この記事は、2024年春に実施したweb説明会をもとにブログとして書き起こしたものです。
所属や業務の情報は当時のものですので、あらかじめご了承ください。
岩本事務員は、生まれてから高校までを奈良で過ごし、大学進学を機に地元を離れて広島へ。しかし、就職は地元を選択して新卒で橿原市役所に入庁。現在は、資産経営課に配属されています。
そんな岩本事務員に、仕事の内容や地元への思いなどについて聞きました。
―まず自己紹介をお願いします
生まれは奈良県吉野郡の大淀町で、生まれてから高校を卒業するまでの18年間をそこで暮らしました。
橿原市には、遊びや買い物で幼い頃からよく行っていました。特に高校が橿原市内だったので、毎日通学や部活、学習塾で過ごすなど馴染みがあり、就職先としても選ぶ決め手となりました。
大学の4年間は広島市で暮らしていたので、どの地域で働くかはすごく迷いましたが、なんとなく自分には奈良の方が人との相性がいい、落ち着くなと感じており、こういった感覚は就職する上で大事にしたいなと思いました。
―資産経営課の仕事内容について教えてください
資産経営課には、FM管財係、市有地活用係、分庁舎管理係の3つの係があり、様々な市有財産の管理や運営を担当しています。
私はFM管財係を担当していますが、庁舎管理事務、市有財産等管理事務、ファシリティマネジメント推進事業、駐車場管理事業など、幅広く業務を行っております。
例えば、駐車場管理事業では、市内に13カ所ある市営自転車駐車場と、4カ所ある市営駐車場の管理を行っています。
各施設の現場での管理運営は業者委託をしているので、私たちが料金を徴収したり、場内を巡回したりということはないのですが、業者との調整や問い合わせ対応、場内の事故対応などをしています。
また、これまで料金を手徴収していた自転車駐車場にゲート機器を導入するなど、管理・運営方法を効率的に見直すことも行っています。

様々な業務を行っているので、デスクワークの日もあれば外出している日もあり、同じルーティーンをこなすことはほとんどなく、4年目になった今でも新鮮な気持ちで仕事をしています。
―入庁して感じたことを聞かせてください
まず、配属される部署によって仕事内容や雰囲気が全く異なるということです。
市役所の仕事といえば、窓口系の仕事などをイメージする方が多いかと思いますが、実際には仕事内容は多岐にわたり、同期や先輩の話を聞いていると、自分の課では想像できないような様々な仕事があるなと感じます。
ですので、人事異動によって様々な仕事を経験できたり、環境が大きく変わったりするのも市役所の特徴だと思います。
ただ、どんな仕事でも市民サービスに繋がっており、直接市民と関わる部署はもちろん、業者とのやり取りや組織内部の調整も、巡り巡って最終的には市民のためになると感じています。
また、市役所の職員というと固いイメージがありますが、気さくな人や陽気な人など色々な人がいます。責任感を持って仕事に取り組むことができれば、どんな性格の人でも働きやすいかなと思います。
―入庁前にやりたかったこととのギャップなどはありましたか
大学が教育学部だったので、入庁前は教育に携われることができたら嬉しいなと漠然と思っていました。
その思いといまの担当は違うものですし、業務内容も幅広いので、入ってすぐの頃は自分って何してるんだろうという気持ちも結構ありました。
ただ、やっていくうちに仕事にも慣れてきて、他の部署ともやり取りする中で、自分の仕事は他の部署とも関わっており、間接的に力になれているという気持ちになってきて、いまはやりがいを感じられています。
―同期や先輩との繋がりはいかがですか?
コロナの頃は控えていましたが、最近は定期的に飲み会などに誘い誘われという感じで、仲良くさせてもらっています。
橿原市は職員が約900人で、そこまで大きくはないと思うので、顔が見えて仲良くできる距離感はあるのかなと思います。
―公務員を志望した動機や、県ではなく市を選んだ理由を教えてください
就活自体は民間や教員採用と並行していたのですが、橿原市は試験の形態的に特別な対策がいらないので併願しやすく、馴染みもある市ということで受けました。
内定は公務員でもいくつかあったのですが、奈良県外だったので、長い目で見て地元の方が落ち着くなというので、橿原市役所に決めました。
奈良県庁は実は受験していなくて、試験対策が必要だということもありましたが、やっぱり県内全域が配属先になってくるので、異動に伴う生活の変化が必要になってくることも理由としてありました。
橿原市役所ですと異動しても市内なので、その点でも勤務しやすいかなというふうに思ってます。