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国東市役所

大分県北部の国東半島東部に位置する国東市(くにさきし)。 両子(ふたご)山を頂点とする中央山岳部から放射状に延びる谷筋には田園や里山が広がり、風光明媚な自然に囲まれたまちです。 国内では国東市のみの生産されている七島藺(しちとうい)や近年ではオリーブ、魚介類も市の特産品として生産されています。 国東半島は神仏習合発祥の地で六郷満山(ろくごうまんざん)と呼ばれる独特な山岳宗教文化が栄えており、伝統的な祭りや芸能が各地に伝承されています。 国東市に立地する大分空港がスペースポート(宇宙港)に選定され、今後、産業振興などへの波及効果が期待されます。

相談業務から生まれた移住者からの感謝~国東市担当者が語る、移住定住業務の魅力とやりがいとは~

国東市役所

2025/06/05

大分県国東市役所で移住定住・空き家バンク担当として働く辻さんのインタビュー記事です。

 

大学進学を機に上京したのち、生まれ故郷である国東市へのUターン就職を決意します。その背景には、中学生の頃から抱いていた公務員への憧れと、東京での生活を通して再認識した故郷の魅力がありました。これまでの経緯や現在の仕事内容、そして国東市で働く魅力についてお話を伺いました。

 


―まずは簡単に自己紹介をお願いします。

 

:生まれは国東市で、高校卒業までは大分市で生活していました。大学進学を機に上京し、卒業後は国東市役所に入庁しました。現在は、移住定住・空き家バンクの担当として、国東市への移住を希望される方のサポートや、空き家の利活用促進に関する業務に携わっています。

 

―公務員を目指されたきっかけを教えてください。

 

:公務員になることを意識し始めたのは中学生の頃です。私の周りには、父をはじめ親戚にも公務員として働く人が多く、生き生きと仕事をしているその姿を見て、自然と公務員の仕事に興味を持つようになりました。

 

そこから具体的な就職先として公務員を選んだ理由は、大きく2つあります。1つは、地域に密着した仕事がしたかったからです。私自身、家族や親戚の働く様子を見てきたからこそ、地域の人と密接に関わりながら進めていく自治体の仕事に魅力を感じました。

 

もう1つは、仕事と生活の両立がしやすい職業だと思ったからです。生活していく上で、公務員という職業はとても安定しています。また、精一杯仕事に取り組むためにもプライベートの時間を疎かにしてはいけないと思ったので、ワークライフバランスという観点は大事なポイントでした。

 ―大学ではどのようなことを学ばれましたか?

 

:大学では経済学部に所属し、公共環境経済学という分野を専攻していました。当時は学んだ内容が今の仕事に直接活かせるとは思っていなかったのですが、自治体の役割や経済の仕組みについて深く知ることができたのは、公務員という仕事への理解を深める良い機会になったと思います。

 

―国東市役所を選ばれた理由は何ですか?

 

:大学で東京での生活も経験しましたが、やはり地元である大分で暮らしたいという気持ちが強かったので、民間企業や他の自治体を併願せず、生まれ故郷である国東市一本に絞って受験しました。もしご縁がなかったとしても、アルバイトとして国東市役所で働くことも考えたぐらいです。

 

―現在の業務担当を教えてください。

 

:現在は、主に「移住定住」と「空き家バンク」に関する業務を担当しています。移住定住業務では、国東市外から移住を希望される方への補助金申請の受付や、東京・大阪・福岡などで開催される移住フェアへの参加などの事務があります。

 

空き家バンク業務では、空き家を利用したい方と物件登録をしたい方のマッチングを行い、物件の案内から契約成立までのサポートをしています。今年度からは、空き家担当のウェイトが大きくなっています。

 ―具体的な仕事内容を教えていただけますか?

 

:移住定住業務においては、1日の業務の約3分の1が窓口対応や電話、メールでの移住相談に関する対応です。移住希望者の方からのお問い合わせは非常に多く、日々様々なご相談を受けています。あとは、補助金や給付金の交付事務などがあります。

 

空き家バンク業務では、空き家の利用希望者の方に物件情報や現地を案内したり、空き家活用の補助金のご説明をしたりしています。物件登録希望者の方には、登録に必要な諸手続きのご説明や、「その物件が空き家バンクに登録できる状態か」といった話し合いを専門家の方と一緒に行っています。

 

空き家バンクの登録物件で個人同士のトラブルが起きることもあるので、問題を未然に防ぐための制度設計を考えるなど、いかに安心して契約成立まで進められるかというのが大変なところですね。

 

―国東市役所に入庁される前と後で、何かギャップはありましたか?

 

:はい、むしろギャップしかありませんでした(笑) 入庁前は、市役所の仕事というと、住民の方と窓口で接する業務が中心だと思っていました。しかし、実際に入ってみると、移住定住担当ということもあり、市外の方と接する機会が非常に多かったです。

 

また、政策を考えたり、イベントを企画したりと、想像以上にクリエイティブな業務も多く、驚きました。もちろん、住民の方との関わりも大切ですが、市外の方に国東市の魅力を伝え、移住に繋げるという仕事は、入庁前にイメージしていた公務員の仕事とは大きく異なり、非常に貴重な経験ができているなと感じています。

 

教育・研修体制はいかがでしたか?

 

:入庁直後は、自治体職員として働くための基礎知識やビジネスマナーなどを学ぶため、研修施設で2泊3日のプログラムを受講しました。配属後は、上司や先輩職員の方々から丁寧に教えていただきました。引継ぎ文書やマニュアルも整備されているのですが、臨機応変に対応しなければいけない案件が多い部署だったので、実際にやってみて学習するということを意識していました。

 ―仕事のやりがいや魅力を感じるのはどのような時ですか?

 

:やはり、移住された方から「国東市に来て本当に良かった」というお言葉をいただいた時が一番やりがいを感じます。また、空き家バンクを通じて、持ち主の方が大切にされてきた空き家を次の世代に繋ぐことができた時の喜びも大きいです。

 

特に印象に残っているのは、国東市にUターンされた方の移住相談を対応した際のことです。後日、その方が「国東市の職員の対応がすごく良かった」と新聞のコラムに投稿してくださり、さらにお礼のお手紙までいただきました。日頃から力を入れようと意識している窓口対応を褒めていただけたのは、本当に嬉しかったですね。

 

私が今所属する部署は、地域の方と直接関わる機会は多くありませんが、移住者の方や空き家の持ち主の方との出会いを通して、国東市の魅力を再発見し、地域活性化に貢献できているという実感を得られるのが、この仕事の大きな魅力だと感じています。

 

―職場の雰囲気や人間関係はいかがですか?

 

:入庁して最初に感じたのは、職員の皆さんがとても親切だということです。もっとドライな雰囲気なのかなと想像していましたが、実際には親身になって業務を教えてくださったり、気軽に声をかけてくださったりと、とても温かい職場です。

 

これまで、職場の人間関係で悩んだことは特にないですし、上司や周りの方に相談しにくいと感じたこともほとんどないですね。

 

 ―最後に、これから公務員を目指す方々へメッセージをお願いします。

 

:国東市役所の業務内容は多岐にわたりますが、特に移住定住や空き家バンクの仕事は、地域活性化に直接関わることができる、非常にやりがいのある仕事です。

 

人と話すのが好きな方や、地域の魅力を発信することに興味がある方には、特におすすめです。もちろん、時には難しい課題に直面することもありますが、上司や先輩方が親身になってサポートしてくれますし、若手職員の意見も積極的に取り入れてくれる風通しの良い職場です。

 

国東市で働くことに少しでも興味を持っていただけたら、ぜひチャレンジしてみてください。一緒に働ける日を楽しみにしています!

 

―本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年5月取材)

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大分県北部の国東半島東部に位置する国東市(くにさきし)。 両子(ふたご)山を頂点とする中央山岳部から放射状に延びる谷筋には田園や里山が広がり、風光明媚な自然に囲まれたまちです。 国内では国東市のみの生産されている七島藺(しちとうい)や近年ではオリーブ、魚介類も市の特産品として生産されています。 国東半島は神仏習合発祥の地で六郷満山(ろくごうまんざん)と呼ばれる独特な山岳宗教文化が栄えており、伝統的な祭りや芸能が各地に伝承されています。 国東市に立地する大分空港がスペースポート(宇宙港)に選定され、今後、産業振興などへの波及効果が期待されます。

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