この夏は1dayオープン市役所を全5回受け入れ、15人の学生(事務12人・土木3人)に参加をいただきました。
この中から事務職志望学生のプログラムの一部を取り上げて、様子をお届けします。
「市役所の仕事ってどんな感じ?」と気になっている学生のみなさんに、少しでも私たちの雰囲気を伝えられればと思います。
📝本市の1dayオープン市役所の特徴
✅ 訪問先は面談のうえ希望をもとに決定しますので、興味のある部署を訪れることができます。
✅ 他の参加者の希望した部署も訪れるので、視野が広がります。
✅ 先輩職員との交流を通じて、職場の雰囲気を感じることができます。
🏢プログラムと感想
今回ご紹介するプログラムでは、危機管理課→こども未来課→福祉総務課、公園緑地景観課→今井町並保存整備事務所→文化財保存活用課と、それぞれのグループで順に訪れました。
当日は自己紹介のあと人事課からのオリエンテーションを経て、各訪問先へ向かいます。
訪問先では、担当者から業務の紹介をしてもらったあと、質疑応答を行いました。
それぞれの訪問先での様子と、参加学生の感想をお届けします。
|危機管理課

💬学生の感想
危機管理課の方からお話を聞かせていただき、防災について学ばせて頂きました。
災害対応には「自助・共助・公助」の役割があり、行政では避難所の確保や組織的な役割支援はもちろん、防災訓練の実施・定期的な出前講座の実施から市民自らが日頃の災害意識を高め、家族や個人の命を守る支援をする役割も担っていることが分かりました。
災害発生時には、行政的な支援だけで無く地域住民の助け合いも欠かせません。「自助」「共助」の重要性も広め、啓発することも行政が担わなければいけない大切な役割の一つであると学びました。
|こども未来課

💬学生の感想
こども未来課に訪問させていただき、子育て支援に関する業務についてお聞きしました。
保育士が不足して待機児童が多くなっている現状に対し、少しでも多くの子どもが保育所に入所できるように、市立・私立園ともに調整を行っていることが分かりました。
職員の方から、市民の生活がかかっているという緊張感を持ちながら、市民のために働きたいという思いで働かれていると伺いました。市役所の仕事は、市民の生活を支える重要な仕事であり、大きなやりがいにもつながるのだと実感しました。
|福祉総務課

💬学生の感想
福祉総務課の総務地域福祉係のお話が印象に残りました。地域で見守る活動を通じて住民同士が支え合える関係を築き、地域福祉による支援体制を整えているとのことでした。特に高齢単身世帯の増加に伴う孤独死や認知症の悪化を未然に防ぐため、安否や身なりの確認を行っている点が強く心に残りました。この取り組みを伺い、将来自分が高齢者になっても安心して暮らせる地域づくりの重要性を実感しました。
地域のつながりは安心した生活を支える基盤であると学んだので、今後は自分も周囲との関係を大切にし、つながりを広げていきたいです。
|公園緑地景観課

💬学生の感想
今回、公園緑地景観課を訪問し、橿原市らしい落ち着いた景観や自然を保全する取り組みについて理解を深めることができました。特に、屋外広告物の規制や景観形成に携わる業務は、自分の手で実際にまちづくりに貢献できる喜びについてお伺いでき、大きなやりがいに繋がる仕事であることを学びました。歴史的景観を守りながら都市機能を高め、地域の魅力を活かす姿勢から、景観を通じた魅力発信の大切さを実感しました。
まちづくりの難しさや楽しさについて学ぶ貴重な時間となり、将来、地域の魅力を残しつつ活性化を図る仕事に携わりたいという考えをより深めることができました。
|今井町並保存整備事務所

💬学生の感想
今井町並保存整備事務所は、重要伝統的建造物群保存地区の今井町の町中にあります。事務職、専門職のお二人に今井町を案内していただき、今井町の歴史や業務内容についてお話を伺いました。
この事務所では、防災施設の整備や電線の地中化、建物の修理における補助などの歴史的な町並みを後世へ残すための事業が行われています。観光地である以前に住宅街であるということから、観光客ではなく「来訪客」と呼び、住民を尊重している姿勢が印象に残りました。
また、今井町町並み保存会や自治会の方々とのコミュニケーションを行いながら事業を進めていくことも重要であると学びました。
|文化財保存活用課

💬学生の感想
文化財保存活用課では、職員の方から史跡の管理や保存・整備についてお話を聞きました。開発事業における文化財保護の対応について学びました。市の約7割に遺跡が存在する橿原市では全てを発掘することができないため様々な対応を行い、文化財保護と開発とのバランスを取っていることがわかりました。また、開発事業者にも文化財保護について理解してもらうことが大切であると学びました。
博物館業務では、展示やワークショップの運営についてのお話を聞きました。展示やワークショップを通じて、文化財というものを身近に感じてもらい、市民の興味を育てていくことを学びました。
📖振り返り
1日の終わりには学生同士で感想をシェアしました。
「市役所の仕事の幅広さがわかった」「どの課でもコミュニケーションを大切にしていることがわかった」などの意見があり、参加者同士でうなずき合う場面も見られました。
この経験が参加者の皆さんの将来を考えるヒントになれば嬉しいです。
橿原市は、地域の暮らしを支えたいと思うみなさんのご応募をお待ちしています!
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