動画の目次:
0:13 自己紹介・経歴
1:01 前職(大阪府庁)での仕事内容
1:36 現在の仕事内容
2:29 畝傍駅プロジェクトの面白さ
4:40 府庁と市役所の違い
5:28 仕事のやりがい
6:16 ワークライフバランス
「お母さんが担当した道路やで」子どもに誇れる仕事。橿原市のまちづくりを担う土木職員のリアル
「この道はお母さんが作ったんだよ」
自分の子どもにそう胸を張って言える仕事があります。
大阪府庁から地元の橿原市役所に転職した女性土木職員は、慣れ親しんだ街の未来に携わることに大きなやりがいを感じています。
府庁での広域的な仕事とは違い、自分の仕事の成果がすぐそばにある暮らし。
思い出の場所が自分の手で新しくなっていく面白さと、家族に誇れる仕事のリアルを語ります。

通勤往復4時間から20分へ 子育てを機に地元へ転職
私は橿原市出身ですが大学卒業後は大阪府庁で13年間、土木職として働いていました。
当時は橿原市の自宅から大阪府庁まで、片道1時間半から2時間かけて通勤していました。
このまま子育てを続けていくことを考えた時、職場まで10分で通える地元の橿原市役所の方が、何かあった時も仕事を続けやすいと思い、転職を決意しました。

歴史ある駅舎の再生 答えのない仕事の面白さ
現在は橿原市の中心市街地である大和八木駅周辺や、奈良県立医科大学周辺をどう活性化させていくか、賑わいのあるまちにしていくための計画を立てる仕事をしています。
課は課長、課長補佐、統括、私の少人数ですが、大きなプロジェクトがいくつも動いており、担当をきっちり分けるよりは、みんなで一緒に進めている感じです。
特に面白いのが、昭和15年築の歴史ある木造駅舎「畝傍駅」の活用プロジェクトです。
老朽化による建て替えの話が持ち上がったこの駅舎を、市としてどう残し、活用していくか。
民間企業から活用案を募集し、今まさに交渉を進めているところです。
決まった答えがなく、自分たちの仕事次第で未来が変わっていく。
大変ですが、とても面白い仕事だと感じています。
少人数なので、出張先でのランチ中に重要な意思決定ができてしまうなど、仕事がスピーディーに進むのも魅力です。

子どもに誇れる仕事と充実のワークライフバランス
自分が小さい頃からよく行っていた場所の未来に携われるのは、大きなやりがいです。
今子どもが2人いるのですが、自分が担当した道路を通る時に「ここはお母さんが担当したんやで」と話すと、「すごいな」と言ってくれる。
身近な場所で仕事をしているからこその喜びです。
普段は定時で帰り、授業参観など子どもの行事には必ず休みをいただいて参加しています。
仕事と家庭のメリハリがつけられ、ワークライフバランスはとても恵まれていると感じています。
