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西粟倉村役場

~50年未来(さき)の村を、今つくろう~ 西粟倉村(にしあわくらそん)は、岡山県北東部に位置する鳥取県、兵庫県に県境を接した人口約1350人の小さな自治体です。 平成の市町村合併を選択せず、単独自治体のまま歩み続けています。 最近では、村の94%を占める森林を活用した「百年の森林(もり)構想」、村(ローカル)の地域課題を解決するため、「ローカルベンチャー事業」に取り組み、若者・起業家のIターンも多くなっており、全国から注目を集めています。 役場の機能としては、これら民間と連携した取り組みを進めるとともに、一方で、村民の暮らし、「生きるを支える」ための行政の基本的な部分を担うことが必要です。小さな村だからこそ一人一人の「生きる」に寄り添い、全国に先駆ける取り組みを続けていく。その積み重ねが50年先の未来の村につながります。「今」を大切にしながら、未来に向け、日々育つ村でありたい。私たちとこれからの「むらづくり」に挑戦してみませんか?

村のバックアップ体制と小規模園で叶えたこだわり保育〜岡山県西粟倉村〜

西粟倉村役場

2023/10/13

岡山県西粟倉村で保育士として働く岡若菜さんにお話しを伺いました。

 

—最初に、これまでのご経歴や入庁された経緯についてお聞かせください。

 

岡:私は4年制大学卒業後、2022年4月に新卒採用で入庁しました。出身は兵庫県姫路市で、大学は兵庫県赤穂市にある関西福祉大学を卒業しました。長く仕事を続けるつもりなだったら、公立の方が安定もしてるという親の勧めもありましたが、私自身も公務員である公立の保育士を希望していたんです。

 

特に勤務先に強い希望がなかったので、県外も含めてさまざまな市町村を受験しました。その中でも西粟倉村は『村で唯一の保育園幼稚園で働きませんか』というキャッチコピーへの驚きもあり、受験しました。

—最終的にはどうして西粟倉村に決められたんですか。

 

岡:複数の自治体で試験を受け、一般的には結果が出るまで3〜4週間ほどかかるのですが、西粟倉村からは受験して3日後に合格を頂きました。他の自治体とは異質の早さで、面接中は、自分を必要としてくれているという雰囲気が感じられ、私自身も働くのであれば必要とされているところで働ければ楽しいし、大切にしてもらえるのではないかと思い、西粟倉村に決めました。

 

—選考中、先方からの熱意はどのように感じられたのでしょうか。

 

岡:まず、なぜ姫路市出身の私が西粟倉村を受けたのかなど、多くの質問をしてもらいました。そして私が大規模園よりも小規模保育ができるところで働きたい気持ちもお話し、西粟倉村であれば希望通りの保育ができますよ、合格通知をもらう前から猛プッシュをいただきました。その上で、選考3日後という早さで合格を出してくださったという点にも熱意と誠意を感じました。

 

—応募時の試験は、通常試験と流れは変わらないのでしょうか。

 

岡:実技試験はありませんでしたが、筆記試験は一般教養やSPIではなく、西粟倉村オリジナルのテストでした。面接は数回ほど行い、合格したしたという流れです。

 

—なぜ小規模園を希望されたのでしょうか。

 

岡:実習には大規模園へ行き、大規模園なりの楽しさもありました。しかし、お預かりする園児さん全員をしっかり見ていきたいという思いと、大学卒業したばかりで全員見れるかなという不安もありましたので、小規模園での働き方が合っていると思いました。

—幼稚園の教諭数や環境面、働き方についてお聞かせください。

 

岡:正職員が3人、臨時・パートの方が4人の7名体制になります。現在、産休中の方が1人いるので、お預かりしている25名の園児さんを職員一人当たり3〜4人で見ている感じです。職務形態は、担任と副担任のどちらを受け持つかどうかという違いはありますが、ほぼ全員同じです。

 

勤務時間は8時15分から17時が定時になりますが、預かり保育がある時は18時〜20時まで残業となることもあります。休日は、基本的には土日祝が休みで、有給も取得しやすい雰囲気ですね。ありがたいことに、思っていた以上の保育ができていると実感しています。

 

ーなるほど。

 

岡:保育環境については、西粟倉村ならではの"型に捉われない自由な保育"ができていると思います。計画通りでなくても自分の判断で動くことできるので、天気が良いから散歩や外に出かけるということもあります。

 

また、運動会が幼小中合同で開催されるなど、縦の繋がりはしっかりしているので小学校のプールや中学校のグラウンドを使わせてもらうこともできるんですね。そのように村全体の協力体制ができているので、のびのびと子供が育つ環境だと思っています。

 

—仕事の中でのやりがいや周囲との関係性についてお聞かせください。

 

岡:私は年中クラス、12人の園児さんを担当しています。子ども達との会話や遊びの中から、実現できることを一つずつ増やしていくことにやりがいを感じますね。例えば、読み聞かせの時間では子ども達に、本に登場する風鈴を「知ってる?」と尋ねてみます。子ども達が「知らない」という反応であれば、制作で作ってみようという取組みに繋がっていきます。

 

また、職員の多くは、村や岡山出身で20代から60代くらいまでの年代の方がいらっしゃいます。園児の親御さんは、フレンドリーな方が多く疎外感を感じたことは一度もありませんし、親御さんから頂ける情報はとても有益です。私自身は年上の方とお話をすることが好きですし、可愛がって頂いているので、村外からの就職をネックに感じたことはありません。

—教員寮での生活や地元との交流はいかがでしょうか。

 

岡:家賃補助が出ているので、安く住めています。教員だけではなく役場の方もいらっしゃいますよ。一番困ったことは、腰の高さまで積もる雪の生活に慣れることでした。私の地元では考えられないほどに、西粟倉村では雪が降ることがあるんですよね。スキーウェアで登園するのは不思議な体験でした。

 

通勤手段は徒歩ですが、車で行くこともあります。生活面では、商店が一つありますが、スーパーやコンビニが近くにないので、鳥取方面へ出て買い物をしています。意外と鳥取や姫路、明石あたりの方でも西粟倉村で働くこともできると思います。

 

教員寮のメンバーで年に数回、飲み会などもあり仲良くさせて頂いています。残念ながら退職されてしまった先輩との関係も続いていますし、皆さん良い方ばかりです。

 

—働いてみてのギャップや、今後の保育士としてのビジョンがありましたらお聞かせください。  

 

岡:子ども達と出掛けるエリアが限られているので、遊び場のバリエーションを村外などに広げていきたいという思いがあります。また、さらに村の方との関わり方を深めて、田舎ならではの経験を子ども達に積ませてあげたいですね。夏には、田んぼでの泥遊び体験や畑での野菜の収穫など、西粟倉村の良いところを子ども達に伝えていきたいと思います。

—最後にお伝えしたいことはございますか。

 

岡:自分なりの保育をしたい、という方は西粟倉村が合っていると思います。子どもの人数も多すぎないので、みんなで様々なことにチャレンジしていくことができ、小規模園ならではの良さを感じて頂けると思います。

 

—ありがとうございました。

 

※西粟倉村より※

西粟倉村では独自の採用情報パンフレットも公開しています。

よろしければそちらもぜひご覧ください。

https://www.vill.nishiawakura.okayama.jp/wp/wp-content/uploads/2023/04/acf9049a3dd24cd58d9943880ebea0d2.pdf

 

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~50年未来(さき)の村を、今つくろう~ 西粟倉村(にしあわくらそん)は、岡山県北東部に位置する鳥取県、兵庫県に県境を接した人口約1350人の小さな自治体です。 平成の市町村合併を選択せず、単独自治体のまま歩み続けています。 最近では、村の94%を占める森林を活用した「百年の森林(もり)構想」、村(ローカル)の地域課題を解決するため、「ローカルベンチャー事業」に取り組み、若者・起業家のIターンも多くなっており、全国から注目を集めています。 役場の機能としては、これら民間と連携した取り組みを進めるとともに、一方で、村民の暮らし、「生きるを支える」ための行政の基本的な部分を担うことが必要です。小さな村だからこそ一人一人の「生きる」に寄り添い、全国に先駆ける取り組みを続けていく。その積み重ねが50年先の未来の村につながります。「今」を大切にしながら、未来に向け、日々育つ村でありたい。私たちとこれからの「むらづくり」に挑戦してみませんか?

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