志望動機
看護師と保健師資格を取得する過程で、疾病の早期予防について考えることが多くありました。人口規模や年齢構成が与謝野町によく似た地域で地域保健を学び、与謝野町を思い返すことが多くありました。次第に興味を持つようになり、生まれ育ったまちで生活習慣病を起因とする重大な病気を早期に防ぐ仕事がしたいと思い与謝野町役場を志望しました。
現在の仕事
与謝野町役場の保健師は数多く、各分野の専門的な事業に携わっています。大きく「母子」「成人」「福祉」の3つの分野に分かれており、私は主に成人分野を担当する保健課に所属しています。保健課では、夏の住民健診を主軸にして、メタボリックシンドロームに該当される方への保健指導や運動教室の実施、がん検診を受診し精密検査となった方への訪問、受診の説明等を行っています。今年度でいえば、市町村が新型コロナワクチン接種の実施主体であるので、集団接種の従事に加えて、接種の調整、ワクチンの管理、接種券の発行など、事務的な仕事もしています。早急な対応が求められるので、忙しい毎日を過ごしています。その他にも、健康相談、乳幼児健診の計測・保健指導などさまざまな仕事をしています。その人の大事にしていること、価値観を尊重することを大切にしながら、住民の方が自身の健康に向き合い、地域の中で安心して暮らしていけるよう力になれたらうれしいです。
職場の雰囲気
保健師の配属先は現在、子育て応援課、保健課、福祉課の3つです。事業を合同で行うこともあり、保健師同士の関わりが深いです。長年在職している先輩の保健師は、住民の方の体調や環境の変化に敏感で、地域の方と長年関わってきたことを肌で感じられます。新型コロナウイルス感染症予防等で従来の保健師活動は最小限になっていますが、私も経験を積み、このような保健師になりたいと常々思っています。また新人保健師には、プリセプターの保健師がつき、相談しやすい環境で丁寧にフォローがあり、とても助かっています。