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橿原市役所

橿原市は人口約12万人、奈良盆地の南部に位置し、面積約39.5㎢と比較的コンパクトながら、多様な側面を持っています。 万葉の時代を偲ばせる大和三山と藤原宮跡、江戸時代の街並みを残す今井町、初代神武天皇をお祀りする橿原神宮など、豊かで重層的な歴史に恵まれています。 一方では、鉄道網や道路網が発達する交通の要衝であり、製造業の拠点が複数あるほか、大手のショッピングモールには和歌山や大阪からも買い物客が訪れています。 そんな田舎と都会のはざまで、便利に生活しながら楽しく豊かな自然・歴史・文化を満喫できる本市では、「子育てしやすい街 日本一」を目指して、様々な施策を展開中です。

地方公務員の魅力発見!元設計事務所勤務の小原さんが語る、橿原市役所での7年間

橿原市役所

2025/04/21

橿原市役所で働く小原さんは、大学卒業後に民間設計事務所で3年間勤務した後、公務員へと転身しました。地元へのUターンとワークライフバランスの改善を目的とした転職でしたが、やりがいがある仕事に充実した日々を送られています。

 

本インタビューでは、小原さんのキャリアパス、公務員の仕事内容、そして地方公務員の魅力について、詳しく伺います。

 

―まずは簡単にご経歴から教えていただいてもよろしいですか?

 

小原:学生時代は県内の大学で建築を専攻し、卒業後は民間の設計事務所に入社、そこで3年間勤務しました。戸建て住宅やマンションの設計と工事監理が主な業務でした。

 

その後、橿原市に入庁し、建築安全推進課に配属され、現在まで7年間勤務しています。

 

―ありがとうございます。新卒時は民間志望だったんですね。

 

小原:そうですね、せっかく建築学科に進んだのだから図面を書きたいという気持ちがあり、設計事務所を志望しました。公務員は全く考えていませんでした。

 

―その後の転職理由を教えてください。

 

小原:まずは、民間時代は大阪で働いていたので、地元奈良へ戻りたいという思いからです。また、ライフワークバランスも整えたいという思いもあり、公務員として働くことを選びました。

 

―なぜ橿原市にされたのですか?

 

小原:自分はもともと橿原市に近い自治体の出身です。ただ、大学時代から橿原市の古民家の改修を研究するゼミに参加していたことがあり、橿原市のことはよく知っていました。

 

また、歴史的に重要な建築物や施設も多く、新たな開発も積極的に行っている橿原市であれば、より面白い仕事ができるのかもしれないとも思い、橿原市役所を選びました。

 

よく知っているまちのほうが就職活動でも有利に働くのではという思いもありました。

 

―入庁してからは異動歴もないようですね。

 

小原:はい、ずっと建築安全推進課に所属しています。他の市町村でいう建築指導課のような部署で、民間事業者が建物を建てるときの申請を審査する業務が中心です。

 

業務は、基本的に事務所での書類作成や窓口対応です。大半は事業者の対応で、私自身も民間時代は審査してもらう立場でしたので、その対応自体はある程度イメージがありました。そして、日によっては現場検査や、県の指示による調査に関する業務などもあります。

 

―申請対応はかなり多いのですか?

 

小原:毎日のように来ますね。申請の補正の対応や、申請方法に関する相談が多いです。法律の解釈に関する質問など、多岐にわたる相談に対応します。難しい質問も多いので調べて後日対応などもありますね。

 

―外へ行く頻度はいかがですか?

 

小原:週に2~3回程度です。申請内容が実際に施工されているかの確認や検査、そして違法建築がないか確認するパトロールも行っています。

 

―体制はどういったものですか?

 

小原:課長を含めると9名の体制で、うち2名が会計年度任用職員です。完全に分担されている業務もありますが、建築行政に関する窓口対応や電話対応などはその都度相談を受けた人が対応していく形式で、みんなで担当しています。

 

―働くうえでのギャップはありましたか?

 

小原:業務内容は結構想像通りだったのですが、行政と民間の違いは大きいと感じました。民間ではゴールさえ達成できれば評価されましたが、行政ではそこまでの過程をマニュアルやルール通り進めることも重要視されます。

 

どのような対応においても、1つ1つ承認が必要になってくる点も民間との違いを感じます。ただ、これは何のためにこの手続きが必要なのか、どうすれば更によくなるのかという点も考えています。7年目にもなり、自分なりの工夫は必要であり、さらにいえば不要な業務や手続きを省いてより効率化して進めていかなければいけないとも感じています。

 

―職場の雰囲気はいかがですか?

 

小原:もともと新人として入り、今も一番年次は下ですが、最初からガンガン質問させてていただけていましたし、すぐ馴染むことはできたと思います。もちろん、忙しい中なので、先輩に質問する際は自分の考えを先に伝え、イエスかノーで答えられるような質問を心がけていました。

 

専門知識が必要なポジションなので、直接先輩から指導を受けていました。建築的な知識だけでなく、市役所としての仕事の進め方などもです。

 

あとは、民間時代は個人プレーとして動いている認識がありましたが、今の部署はチームプレーで進めています。1つ1つ相談しながら進めていくので、チームワークは重要ですね。すごくその点は良いかと思っています。

 

―印象に残っている仕事は?

 

小原:ショッピングモールのリニューアルプロジェクトに携ったことが印象的です。国内で比較してもあまりないほどの大規模な施設であり、入庁初期から民間事業者に相談を受けて進めていました。入庁してから7年越しであり、ついにその施設もこの3月にオープンしたんですよ。

 

この仕事は役所の窓口的な立場でもあり、初期段階から庁内のいろんな部署と連携し、調整業務を行ってきました。例えば、道路建設であれば建設管理課、給水や下水道の整備については上下水道部と連携します。非常に大変かつ長いプロジェクトでしたが、その分ついに完成するということについては、感慨深いものがあります。

 

―それはやりがいある仕事ですね。

 

小原:はい。まちの進化や動きを感じて動かしていける仕事であることは、非常にやり甲斐があります。

 

―ワークライフバランスについてはいかがですか?

 

小原:今の部署は自分のペースで仕事ができているので、ワークライフバランスは整えられたと感じています。休日出勤もないですし、時間外労働も少ないです。自分の調整次第で定時に帰ることができています。

 

―今後の展望についても教えてください。

 

小原:自分で設計していく仕事はまだできていないので、そのようなクリエイティブな仕事にも携わりたいと思っています。例えば、橿原市役所はこれから市役所本庁舎の建て替えなども行われることが想定されていますので、そちらもやってみたいです。

 

―最後に他にPRする点があれば教えてください。

 

小原:橿原市では、やりたいことはやらせてくれるという印象があります。

民間時代に省エネルギーに関する業務に携わることがあったのですが、市役所に入庁した際に、ちょうど省エネルギーに関する申請がありました。

 

当時は庁内でも実績がなかったところ、私がやりますと上司に申し出ると審査を任せてもらえました。無事に終えることができ、達成感があったことを覚えています。

 

ー本日はありがとうございました

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年2月取材)

 

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橿原市は人口約12万人、奈良盆地の南部に位置し、面積約39.5㎢と比較的コンパクトながら、多様な側面を持っています。 万葉の時代を偲ばせる大和三山と藤原宮跡、江戸時代の街並みを残す今井町、初代神武天皇をお祀りする橿原神宮など、豊かで重層的な歴史に恵まれています。 一方では、鉄道網や道路網が発達する交通の要衝であり、製造業の拠点が複数あるほか、大手のショッピングモールには和歌山や大阪からも買い物客が訪れています。 そんな田舎と都会のはざまで、便利に生活しながら楽しく豊かな自然・歴史・文化を満喫できる本市では、「子育てしやすい街 日本一」を目指して、様々な施策を展開中です。

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