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十和田市役所

わたしたちが暮らす十和田市は、四季を織りなす十和田湖、奥入瀬渓流、八甲田の自然と、十和田市現代美術館を中心に、全体をひとつの美術館に見立てた官庁街通りなど、豊かな自然とアートが融合した美しいまちです。 先人たちから大切に受け継いできた多彩な地域資源や、このまちに暮らす市民の知恵を最大限に活かし、共に力を合わせていくことで、より多くの人々から「住みたい」、「住み続けたい」、「訪れたい」と強く支持されるまちづくりを推進するとともに、SDGsの理念を踏まえ、次世代を担う子どもたちにも強い誇りと自信を持って継承できる、未来への希望に満ちあふれた理想の故郷を創造していきます。

家族との未来のために。3人の子育てと土木職キャリアを両立する私が、思い出の地「十和田市」で働いてみて

十和田市役所

2025/12/11

「社会人として育ててくれたこの街に貢献したい、という気持ちで十和田市役所を選びました」


そう語るのは、青森県十和田市役所で、土木職として働く奥さん。県庁で約9年間勤務した後、家族との未来を見つめ直し、十和田市役所への転職を決意しました。


社会人としての一歩を踏み出した思い出の地で、今度は市民の暮らしを支える技術者として奮闘しています。転職の経緯から現在の仕事のやりがい、3人の子育てとの両立、そして十和田市の魅力まで、想いに迫りました。
 

 


 

キャリアチェンジの決断。私が十和田市を選んだ理由

 

ーまず、奥さんのこれまでのご経歴と、十和田市役所へ転職された経緯について教えていただけますか。

 

奥:高校を卒業してから、県庁に土木職として入庁し、約9年間勤務しました。県庁では、公共施設の改修や道路・河川の整備事業など、設計から施工管理まで一貫して携わっていました。

 

県庁に入ったのは、高校の時の担任の先生に勧められたのがきっかけでした。正直なところ、明確な志望動機はありませんでしたが、働きながら様々な経験を積む中で、土木の仕事の面白さを感じるようになりました。

インタビュー風景

ー県庁で9年間ご経験を積まれた後、なぜ十和田市役所への転職を考えられたのでしょうか。

 

奥:一番のきっかけは、家族との将来を考えたことでした。私には妻と、3人の息子がいます。

 

県庁職員は県内全域への転勤があるので、将来子どもたちが転校を繰り返す可能性などを考えた時に、一つの場所に腰を据えて働ける市町村職員の働き方に魅力を感じたんです。

 

「市役所で働こう」と決めてから、「どこの市役所にするか」と考えた時、私の頭に真っ先に浮かんだのが十和田市でした。

ー 十和田市に特別な思い入れがあったのですね。

 

奥:そうなんです。私は生まれも育ちも八戸市なのですが、県庁に入って最初の勤務地が十和田市でした。

社会人になって初めて一人暮らしをしながら、仕事も家事も、何もかも一人でやらなければいけない環境で、大変なこともたくさんありましたが、その全てを経験したのがこの十和田市でした。

 

多くの方は生まれ育った街に恩返しを、と考えるのかもしれませんが、私にとっては社会人として育ててくれた十和田市への思い入れがとても強くて。だからこそ、転職するなら、社会人として育ててくれたこの街に貢献したい、という気持ちで十和田市役所を選びました。

 

 

ー転職活動は働きながら進められたのですか?

 

奥:はい、仕事を辞めずに転職活動をしていました。十和田市の社会人採用枠の募集を秋頃に見つけて、締め切りまで1ヶ月もなかったので、すぐに申し込みました。

 

正直なところ、筆記試験の対策をする時間はほとんどありませんでした。平日は仕事をして、家に帰れば子どもたちとの時間。勉強時間を確保するのは難しくて…。でも、変に気負わずに、ありのままの自分で挑戦してみようと決めました。

 

面接は、その場で考えて自分の言葉で話すことを心がけました。これまでの経験や、十和田市で働きたいという熱意を素直に伝えよう、と。幸いにも、その想いを評価していただけたのかなと思っています。

 

 

市民の「当たり前」を支える。土木職のリアルな仕事現場

ー現在、十和田市役所ではどのようなお仕事を担当されていますか。

 

奥:県庁で携わった仕事と似ていまして、主に市民の皆さんが日常的に利用する道路の整備業務を担当しています。

 

老朽化による道路のひび割れや穴が開いてしまった箇所や未だ整備されていない砂利道などを、町内会からのご要望に基づいて、予算の範囲内で計画的に整備していく仕事です。

 

具体的には、現地の調査から、工事の設計、工事を発注した後の施工管理まで、一連の業務に携わっています。

 

 

ー1日のスケジュールはどのような感じでしょうか。

 

奥:朝出勤したら、まずは溜まっているメールのチェックから始まります。現場の工事業者さんとのやり取りが8割くらい、あとは県や国からの通達ですね。

デスクワークの様子

その後は、実際に工事が進んでいる現場へ向かいます。「施工検査」といって、工事が設計図通りに、そして基準を満たして正しく行われているかを確認します。

役所に戻ってからは、次に発注する工事の設計書を作成したり、事務作業を行ったりして1日が終わる、という流れが基本ですね。

 

 

ー現場の業者さんとは、どのように関わっているのでしょうか?

 

奥:発注者である市役所が「上」の立場になるのではなく、あくまで「工事をお願いしている」という姿勢を大切にしています。リスペクトの気持ちを持って接すること、そしてコミュニケーションを密に取ることが、良いものを作る上で不可欠だと考えているからです。

 

工事を完成させるためには、こちらの考えを伝えるだけでなく、現場のプロである業者さんの意見を聞くこともとても重要です。こちらが提示した工法よりも、もっとコストを抑えられて、時間もかからない良い方法を提案してくださることもありますから。

 

提案をしっかり精査し、議論を重ねながら、最終的に道路を使う市民の皆さんにとって何が最善かを、発注者と受注者の両者で一緒に考えていく。そういう関係性を築くことを常に心がけています。

 

 

形に残る仕事の達成感と、市民との対話で得た成長

 

ー土木のお仕事のやりがいを感じるのはどのような時ですか?

 

奥:やはり、自分の仕事が目に見える「形」として残ることですね!自分が設計や管理に携わった道路が完成して、市民の皆さんがそこを快適に、安全に利用している姿を間近で見た時は、この仕事をしていて本当に良かったなと、大きな達成感とやりがいを感じます。

ー 一方で、転職後に大変だったことはありましたか?

 

奥:県庁時代と比べて、市民の方々と直接接する機会が格段に増えたことです。毎日のように「ここの道路が壊れているから直してほしい」といったご要望やお問い合わせのお電話をいただきます。前職ではそういった経験がほとんどなかったので、最初は戸惑いました。

 

公務員として市民の方と話すので、言葉遣いや態度はもちろん、相手のお話を正確に聞き取る力が求められます。

 

特に、採用された当初は十和田市の地理に詳しくなく、お電話で伺った場所を地図で探すところから始めなければならず、もどかしい思いをしました。

 

 

ー地理や、時には方言など、慣れるまでは大変そうですね。どれくらいで慣れましたか?

 

奥:そうなんです。私は八戸出身なので方言は分かる方だと思っていましたが、十和田市はまた絶妙にイントネーションや訛りの具合が違って、聞き取れないことも多々ありました(笑)。

 

半年くらい経つ頃には、場所の把握もスムーズになり、市民の方への応対にも少しずつ自信が持てるようになりました。市民の方との対話は、大変な部分でもあり、同時に多くのことを学ばせてくれる貴重な機会だと感じています。

電話対応の様子

温かい人間関係が魅力。子育ても安心な働きやすい職場環境

 

ー実際に働いてみて、十和田市役所の雰囲気はいかがですか?

 

奥:十和田市役所に入庁して最初に感じたのは、職場の雰囲気の良さです。十和田市内に住んでいる職員が多いからか、皆さん顔なじみという感じで、とても仲が良いんです。仕事の話をする時も、フラットに意見交換ができるので、すごく働きやすい環境だなと感じています。

 

 

ー奥さんは3人のお子さんを育てながら働かれていますが、子育てとの両立はいかがですか?

 

奥:とても子育てと両立しやすいです。子どもは急に熱を出したり、体調を崩したりすることが日常茶飯事ですが、そんな時でも職場の方々は「子どものことが一番だから」と快く休みを取らせてくれます。

 

もしその日に私が担当する打ち合わせなどが入っていても、他の誰かが「やっておくよ!」とフォローしてくれるので、本当にありがたいです。そういったサポート体制が自然にできあがっているので、安心して子育てと仕事を両立できています。

 

看護休暇や年次休暇、夏期休暇など、休暇制度もしっかり活用させてもらっています。

職場の方とのコミュニケーション

ー奥さんから見た「十和田市」という街の魅力についても教えてください。

 

奥:やはり自然が豊かで美しい街だという点ですね。十和田湖や奥入瀬渓流はもちろんですが、市役所の目の前にある官庁街通りは、春には桜が満開になって本当にきれいです。

 

そうした豊かな自然の中に、現代美術館をはじめとするアートが溶け込んでいるのも十和田市ならではの魅力だと思います。広々としていて、美しい。それが十和田市の魅力だと感じてます。

 

官庁街通りの桜

また、社会人になりたての頃に住んでいた時に感じたことですが、人がとても温かいんです。道に迷って尋ねた時に、すごく親切に教えてくれたことがあって。そういう人の優しさ、温かさが、そのまま市役所の職場の雰囲気にも繋がっているのかもしれないと感じます。

 

 

未来へ繋ぐ。新しい技術で、もっと良い十和田市を目指して

ー今後、十和田市役所の職員として、挑戦していきたいことはありますか。

 

奥:新しい技術を、もっと十和田市でも活用していきたいと考えています。入庁してから2年目ですが、まだまだ改善できる部分、効率化できる部分がたくさんあると感じています。

 

具体的に今進めているのが、工事業者さんとの書類のやり取りを、これまでの紙ベースからオンラインシステムでのやり取りに移行することです。

 

今までは、業者の方に何度も市役所へ足を運んで書類を提出していただいていたのですが、これをオンライン化することで、業者さんの移動時間や手間を大幅に削減できます。

 

その時間を現場の工事に充てていただければ、より質の高い工事に繋がり、結果的に市民サービスの向上にもなると信じています。

 

 

ー素晴らしい取り組みですね!

 

奥:ありがとうございます。来年度の4月からは本格的に稼働できるように、準備を進めているところです。前例のないことに挑戦するのは大変な面もありますが、これからも常に新しい視点を持って、より良い十和田市にしていくために、自分にできることに取り組んでいきたいです。

 

 

ーそれでは最後に、十和田市役所への就職や転職を考えている方々へメッセージをお願いします。

奥:十和田市役所は上司も同僚も本当に良い方ばかりで、人間関係に悩むことなく、すごく仕事がしやすい環境です。

 

そして何より、十和田市は自然が美しく、人が温かい、本当に良い街です。少しでも興味を持ってくださったなら、ぜひ挑戦してみてください!

 

 

ーありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年10月取材)

職員インタビュー

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