこからでも挑戦可能に
ー採用試験の特徴について教えてください。
矢嶋:小さな職場で、採用人数も限られるため、「人物重視」の採用を行っています。教養試験は最低限の内容に留め、それ以上にその方の資質を見極めたいと考えています。年齢要件も「概ね」としており、幅広い層の方に門戸を広げています。
ー遠方にお住まいの方でも受験しやすい工夫をされているのでしょうか?
矢嶋:はい。最終の面接時のみ村へお越しいただきますが、それ以外はオンラインで受験可能です。実際に遠方から受験される方も多いため、場所の制約なく丹波山村への想いをぶつけていただける環境を整えています。

丹波山村で「何を成したいか」。あなたの言葉で語る志望動機
ー最後に、これから受験を検討されている方へアドバイスをお願いします。
矢嶋:志望動機を考える際は、「なぜ公務員なのか」だけでなく、「なぜ他にもたくさん自治体がある中で、丹波山村なのか」を明確にしていただきたいです。
ー具体的にはどのようなことをアピールしてほしいですか?
矢嶋:まず、どうしてこの小さな村に興味を持ったのか。そして、具体的にどんな業務を担当し、どんなことを成し遂げたいか。住民の立場に立って考え、自ら行動できる方と一緒に働きたいと思っています。
応募書類の誤字脱字や、他自治体との使い回しは意外と目立ちますので、ぜひ事前に村のウェブサイトやSNSをご覧いただき、しっかりリサーチした上で「あなた自身の言葉」を聞かせていただきたいです。
ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年3月取材)



