|志望動機
幼少の頃から「人の役に立ちたい」という思いを持っており、中学生の時に公務員という職業を知りました。大学時代に地域課題の解決を図るフィールドワークに参加し、地域の方々との交流を通じて「地元で働きたい」という思いが芽生え、地元での就職を考えるようになりました。私は隣の宮津市で育ちましたが、与謝野町に家族が住んでいたこと、また自然豊かな土地柄や大学での経験を活かせることができると思い与謝野町役場を志望しました。
|現在の仕事
主に公共交通の業務を担当しています。与謝野町は鉄道、幹線バス、町営バスが交通基盤のまちで、特に複数市町にまたがる鉄道、幹線バスは沿線自治体が協調して補助することで運営を維持しており、近隣市町の担当者とも連携しながら利用促進に努めています。学生や高齢者など移動手段を持たない方々にとって重要な地域交通である町営バスは、民間企業へ運行を委託し、バス停の設置申請や利用者へのアンケート調査をはじめとする実態調査、路線再編などの検討・調整を行っています。
また、町内には唯一の鉄道駅「与謝野駅」があります。与謝野町の財産である当駅の運営、維持に関する事務を行うほか、年2回の時刻表の作成やダイヤの調整、運行ルートの検討などを行っています。交通事業者に限らず全国的に人手不足が深刻化し、人口減少も進む中、町の財政負担も年々増加しています。限
られた資源の中で事業を継続させていくことは大変ですが、地域と一緒になり10年先でも維持ができる交通体系について検討を進め、課題解決に向け取り組んでいます。
|制度の活用
私は派遣研修の制度を活用し京都府へ出向しました。出向先は企画部門で京都府の総合計画を進捗管理する部署でしたが、京都府全体の事業について知ることができ、京都府北部だけでなく京都府全体の幅広い視点を持つことが大切だということを学ぶことができました。出向中の2年間は決して楽しいことだけではありませんでしたが、今思い返しても町役場だけでは学ぶことができない貴重な経験ができたと思っています。
※インタビュー動画もございますのでぜひご覧ください!