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直方市役所

直方市は、福岡市と北九州の中間地点に位置し、大都市へのアクセスが良く、市内には大型複合商業施設のほか、スーパーやホームセンターなどが点在しています。また、鉄道3路線が乗り入れているほか、路線バスやコミュニティバスなど交通インフラも発達しており、自然を身近に感じながら便利に暮らせる街です。様々なポテンシャルを秘めた直方市であなたのアイデアをまちづくりに活かせる、働きがいのある職場で一緒に働きませんか?

看護師から公務員へ、新たなステージで輝く!直方市保健師が語る、住民に寄り添う仕事のやりがいと子育ても安心の職場環境

直方市役所

2025/06/11

直方市役所で保健師として働く池永さんのインタビュー記事です。9年間の看護師経験を経て、公衆衛生への想いを胸に直方市へ。1年間の業務を通じて感じたやりがいや成長、子育て支援の充実ぶり、そして「住民に一番近い市役所」だからこそできる地域貢献の魅力を語っていただきました。

 

 

ー池永さんのご経歴について教えていただけますか?

池永:大学卒業後、病院の外科病棟で看護師として9年間勤務しました。手術前の患者さんのケアや術後の痛みの緩和など、主に周術期の看護に携わっていました。育児休業も挟みながら、トータルで9年働いた後、直方市役所に保健師として入庁しました。

 

ー当初から看護師志望だったのですか?

池永:大学の授業から公衆衛生に興味を持ち、保健師という選択肢も考えてはいました。ただ、まずは病院で実際の患者さんと接したいという思いから看護師を選びました。

 

ー9年間看護師としてご活躍された後、転職を決意されたタイミングは何かあったのでしょうか?

池永:看護師の仕事はとても好きで、やりがいも感じていたので、なかなか辞めるタイミングがありませんでした。ただ、子どもが小学校に上がるタイミングで、いわゆる「小1の壁」を乗り越えた後、元々考えていた保健師へのキャリアチェンジを本格的に考え始めました。ちょうどその頃、直方市の保健師の求人を見つけ、「これは受けるしかない!」と思い、応募しました。

 

ーなぜ直方市を選ばれたのですか?

池永:直方市には「ここっちゃ」という施設があります。地域子育て支援センターと一時託児施設、飲食・物販テナントが入った複合施設です。子育て中によく利用する子育て支援センターで子どもを一時的に預かってもらえる安心感は非常に大きく、その施設の魅力に惹かれていました。

直方市在住のママ友からも「ここっちゃができて便利になったよ」と聞いていて、素晴らしい取り組みだなと。そんな魅力的な施策を行っている直方市で、自分も一緒に働きたいと思ったのが大きな理由です。

 

ー試験の手応えはいかがでしたか?

池永:一次試験は、参考書で勉強したことを活かしてなんとか突破できた感じです。二次試験は保健師の専門筆記試験と集団面接だったのですが、これは看護師としての9年間の経験が大きかったですね。患者さんやご家族、医師や理学療法士など、様々な立場の方とコミュニケーションを取りながらチームで仕事をしてきたので、自分の思いを話すことには慣れていました。面接は、他の方のお話も聞けて面白かったですし、楽しんで臨めました。

 

ーありがとうございます。それでは、入庁されてからのお仕事を教えてください。

池永:昨年度入庁し、1年目は成人保健を担当し、市民の皆さんの健康増進に関わる業務が中心でした。

具体的には、がん検診や健康診断などの啓発です。啓発活動では、がん検診や骨粗しょう症の普及啓発イベントを開催したり、LINEでの情報発信やラジオに出演してお話しさせていただいたりと、様々な方法で検診の重要性を伝えていました。

 

 

ー実際に入庁してみて、何かギャップを感じたことはありましたか?

池永:「保健師は事務仕事が多い」とは聞いていましたが、想像以上に多くて驚きました。看護師時代は患者さんのケアで常に動き回っていたので、一日中パソコンの前に座って仕事をすることもある保健師の業務スタイルに最初は戸惑いましたね。

ただ、そんな入庁して2,3ヶ月頃に、外部からいらした元保健師の先生の研修を受ける機会がありました。その先生が「保健師の仕事で、本当にやりたいと思えることは1割くらい。残りの9割は事務作業。でも、その事務作業を工夫して効率化し、8割、7割と減らしていけば、やりたいことができる時間は増えていく。事務仕事をいかに効率良くするかが大事なんだよ」とおっしゃっていて、その言葉にハッとさせられました。

そこで、まずは事務作業のやり方を見直して、もっと保健師としてやりたいこと、公衆衛生の勉強などに力を入れられるように頑張ろうと思えるようになりました。

 

ー2年目に入り、心境の変化はありますか?

池永:1年間業務を経験して全体の流れが分かったので、去年よりも格段にワクワクしています。今年は業務内容やマニュアルを整備しつつ、もっと視野を広げて、保健師として本当にやりたい活動を積極的に行っていきたいです。例えば、去年は事務作業に追われてなかなかできなかった住民の方への訪問指導など、直接お話しできる機会をもっと増やしたいと考えています。

 

ー看護師としての9年間の経験が、保健師の仕事に活きていると感じることはありますか?

池永:コミュニケーション能力は間違いなく活きています。看護師時代は、小さなお子さんからご高齢の方、終末期の方まで、本当に様々な年代、様々な状況の方と接してきたので、多様な方と心を通わせる力は身についたと思います。

 また、市役所には医療従事者だけでなく事務職の方も多くいらっしゃいますが、そういった異なる視点を持つ方々と一緒に働くことで新しい発見があり、それをすんなり自分のものにできるようになったのは、看護師経験のおかげかもしれません。

 もちろん、健診結果に基づいて「血糖値が高いのはこういう状態ですよ」といった保健指導をする際も、看護師時代の知識が役立っています。

 

 

ー逆に、保健師として新たに学ばなければならないと感じることはありますか?

池永:病院に来られる患者さんは「治療したい」という明確な目的を持っていますが、健診を受けられる方の中には、ご自身の健康にそれほど関心がない方もいらっしゃいます。そういった方々に、どうすれば健康の大切さが伝わるのか、どうすれば行動変容に繋げられるのか、その伝え方の違いは日々勉強中です。

ただ単に「3食しっかり食べましょう」と言うだけでは響かないので、その方の体のメカニズムや健診結果が出た理由などを丁寧にお伝えし、「これならできそう」と思ってもらえるような具体的な提案を一緒に考えていくことが重要だと感じています。そこが成人保健のやりがいであり、これからもっと深めていきたい部分です。

 

ー印象的な経験はありましたか?

池永:ウォーキング教室などのイベント企画・運営業務ですね。講師の先生との日程調整から会場手配、広報、予約受付、当日の運営、そして終了後の支払い業務まで、一連の流れをすべて担当します。イベントの内容もある程度自分で決められるので、そういった裁量があるのも楽しいです。

 

 

ー職場の雰囲気や人間関係はいかがですか?

池永:私が入庁した時は、年上の先輩が2人と年下の先輩が1人いらっしゃいましたが、皆さんとても聞きやすい雰囲気を作ってくださり、分からないことは何でも相談できました。年齢に関係なくお互いにサポートし合える、とても良い関係を築けていると思います。

 

ーワークライフバランスについてはいかがですか?

池永:看護師時代は夜勤があり、土日も仕事ということが多かったのですが、保健師になってからは基本的に土日が休みなので、子どもたちの休みに合わせて一緒に全力で遊べるようになりました。これは本当に大きな変化で、家族との時間が増えたことを実感しています。残業もないわけではないですが、そこは家族の協力を得ながら対応しています。

何より助かっているのが、子の看護休暇の取りやすさです。以前は平日休みがあったので子どもの病院にも連れて行けましたが、今は月~金勤務なので、どうしようかと係長に相談したところ、「平日休んで行っていいよ。子の看護休暇は使う権利があるんだから」と快く言ってくださって。

係長ご自身も子育て経験者なので、とても理解があります。去年は子ども2人分で10日間の子の看護休暇を使わせていただき、安心して子どものケアができました。

 

 

ー直方市で実際に働いてみて、街の印象に変化はありましたか?

池永:それまでは買い物に来る程度で、あまり深く知らなかったのですが、市役所で働くようになって、直方市には「こんなことをしたい」「街をこうしたい」という熱い想いを持って活動されている方がたくさんいらっしゃることを知りました。例えば、商店街を盛り上げようと頑張っている方々とお話しする機会があったり、多世代交流スペース「ここっちゃ」でも地域交流の活動が活発に行われていたり。

そういった街の活気や魅力を、もっと多くの市民の方に知ってほしいなと思うようになりました。

 

ー本日はありがとうございました。


取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年4月取材)

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