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阪南市役所

阪南市は、大阪府内で「一番新しい市」「一番南に位置する市」です。 海と山の自然に囲まれた、人口約5万人の小さなまち。 そんな小さなまちだからこそ、市民との距離が近く、小さな組織だからこそ、職員間のコミュニケーションも活発。そのようなところが、阪南市で働く上での魅力です。 「地域のために働きたい」 「市民の方々に喜ばれる仕事がしたい」 「まちの発展に携わりたい」 そんな熱い想いをお持ちの方のご応募をお待ちしています!

1年働いてどうだった?新卒2年目職員が語る阪南市役所の仕事とリアル

阪南市役所

2025/07/11

阪南市役所市民課で働く上野さんのインタビュー記事です。入庁前から現在の窓口業務の奥深さに日々奮闘。仕事のリアルな大変さと、それを上回るやりがい、そして阪南市で働く魅力について、ご自身の言葉で語っていただきました。

 


ー上野さんが阪南市役所に入庁されるまでの経緯について教えていただけますか。

 

上野:大学では情報通信経済学を専攻し、ICTの進展が社会に与える影響について学んでいました。もともと地域社会に貢献する仕事に関心があり、就職活動では、学んだICTの知識も活かしながら幅広い業務に携われる市役所の仕事に魅力を感じていました。また、安定した環境の中で、地域住民の方々の暮らしに直接関わる責任ある仕事がしたいと思い、市役所を志望しました。

 

志望理由として、将来家族ができたときの人生設計も考えたとき、一番バランスが取れている働き方ができるのは公務員ではないかと考えた点もあります。

 

ー公務員の仕事についてはどのように知ったのですか?

 

上野:大学3年、4年時に連続で参加した阪南市役所のインターンシップ経験が大きいです。地域貢献のためのインターンシップに参加したことで、「市役所にはこんな仕事もあるんだ」という発見があり、志望度が高まりました。

 

ー具体的にはどのような業務を体験されたのですか。

 

上野:3年生の時は、ふるさと納税に関してのSNSでの発信業務や、すだて漁という漁の体験事業のお手伝いをいたしました。こういった観光産業にも関わっていることも知ったのは驚きでした。

 

実際にインターンシップで関わった職員の方にも、配属される部署によって全く違うから、自治体の仕事は面白いよと教えていただきました。インターンシップでの経験は、自分の中でとても大きかったですね。

ー公務員試験の準備はどのように進められましたか。

 

上野:公務員試験の勉強はしていましたが、大学で部活動をしており、部活動との両立がなかなか難しかったです。ただ、阪南市はSPIで受験できたので、そこはありがたかったです。

 

ーでは、入庁されて現在の市民課での仕事内容を教えてください。

 

上野:主に窓口での接客業務を担当しています。戸籍や住民票の交付、パスポートの申請・交付、マイナンバーカードの申請・交付など、業務は多岐にわたりますが、基本的には窓口に来られた方の対応はすべて行います。

 

ー入庁1年目は、どのように仕事を覚えていきましたか。

 

上野:最初の3日間ほど、地方公務員法などの全体研修がありました。その後、市民課に配属されてからは、まずは証明書の発行業務から覚えていこう、という形でスタートしました。ただ、市民課は業務量が多いので、一つのことをじっくりというよりは、来た仕事を一つずつこなしながら、幅広く覚えていったという感じです。

 

もちろん、間違があってはならないので、先輩方がダブルチェックをしてくださいます。「確認はしっかりするから、経験を積むのが一番だ」という方針で、どんどん実践させてもらえました。

 

ー苦労した点はありますか?

 

上野:特に戸籍は独特で理解するのに時間がかかりました。例えば用語においても「家督相続」と知らない言葉がある度に調べますし、また戦争の影響で戸籍が焼失したという記録が残っている場合もあり、大切だからこそ大変でした。

 

ー教育担当の方はいたのですか?

 

上野:特定の教育係がいたわけではありません。私の所属する班は私を含めて4人で、班の先輩3人から教えていただく形でした。皆さん本当に優しく接してくださり、質問しやすい環境でした。「今、お時間ありますか?」と声をかけるのですが、上司や先輩も仕事が忙しい中で、丁寧に教えてくださいました。

 

ー1年間業務を経験されて、ご自身の成長を感じる部分はありますか。

 

上野:入庁時に比べれば成長していると思います。お客様が「何の手続きをしに来られたのか」を理解し、大抵のことは一人で完結できるようになったので、そこは成長かなと。

 

ただ、先ほどお話しした戸籍のように、まだまだ知らないことも多く、先輩に「これってどういう意味ですか?」と聞くこともあります。なので、一人前になったという実感はまだ湧いていないのが正直なところです。日々、一生懸命取り組んでいる最中です。

 

ー実際に入庁してから感じたギャップはありましたか。

 

上野:ワークライフバランスに関しては、自分が思っていた通りの生活ができているので、そこはギャップがありませんでした。ただ、仕事内容の奥深さは想像以上でした。毎日、頭がフル回転で、家に帰るとドッと疲れており、それが一番のギャップでしたね。

ー仕事の「深さ」というのは、具体的にどういう部分で感じますか。

 

上野:例えば、証明書を請求しに来られる住民さん一人ひとり、手続きの内容が本当に全く違うんです。「十人十色」とはこのことだな、と日々感じています。相続の手続きで戸籍が必要な場合、お客様がどの範囲の戸籍を必要としているのかを正確に説明しなくてはなりません。

 

私たちは毎日戸籍を見ているので分かりますが、お客様にとっては馴染みのないものですから、分かりやすく説明するには労力が要ります。また、証明書発行だけでなく、すべての事務処理は法律に基づいて行われます。どういう根拠でこの仕事をしているのかを常に明確にしなければならない。その点が、この仕事の難しさであり、深さだと感じています。

 

ーその難しさがある一方で、仕事の面白さややりがいはどんなところに感じますか。

 

上野:窓口は接客業務なので、お客様に「ありがとう、分かりやすかったわ」と感謝されたり、時には「対応が良かったから、お名前教えて」とおっしゃっていただいたりした時に、大きなやりがいを感じます。

 

また、仕事を通して戸籍や法律など、世の中の仕組みを学べるのも面白いところです。毎日が新しい発見の連続ですね。

 

ー職場の雰囲気はいかがですか。

 

上野:先ほどもお話ししたように、上司や先輩が丁寧に教えてくださるので、とても働きやすい環境です。もちろん市民の方と話す時間のほうが長いですが、たまにする会話は楽しいですね。

 

また、阪南市で生まれ育ったので、話してみたら友だちのお母さんだった、ということもあり、すぐに周囲とは打ち解けることができました。同期とは最初の研修で仲良くなり、今でも飲みに行ったり、今度バーベキューをしようという計画を立てたりしています。

 

また、組合の青年部(30歳以下の職員で構成)の飲み会などもあり、課を越えた横の繋がりも、イベントを通じてできています。

 

ーワークライフバランスについて、いかがですか。

 

上野:定時で帰ることはできているので、趣味の時間も作れています。もちろん、楽な仕事では決してありませんが、現在は休日もしっかり休めますし、有給休暇も取りやすい環境なので、仕事とプライベートの両立はできていると感じています。

 

ーありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年6月取材)

 

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