今回は、稚内市の新庁舎建設プロジェクトを担当する、都市整備課の職員にお話を伺いました。構想、計画、そして工事へ。
事務職でありながら、プロジェクトの全てに関わってきた彼が語る、前例のない仕事の舞台裏と、完成を目前にした今の想いとは。
インタビューの様子を、どうぞご覧ください。

動画の目次
00:20 新庁舎建設プロジェクトについて教えてください
01:16 建設にあたって、まず何をされたんですか?
02:57 プロジェクトでのメインの業務を教えてください
03:39 新庁舎でこだわった場所はありますか?
04:22 【川野副市長】新庁舎が完成間近ですね
04:53 【川野副市長】稚内市役所の雰囲気を教えてください
06:29 【川野副市長】どのような人に来てもらいたいですか?
07:38 新庁舎に期待していることを教えてください
構想から完成まで。全てに関わった、かけがえのない経験
私は事務職なので、最初は建築の知識も全くありませんでした。
ですが、この新庁舎建設プロジェクトには構想段階から関わらせてもらい、今に至るまで、その全てに携わったと言ってもいいくらいです。
市役所内のあらゆる部署と顔を合わせて調整を重ねた経験は、私にとって大きな財産になりました。完成した庁舎を見るのは、きっと感慨深いものになると思います。

「まさか自分が…」北海道中を走り回った、土地取得の舞台裏
プロジェクトの中で最も大変だったのは、建設地を決めた後の「土地取得」でした。まさか自分が担当するとは思っていなかった業務です。
土地の権利者が道内に点在しており、相続が済んでいないケースも。
その方々を探し出しては社用車で一軒一軒訪ねて説明に回る日々は、「家族より上司といる時間の方が長かった」ですね。

壁がなくなり、顔が見える。新庁舎が変える、働き方とまちの未来
私が新庁舎で一番こだわったのは、職員のための休憩室です。少しでも安らげる空間になるよう、他市の事例を参考にしながら家具や内装を選びました。
今の庁舎は壁が多くて部署間の顔が見えづらいですが、新庁舎ではその壁がなくなります。
顔を合わせて意見を言い合える環境が、より良い仕事に繋がり、そして、かつてのにぎわいを失った中心市街地を元気にする、その第一歩になればと願っています。



