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八街市役所

当市は千葉県中央部に位置する、農業を中心産業とする人口約6万5千人の街です。千葉県の代表的な農産物であるピーナッツの生産量は県内第1位、スイカ・にんじん・さといもなどの生産も盛んで、成田空港や東京都心へは市内北部を走るJRを利用することで60~90分ほどでアクセスできます。自然の豊かさと都市部の利便性の両面を享受できる八街市で、心豊かな暮らしを支える行政の仕事に携わってみませんか。

「売り子も着ぐるみもやります!」八街市の魅力を届ける、職員の多様な仕事とは

八街市役所

2025/08/01

千葉県八街市役所、経済環境部商工観光課で働く土屋さんのインタビュー記事です。入庁10年目を迎えた土屋さんは、社会教育課でのイベント運営を経て、現在は市のPRや産業振興を担当。特産品のPRで各地を飛び回るユニークな仕事内容や、職員自ら最前線に立つからこそ感じられるやりがい、そして風通しの良い職場の雰囲気や、職員として、一人の住民として感じる八街市の魅力について、お話を伺いました。

 

 

 


 

地元への想いを胸に、公務員の道へ

 

ーこれまでのご経歴や八街市役所に入庁された経緯について教えていただけますか?

 

土屋:平成28年に入庁し、現在10年目になります。出身は隣の市ですが、市の境目に住んでいたので最寄り駅は八街駅で、生活圏はほとんど八街でした。現在は八街市で暮らしています。

 

ーそうだったのですね!では、就職活動のときから公務員を目指していらっしゃったのでしょうか?

 

土屋:はい、もともと父と叔父が二人とも公務員だったんです。このため子どもの頃から公務員のイメージはあり、自然と就活では公務員という道を選んでいました。

 

また、地元のために仕事をしたいという気持ちがあったので、より身近に感じていた八街市で働きたいと思いました。

 

イベント運営のプロフェッショナルへ、社会教育課での7年間

 

ーこれまでどのようなお仕事を経験されてきたのでしょうか?

 

土屋:実は経験した部署はまだ2つのみです。最初に配属されたのが教育委員会の社会教育課で7年間在籍しました。そして現在の商工観光課に来て3年目になります。最初の部署に7年もいるのは、同期や前後の職員と比べても珍しいかもしれません。

 

ー社会教育課では、具体的にどのようなお仕事をされていたのですか?

 

土屋:平たく言うと「イベント屋さん」のような仕事でした。私が主に担当していたのは青少年を対象としたイベントの企画運営です。例えば、市の体育館で小学生を集めてのスポーツイベントや、成人式の担当もしていました。


社会教育は幅が広く、家庭教育などをはじめ、「学校教育以外の課程全般」が対象となるので、業務は多岐にわたります。家庭教育に関する講演会、市内の小中高の吹奏楽部や一般の団体が集まる「市民音楽祭」、さまざまな文化活動の発表の場である「市民文化祭」など、本当に色々なイベントを手がけていました。

ー社会教育課での仕事で、特に印象に残っているエピソードはありますか?

 

土屋:一番大変で、かつ印象に残っているのは、コロナ禍での成人式対応です。当時、多くのイベントが中止になりましたが、成人式は人生の大きな節目ですし、ただ中止にするわけにはいかないだろうと。

 

そこで、これまで前例のなかったオンライン配信での開催に踏み切ったんです。もちろん、専門の機材やノウハウなんてありませんし、市で持っていた機材でなんとか録画して、動画編集もやったことのある職員は誰一人いない中、手探りで進めました。

 

恩師の先生方にインタビュー動画を撮らせていただき、それを編集で繋ぎ合わせたり…。前例のないことに挑戦し、自分たちで考えて形にしていくという、非常に貴重な経験ができた時期だったと思います。

 

「売り子も着ぐるみもやる!」最前線で届ける八街の魅力

 

ー3年前に現在の商工観光課に異動されたのですね。今はどのようなお仕事を?

 

土屋:市のPRや産業振興に重きを置いた事業を行っています。八街市は特産品の落花生や八街生姜ジンジャーエールなどが有名ですので、そのPR活動として各地のイベントに出向いて販売促進活動などを行っています。

 

また、中小企業への支援や、市内に立地する企業への助成金の交付といった事務もあります。

 

ー具体的にはどのようなPR活動をされているのですか?

 

土屋:県内外の様々なイベントでお誘いをいただくのでそちらに参加しています。

 

ただ、自治体が直接物品を販売することは難しいので、八街駅前にある市のアンテナショップ「八街市推奨の店 ぼっち」さんと連携しています。イベント出店時は職員とお店のスタッフが一緒になってブースに立つんです。商品も用意していただき、私たちは売り子になったり、声掛けをしたり、時には市のイメージキャラクターの着ぐるみを着てイベントを盛り上げたりもします。

ー職員の方が自ら売り子や着ぐるみを!それは珍しいですね。

 

土屋:そうなんです。イベントによっては、着ぐるみが2体必要なので、中に入る職員が2名、手引きをする介添え役が1名、と市職員だけで最低3名は必要になります。こうした出張イベントは、予算上、年間で40回分ほど計画されています。

 

もちろん月によってばらつきはありますが、多いときは3連休に2日間出張、なんてこともあります。

ーその他に、土屋さんがメインで担当されているお仕事はありますか?

 

土屋:私がメインで担当しているのは、市と「観光農業協会」が連携して行っている農業体験ツアーの企画・運営です。八街市は農業が盛んなので、その魅力を体験してもらおうという取り組みで、具体的には、9月頃に特産品である落花生の掘り取り体験を行っています。昨年はバスツアー形式で2回実施しました。

「おおまさり」というジャンボ落花生の一種で、茹でて食べるのに適した品種なんです。ただ、生の落花生を茹でる必要があるので、基本的には生産地でないとなかなか手に入らない貴重なものです。


この「おおまさり」を目当てに、市外から多くの方に参加していただいています。畑で実際に掘り取りを体験して、掘りたてをお土産に持って帰っていただく。参加された方からは「また来たい」と大変好評で、手応えを感じています。

ツアーでの落花生の掘り取り

このツアーも、コロナ禍ではバスツアーが難しかったので、自家用車で来てもらう「着地型」にして、市内のお店で使えるクーポン券をお渡しするなど、やり方を工夫しながら継続してきました。

 

風通しの良さと、部署を越えた繋がりが強み

 

ーお仕事はチームで進めることが多いですか?

 

土屋:イベントの事務手続きや具体的な内容の検討は、担当者が進めることが多いです。ですが、実際のイベント運営は一人では絶対にできません。例えば、市内で開催する大規模な「落花生まつり」では、駐車場係、警備係、交通整理係など多くの人手が必要になるので、課のメンバーはもちろん、部内の他の課からも応援を募って、大勢の職員で運営します。

 

そういう意味では、多くの人を巻き込みながら進める仕事ですし、普段から課内や部内で円滑なコミュニケーションを取っておくことが非常に重要になります。

 

ー職場の雰囲気はいかがですか?

 

土屋:課長を含めて7名という比較的小さな組織なので、風通しはすごく良いと思います。どんな案件でも、ある程度の情報は課の全員で共有されていますし、問い合わせ一つとっても気軽に相談し合える雰囲気です。チームワークはかなり良い方ではないでしょうか。
 

八街市役所全体として言えるのは、いい意味で上司と部下、先輩と後輩の距離感が近いということだと思います。これから入庁される方にとっては、働きやすい環境ではないでしょうか。

 

ー仕事以外での職員同士の交流はありますか?

 

土屋:親睦団体として「職員組合」があり、加入率は100%です。組合が日帰りバス旅行などを企画してくれるので、それに参加して交流を深めることもあります。


また、部活動も盛んです。私はサッカー部に所属していて、仕事終わりの夜間や休日に活動しています。他にもバスケ、バドミントン、ボウリング、ゴルフなど様々な部活があります。

普通に仕事をしているだけだと、自分の所属部署以外の人と関わる機会は限られますが、部活動などに参加することで、部署の垣根を越えて色々な人と繋がることができます。そこでできた繋がりが、案外仕事でプラスに働くこともありますね。

 

一人の住民として感じる「暮らしやすさ」

 

ー最後に、土屋さんは八街市にお住まいですが、生活する場所としての八街市の魅力はどんなところに感じますか?

 

土屋:八街市は農業が盛んなので、駅周辺の市街地を少し離れると、田園風景が広がっていたり、きれいな桜並木があったりと、自然を身近に感じられるのが魅力です。

 

秋になると、収穫した落花生を乾燥させるために畑に積み上げた「ぼっち」が、あちこちの畑に出現します。帽子をかぶった人のような円筒状の塊が畑にずらっと並んでいる光景は、八街ならではの秋の風物詩で、とても和みますね。

そうしたのどかな風景がある一方で、市街地には生活に必要なものが揃っていますし、大小さまざまなイベントが比較的多い市だと思います。最近では民間主導のイベントも増えていて、例えば商工会議所の青年部が主体となって運営している「ラーメン祭り」や、最近客足を伸ばしている「やちまた駅北口よいち」などがあり、活気づいている印象があります。

 

自然と都市機能のバランスが良く、子育てをする環境としても、日々の暮らしを楽しむ場所としても、とても住みやすい街だと感じています。

 

ー本日はありがとうございました。
 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年6月取材)

 

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