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天草市役所

天草市は、熊本県南西部に位置し、周囲を藍く美しい海に囲まれた天草上島と天草下島および御所浦島などで構成する天草諸島の中心部に位置しています。 温暖な気候を活かした農業や、豊かな水産資源を活かした漁業を主として発展してきました。また、自然景観、南蛮文化やキリシタンの歴史など、多くの観光資源にも恵まれています。 県庁所在地の熊本市からは、車で2時間ほどを要しますが、産業の発展や地域間交流など、福岡・長崎・熊本・鹿児島を結ぶ九州西岸地域の拠点としてあらゆる分野において発展が期待されている地域です。

【ものづくりが好きなら天草市へ!】民間企業から市役所へ転職した土木技師が語る、発注者としての魅力とやりがい

天草市役所

2025/06/04

天草市役所で土木技師として働く大久保さんのインタビュー記事です。民間企業での10年間の勤務を経て、公務員に転身した大久保さん。建設業を志したきっかけから、天草市で働く魅力、そして土木技師としてのやりがいまで、熱く語っていただきました。特に、道路や橋梁の工事に興味のある方、必見です!

 

 

 

 

ーまず、これまでのご経歴について教えていただけますでしょうか。

 

大久保:高校卒業後に建設会社で10年間働いていました。28歳の時に、土木技師の採用枠で天草市に入庁し、現在入庁14年目になります。

 

ー土木職を志したきっかけは何ですか?

 

大久保:父が建設業関係で働いており、その影響もあって中学生の頃から同じ道に進みたいと考えていました。地元の天草工業高校の土木科を卒業し、その後は父と同じ建設会社に就職しました。入社して最初の2年間は、現場の日報及び請求書整理や工事の積算といった事務的な仕事を担当し、3年目からは現場監督として、実際に現場に出て業務を行っていました。

ーそこから公務員に転職しようと思った理由は何だったのでしょうか?

 

大久保:高校の同級生が、私が入る前の年に土木技師として天草市役所に入庁していたんです。その同級生から「今年も土木技師の募集があるよ」と声をかけてもらったのがきっかけですね。

もともと現場監督として、県や市の工事を担当することもあったので、発注者側の仕事も知っていました。一度、全く逆の立場で働いてみたいという気持ちもあり、試験を受けてみることにしました。

 

ーその中から天草市を選ばれた理由と、試験対策について教えてください。

 

大久保:私自身が天草市出身なので、転職活動の際は、天草市一本で考えていました。試験対策としては、ちょうど当時、土木施工管理技士1級の資格取得に向けて勉強していたので、それが公務員試験の専門職の問題にも役立った形ですね。特段、公務員試験対策の勉強というのはしていません。ちなみに、土木施工管理技士1級も無事に合格しました。

 

ーこれまでの所属部署と仕事内容について教えてください。

 

大久保:土木技師として入庁したので、主に事業系の部署を経験してきました。最初は河川港湾課、次に土木課、そして都市計画課を経て、現在は契約検査課に所属しています。

最初の河川港湾課と次の土木課では、主に道路や港湾施設、橋梁などの工事の発注や監督業務を担当していました。都市計画課でも同様の業務が多かったですが、新設の橋や道路の計画にも携わりました。現在の契約検査課は3年目になりますが、工事検査係として、工事が竣工した後の最終検査を担当しています。

実地検査の様子

ーこれまでの仕事で特に印象に残っている成果やエピソードはありますか?

 

大久保:都市計画課時代に担当した「熊本天草幹線道路90分構想」の事業の一環である橋の建設工事ですね。この事業は、天草と熊本市を90分で結ぶことを目指すもので、私は天草市内の市施工区間の工事を担当しました。計画から完成まで携わることができ、開通式では花火が打ち上げられるなど盛大に行われました。

何より、開通後に渋滞が緩和されたのを目の当たりにした時は、大きな達成感を感じましたね!この橋は長さ100mほどで、子どもからは「短いね」なんて言われましたが(笑)、「短いながらも大変な工事だったんだぞ」なんて話をしました。

本渡令和橋開通式

ー土木職のやりがいや面白さはどのようなところに感じますか?

 

大久保:やはり、自分が携わったものが形として残り、それを市民の方々が利用してくださるという点ですね。民間企業時代は作る側でしたが、市役所では発注者側として設計段階から関わります。

どちらの立場であっても、自分が関わったものが目に見えて残り、それが市民の利便性向上に繋がっていることを実感できるのは、大きなやりがいであり魅力だと感じています。

 

ー民間企業での経験が活きていると感じることはありますか?

 

大久保:はい。民間企業時代は、基本的に天草市内の工事現場がほとんどでした。市役所に入ってからも、工事を設計し発注・監督する立場になりましたが、民間企業で受注者側の立場を経験していたので、その大変さがよく分かります。

そのため、受注者の方々と協力しながらスムーズに現場を進めていく上で、その経験は非常に役立っていると感じています。受注者側のリアルな現場を知っているというのは大きいですね。

書類審査の様子

ー入庁前と後でギャップを感じたことはありますか?

 

大久保:一番大きなギャップは、書類の決裁ですね。民間企業時代は、自分の確認のみで提出・申請等が可能な場合もあったのですが、行政の場合は多くの行為に組織としての判断が必要という点で、もどかしさを感じることはありました。あとは、毎日何度も印鑑を押すということにも、最初は驚きましたね(笑)。

 

ー働き方についてお伺いします。残業や休暇はいかがですか?

 

大久保:働きやすさは非常に感じています。休暇も取りやすいですし、時間休も活用できます。民間企業時代は、本当に自分が病気になったり、冠婚葬祭があったりしない限り、休みを取ることはほとんどありませんでした。

もちろん、今は民間企業も働き方改革が進んでいると思いますが、当時私が働いていた頃はそういった時代でしたので、市役所に入って休暇が取りやすい環境だと感じたのは大きな変化でしたね。

 

残業については、現在の部署ではどうしても年度末に工事の検査が集中するため、その時期は発生しますが、残業した分はもちろん手当として支給されます。

市役所全体としても各所属で毎週水曜日や毎月最後の1週間等を「ノー残業デー」として定めていて、17時15分になると速やかに退庁するようになっていますので、そういった意識も浸透していると感じます。

 

ー職場の雰囲気はいかがですか?

 

大久保:現在の契約検査課は、係単位で孤立することなく、業務中も気軽に話し合える雰囲気で、非常に風通しの良い職場だと感じています。これまで所属してきた部署も、基本的に報告・連絡・相談がしっかりできる環境でした。

私自身、アイスブレイク的なコミュニケーションは大切だと思っているので、後輩等に対しては、冗談を交えながら、少しでも笑いを提供できるようにと心掛けています。

 

ー天草市の魅力について、生活環境や推しスポットなど教えていただけますか?

 

大久保:私は子どもが3人いるのですが(中学生と小学生2人)、天草市は子育てしやすい環境だと感じています。正直、他の地域で子育てをしたことがないので比較はできませんが、子育てに関して不満を感じたことはありません。

昔は買い物をするにもお店が少なかったのですが、最近は某有名ファストフード店もできましたし(笑)、色々なお店が増えて利便性が向上しています。昔は熊本市内まで行かないと買えないものもありましたが、今は天草市内で大抵のものは揃いますね。

 

天草市内の推しスポットは、「西の久保公園」です。ここは非常に大きな公園で、5月末には花しょうぶ祭りも開催されます。公園の奥には菖蒲園があり、祭り初日の夜には灯篭でライトアップされて幻想的な景色が楽しめます。公園自体も広いので、子ども連れの方やランニングをする方など、多くの市民に利用されています。

都市計画課時代に祭りのイベントスタッフとして関わったり、民間にいた頃にこの公園の中の工事をしたこともあったりと、思い入れのある場所です。

西の久保公園 菖蒲園のライトアップ

ー最後に、天草市役所の土木職を目指すの方へメッセージをお願いします。

 

大久保:土木技師としては、やはり「ものづくりが好き」という方が向いていると思います。また、天草市は人がとても温かく、業者の方々も話しやすい方が多いです。そのため、もし対人関係に少し苦手意識がある方でも、周りの方々とうまくコミュニケーションを取りながら仕事を進めていける環境だと思います。市役所に入ってからでもコミュニケーション力は十分に高められますので、ぜひ天草市を受験していただければ嬉しいです。

 

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年5月取材)

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天草市は、熊本県南西部に位置し、周囲を藍く美しい海に囲まれた天草上島と天草下島および御所浦島などで構成する天草諸島の中心部に位置しています。 温暖な気候を活かした農業や、豊かな水産資源を活かした漁業を主として発展してきました。また、自然景観、南蛮文化やキリシタンの歴史など、多くの観光資源にも恵まれています。 県庁所在地の熊本市からは、車で2時間ほどを要しますが、産業の発展や地域間交流など、福岡・長崎・熊本・鹿児島を結ぶ九州西岸地域の拠点としてあらゆる分野において発展が期待されている地域です。

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