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国東市役所

大分県北部の国東半島東部に位置する国東市(くにさきし)。 両子(ふたご)山を頂点とする中央山岳部から放射状に延びる谷筋には田園や里山が広がり、風光明媚な自然に囲まれたまちです。 国内では国東市のみの生産されている七島藺(しちとうい)や近年ではオリーブ、魚介類も市の特産品として生産されています。 国東半島は神仏習合発祥の地で六郷満山(ろくごうまんざん)と呼ばれる独特な山岳宗教文化が栄えており、伝統的な祭りや芸能が各地に伝承されています。 国東市に立地する大分空港がスペースポート(宇宙港)に選定され、今後、産業振興などへの波及効果が期待されます。

【金融機関からの転職】未経験から挑戦!国東市の病院事務で手に入れた「充実感」

国東市役所

2025/08/22

国東市民病院で病院事務職として働く池田さんのインタビュー記事です。
民間企業から公務員への転職を決意し、未経験の病院事務職に挑戦した池田さん。畑違いの分野で感じた不安や苦労、そしてそれを乗り越えて見つけた大きなやりがい、温かい職場の雰囲気について、リアルな言葉で語っていただきました。

 

 


 

転職のきっかけと国東市を選んだ理由

ーまずは、これまでの経歴について教えてください。

 

池田:出身は大分県の日出町で、地元の高校を卒業後、福岡の大学へ進学しました。大学卒業後、地元の金融機関で営業の仕事を経験し、現在は国東市民病院で病院事務職として働いています。


 

ー金融機関から公務員へ、畑違いの分野に転職しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

 

池田:転職のきっかけは、前職である金融機関の営業職が自分に合わなかったことです。当初は「地に足がついた堅い仕事」というイメージで入社しましたが、実際には飛び込み営業など、想像以上に商品を「売り込む」側面が強い環境でした。

 

お客様と対話すること以上に、商品の魅力を伝えて購入していただく点に重きが置かれる営業スタイルに、「これを何十年も続けるのは難しい」と感じ、転職を決意しました。

 

もっと直接的に人の役に立ち、地域住民の方々に寄り添う仕事がしたいという思いから、営業ではない事務職を探す中で出会ったのが、国東市民病院です。勤め始めてから、かれこれ約10年になります。

インタビュー風景の写真

ー数ある自治体の中で、なぜ国東市を選ばれたのですか?

 

池田:まず、大前提として公務員になりたいという思いがあったので、県内の公務員関係の仕事を探していました。地元の自治体という選択肢もありましたが、少し環境を変えて、新天地で働いてみたいという思いがありました。

 

それから、前職の金融機関で働いていたときは、県庁所在地の大分市が勤務地だったのですが、やはり都会というか、人の動きが激しい場所でした。それよりは、国東市のような、少しのどかな田舎の落ち着いた環境で仕事をしてみたいな、という気持ちもありましたね。


 

未経験から挑戦した病院事務の仕事

ー全くの未経験から病院事務職に転職するにあたって、不安などはありませんでしたか?

 

池田:全く畑違いの分野だったので、正直不安はありました。特に、病院では専門用語や医療用語がたくさん使われるだろうなと思っていたので、そういったことを自分がちゃんと理解できるだろうか、という不安は大きかったですね。


 

ー実際に入職されてみて、いかがでしたか?

 

池田:はい、専門用語は想像以上に多かったですね!(笑) 一番最初に配属された部署が、外来や入院の受付・計算を担当する部署だったので、まさに医療専門用語を扱うところだったんです。

 

なので、最初の頃は結構、辞書を引いたり、ネットで専門用語を一つひとつ調べたりしていました。「これは体のどこの部位のことなんだろう?」とか、「この病名はどういう略称なんだろう?」とか。こまめに調べて仕事を進めていた記憶がありますね。

事務作業の風景の写真

ーこれまで、どのような業務を経験されてきたのでしょうか?

 

池田:まず入職してからの1年半は、外来の受付・計算担当でした。主な業務は、皆さんが病院に来られて、窓口で保険証を出して受付をする、あの業務です。診察が終わった後の会計計算なども担当していました。

 

その次の3年は、入院の受付・計算担当になりました。入院される方への入院案内の説明をしたり、高額療養費制度などの保険制度について説明したり。患者さんが入院された後は、同じように検査や手術の費用を計算する仕事をしていました。

 

その後、また外来の部署に戻るんですけど、その時は「保険請求」という業務がメインになりました。これは、保険者(健康保険組合など)に対して、患者さんが受けた診療内容をデータで提出するという、病院経営の根幹に関わる重要な業務です。


 

ー現在の「財政係」では、どのようなお仕事をされているのですか?

 

池田:今の財政係には、1年前に異動になりました。主な仕事は、病院全体の収支、つまりお金の出入りの内容を管理し、伝票を作成することです。

 

また、年度末には予算書、年度初めには決算書を作成するなど、病院の経営に直接関わる業務を担当しています。

 

毎日の仕事の流れとしては、まず朝出勤したら、午前中は収支の伝票を作成します。
午後からは、国や県からの調査依頼に対応したり、少しじっくり考えなければならない仕事にあたることが多いですね。

 

あとは、総務省が推進している「経営財務マネジメント事業」というのがありまして、当院ではその事業で外部のアドバイザーの派遣を受けているんです。
その事業の進捗や内容を院内の職員に伝えるための広報的な仕事も今、担当しています。


 

仕事のやりがいと職場の雰囲気

ー病院事務の仕事のやりがいや魅力を感じるのは、どんな時ですか?

 

池田:そうですね、例えば以前所属していた外来や入院の受付・計算を担当していた時だったら、やはり利用される患者さんから直接「ありがとう」と言われることが多々ありました。

 

特に、関わっていく中でだんだん顔を覚えてもらって、「また通うことになったから、よろしくね」みたいに声をかけていただけた時は、やっぱり嬉しいですね。

 

今の財政の仕事は、直接患者さんと関わる機会は少ないですが、また違ったやりがいがあります。

例えば、1年の集大成といえる決算書を、様々な根拠を積み重ねて作成していくのですが、それを無事に作り上げた時の達成感は大きいですね。

病院の廊下を歩く職員の写真

ー逆に、大変さや厳しさを感じることもありますか?

 

池田:前の部署だったら、何よりも「迅速」で「丁寧」で、かつ「正確」な業務が求められます。会計などを間違ってしまうと、後々いろんなところに影響を及ぼしかねません。

なので、常に正確な知識を身につけておかなければならない、という大変さはありました。

 

ただ、それは月日が経てば確実に自分の力になって、自信を持って患者さんに対応できるようになるので、そこもやりがいに繋がっていたと思います。

 

今の財政の仕事での厳しさは、やはり決算書や予算書を国や県に報告するという点ですね。これは決して間違えられない書類で、一度提出すれば全国に広まってしまうものなので、その責任の重さ、プレッシャーは常に感じています。


 

ー職場の雰囲気や人間関係について教えてください。


池田:これは入職した当初からずっと感じていることなんですが、誰に対しても本当に話しかけやすい、温かい雰囲気です。それは同僚だけでなく、上司に対しても同じで。なので、職場はすごくアットホームな感じですね。

 

わからないことがあって質問した時に、1対1で教えてくれるのはもちろんですが、それだけでなく周りの人も自然と輪に加わって、「これはこうじゃないのかな?」「こっちの方がいいかも」と、みんなで一緒に考えてくれるんです。

 

よく医療の世界では「チーム医療」と言われますが、僕たち事務職も、まさに「チームワーク」で仕事をしているなと感じます。みんなで助け合って業務ができる。それがこの職場の大きな魅力だと思います。

職場の人と談笑している写真

国東市で働く魅力と未来の仲間へ

ーワークライフバランスはいかがですか?お休みは取りやすいですか?

 

池田:はい、休みはすごく取りやすいですね。有給休暇は、月に1日以上は必ず取得できる雰囲気です。それとは別に、夏期休暇も5日間あるので、プライベートの時間もしっかり確保できます。

 

残業については、今の財政の仕事だと、決算や予算編成の時期である春と冬が繁忙期になるので、その時期は残業することもあります。もちろん、その分の残業代はしっかりと支給されます。

 

逆に、繁忙期を過ぎた今の夏から秋にかけての時期は、ほぼ毎日定時で上がっていますね。8時15分に出勤して、17時までが勤務時間ですが、大体17時にはもう退勤している感じです。

 

病院なので「日直」業務もあるのですが、だいたい4ヶ月に1回くらいの頻度で当番が回ってきます。その日に出勤した分は、別の日にちゃんと振替休日が取れるので、休日が減ることはありません。


 

ー最後に、これから国東市で働くことを考えている方へメッセージをお願いします。

 

池田:これから国東市を志望される方の中には、新社会人としてスタートを切る人や、僕のように前の職場から転職される方もいらっしゃると思います。

 

新しい職に就くということで、仕事に対して大きな不安な気持ちがあるかもしれませんが、国東市民病院は、その不安な気持ちを入職後すぐに吹き飛ばしてくれるような温かい場所です。

 

本当にアットホームな雰囲気で、みんなが新しい仲間を快く受け入れてくれるので、すぐに職場に馴染むことができると思います。安心して、僕たちの仲間になっていただけたら嬉しいです。ご応募をお待ちしています!

職員の笑顔の写真

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年8月取材)

職員インタビュー

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